hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

仏サックス協会会報3

2006-11-25 11:23:42 | sax_仏サクソフォン協会会報
詳細については「sax_仏サックス協会会報」カテゴリーをご覧ください。


5)若い作曲家とのコラボレーションなどはされていますか?

最近ではジェローム・ララン氏とともに鈴木純明氏の"Antienne pour 2 saxophones soprano"を演奏しました。
2006年7月、The 14th World Saxophone Congress(Slovenia)で初演。
後に東京、フランスでも演奏。
この作品はジェローム・ララン氏が委嘱したものです。
私は鈴木氏にサクソフォンの特殊奏法をレクチャーしました。


6)音楽的又は芸術的に、どのような嗜好をもたれていますか?

私は子供の頃から色彩豊かなオーケストラが好きで、今でも変わりません。
またコンテンポラリーにもとても興味があります。
印象主義のように調性の持つ力を最大限に引き出した音楽も好きです。
また調性のバックグラウンドを借りず、音響の模倣や倍音を構造解析したものなど、
音の構造に特化した音楽も好きです。
残念ながらサクソフォンはオーケストラに就職することが出来ません。
したがって私たちは音楽活動していく上で、自身でポストを築かなければなりません。
しかしそれがアクティヴ且つクリエイティヴな嗜好へと促されます。