hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

ジェローム・ララン

2007-09-15 22:17:23 | sax関係
彼のことについて当たり前のように語ってきたが、今までここでしっかりと紹介したことがなかった。
この度ホームページが新しくなったそうで、早速リンクを張った。

Jérôme LARAN - ジェローム・ララン(仏語、日本語)

彼と初めて会ったのは1998年のディナンのコンクールの本選の時だった。
(一位がアレクサンドル・ドワジー、二位がオーティス・マーフィー、三位が私だった。)

本選の演奏終了後、ジェロームから声を掛けてきてくれた。
当時、彼はまだパリへ上京してきたばかりで、セルジー・ポントワーズでフルモー氏に習いつつパリ音楽院を目指していた。

その後、見事にパリ音楽院に入学し、2001年のミュンヘンではセミファイナルまで残り、2002年のディナンでは第5位入賞と、たちどころに頭角を現してきた。

更にその後、パリ音楽院に新設されて間もない"le cycle de Perfectionnement"(大学院のような位置付け)というクラスに進んだ。

このクラスには、サックスのクラスではクリスティアン・ヴィルトゥ氏、ヴァンサン・ダヴィッド氏、エルワン・ファガン氏等が在籍していた。
現在はミハ・ロギーナ氏が在籍している。

このクラスでは、全ての楽器の中から年間六名の優秀者にはCDを製作してくれるという特権もあり、そこで"Paysages lointains"(遥かなる風景)が生まれた。

このCDについてもいずれ詳しく書きたいと思う。