虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

jaja(じゃじゃ)の音楽を聴く

2012-05-01 | 日記
三田の有馬富士公園パークセンターにジャズグループ「jaja」のコンサートを聴きにいった。多目的ホールはほぼ満席、100人以上は来ていた。席は(自由席だが)、前から2番目、演奏者の4mくらい前で聴いた。生演奏だ。実によかった。
ベース、ギター、ドラム、ピアノそれぞれ上手だが(プロだから当然か)、なんといっても、リーダーの秋山幸男のソプラノサックスが素晴らしい。実にいい音を出す。

ジャズメンというと、偏見だけど、ちょっとすまして、なんか難しそうで近寄りがたい印象があったのだが、この秋山氏は、田舎の高校生のような素朴な坊ちゃん顔(無精髭はあるが)で、昔の同級生を思いだして、親近感を持った。黒いスーツ、黒いズボン姿で、サックスを吹くのだけど、吹くたびに体を折り曲げたり、そらしたり、全身を使って吹く姿は、男が見てもかっこいい、と思った。やはり、一生懸命に打ち込んでいる姿は美しいなあ。

全曲、オリジナル。スタンダードの曲は一切演奏しなかった。スタンダードの曲はやらない、というプライドと意地があるようだ。こういうこだわりと意地のある男は好きだ。

全曲、オリジナルで初めて聞く曲ばかりだけど、訴えるものがあった。ジャズだけど、演歌、フォークのように、情感に訴えてくるのだ。一度、聴いたら忘れられず、癖になりそうな音楽だ。言葉ではなく、サックスで何かを伝える。すごい。

jajaはストリートでもよく演奏しているそうだ。この三田でコンサートを開くことになったのも、三田の方が、どこかの高速道路の休憩エリアで演奏していたのをたまたま耳にして立ち止まり、そこから話が始まったそうだ。

今後のjajaの活躍を応援したい。

生演奏というのは、めったに経験したことがないので、記念に写真をとってみたかった。しかし、だれもカメラで写していない。どうしようか、と迷ったすえ、えーい、このさいだ、と1度だけシャッターをきってしまった。休憩時間、横でビデオをとっていた係の人に、「写真をとってもいいのですか」と聞くと、「さあ、どうでしょう、写真撮影禁止とは書いていないですね。演奏者に聞いてみないとわかりませんね」とにっこりしながら言われた。

家に帰ってjajaのホームページを見ると、「演奏に集中するため、ビデオ、カメラはご遠慮ください」と書いてあった。

そうなんだ。それが、マナーであり、常識なんだ。申し訳ありませんでした。

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