虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

東京電力とメディア

2011-03-18 | 映画・テレビ
早朝、車のラジオ(毎日放送)でレギュラー(だれだったか知らない)が、東京新聞のコラムに14日に東京電力が菅首相に「われわれは撤退する。あとは自衛隊と米軍にまかせたい」と頼んだ、という記事が出ていたという話をちらりとしていたのを耳にした。

事実かどうかはわからないが、やっぱり、そうなのかも、と思った。

これで、15日の朝日の朝刊の菅首相の言葉の意味がわかる。

15日の記事はこうある。
見出しは、「首相、東電訪れ激高」

「15日午前5時半すぎ、首相は東京・内幸町の東京電力本社で、居並ぶ東電側の面々を前に罵声を浴びせた。
「撤退などあり得ない。覚悟を決めてください。撤退した時は東電は100%つぶれます」」(以上、引用おわり)

「撤退はありえない。100%つぶれる」という菅首相の言葉はへんだなあ、とは思ったのだが、東電が早くも撤退を申し出たのなら、菅さんでなくても激高する。
前代未聞の無責任ぶりだ。

しかし、メデイアはこの時の東電側の態度については報じない。

また、

毎日、東電の記者会見の中継を注目しているのだが、いつもいつも5分程度で中継は打ち切り、すぐに解説者の話に画面が変わる。解説者よりも、今、東電の逐一の報告こそが、国民が知りたい情報ではないのか。解説者に映像を戻さないでくれよ。

中継を見ると、東電側は記者達に資料を配って説明しているようだが、新聞紙上で、この資料を公開してくれたことはない。記者との質疑応答もあったのに、これまた新聞ではその質疑応答の内容を書いてくれたことはない。記者は何をしに記者会見に出かけているのだ?情報を公開しないのは東電ばかりではない、記者諸君も共犯ではないのか?

そして、今日の社説(朝日)。見出しは「原発との闘い」

「私たちは、最前線でこの災禍と闘う人たちに心から感謝しつつ、物心両面でその活動を支え続けなければならない。電気を使い、快適な生活を享受してきた者として、そしてこの社会をともに築き、担ってきた者として、連帯の心を結びあいたい」

そういうことを言うのはまだ早い!




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