虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

大原騒動

2008-07-08 | 一揆
大原騒動については、昔、高山に旅行した友人からもらった「大原騒動と本郷村善九郎」という小冊子しか持っていない。この小冊子は、萬葉祐一という本郷村の善九郎(萬葉善九郎)から八代あとの御子孫(といっても血のつながりはないらしい)が書いたものだ。小冊子だけど、よくまとまっていて、貴重な本だ。

これを読むと、善九郎の生家は、昭和46年に新穂高に移転され、上宝村民俗館として復元された、とある。しかし、今、ネットで調べると、上宝村民俗館はない(平湯民俗館はあるが)。ネットで調べると、本郷村に、「萬葉館」という喫茶(陶器、ソバ屋も兼ねる)があり、ここは、善九郎の生家だという。

郡上一揆は有名だが、飛騨の大原騒動は、今、風化されつつあるのではなかろうか。ネットで「大原騒動」を検索すると、たった1500件くらい(郡上一揆は5万5000件、武左衛門一揆は7万6000件なのに)。

地元の歴史館みたいなところで上映する本郷村善九郎の映画(50分)もつくられているようだ。この映画で善九郎になったのが、菅原文太の息子さん。しかし、文太さんの息子さんは、撮影直後に亡くなったらしい。

飛騨高山では、明治初年に「梅村騒動」という明治新政に反対する一揆もあった。これを題材にした飛騨出身の江馬修の「山の民」は「歴史小説の傑作」といわれているのに、しかし、今の飛騨では、話題にのぼることもないようだ。飛騨人は一揆についてどう思っているのだろう。

飛騨にいったら、善九郎の映画をみてみるつもりだ。飛騨にいけるのは、ちょうどお盆になりそう。交通渋滞が心配だ。

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