虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

大震災1週間後のテレビ

2011-03-19 | 映画・テレビ
大震災の日から1週間が過ぎた、ということで、テレビは元の番組編成に戻ったようだが、あまりにも早すぎる!1000年に1度の大災害なのだろう?

被災地の人にもテレビで慰安をということかもしれないが(テレビが見られる環境だろうか?)、それにしても、ニュース番組が激減。BSや教育テレビでしていた安否情報もなくなった(少しはあるが)。昨日までの各局の地震情報、被災地情報が嘘のように消えてしまった。

被災地では、まだ救助を求めている人たちもいるし、多くの被災者の不自由で過酷な生活は続いている。われわれも被災地の人々の環境がどうなっているか、どんな援助が必要か、その情報を欲している。どう考えても、地震報道をやめるのはおかしい。テレビ局の見識を大いに疑う。
きっと多くの人から抗議を受けているのではないか?

しかも、原発事故はまだ未解決であり、進行中だ。人々は原発情報を息をつめて待っているのだ。だが、福島原発の現地からのカメラも、枝野さんの会見も、保安院も東電の記者会見もきれいになくなった。(午後4時頃、NHKだけ枝野さんの会見は中継したようだが)。これは、どう考えてもおかしい。

昨日、東電の幹部(常務)が初めて謝罪会見をした、ということだが、今朝の新聞には1行もなく、また、テレビのニュースにもない。むろん、その記者会見の様子を中継したものも見ていない(わたしだけが知らないのかもしれないが)。

だいたい、東電のトップ、社長が謝罪せずに、部下に謝罪させるなんて、非常識だ。しかも、福島県民の前でも、国民の前でもなく、記者の前(記者はそれを記事にしない)。

本来なら、東電の社長が被災地を訪れて避難者に丁寧に説明すべきだ。そして、各避難所には東電の社員を派遣して、人々を支援させるべきだ。

新聞・テレビは命をかけて危険な仕事に取り組む東電、自衛隊、消防隊職員と、この危険な局面を美談にすりかえようとしているようにも見える。

東電側は、社長が会見すると、保障、裁判の問題にもなり、避難者への説明・支援は国が代わりにやるべきものだ、と考えているのかもしれない。

だったら、国営にしてもらったらいい。

今日からテレビの内容が元にもどった。原発事故情報を隠し、東北・関東の大震災の被災者をも切り捨てることになる。もう少しは地震・原発情報をふやせよ。いくらなんでもひどすぎる!


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