らんかみち

童話から老話まで

雑草も役に立つんだ

2015年03月29日 | 暮らしの落とし穴
         

 写真の花を野に咲く雑草に分類するには可憐だなと調べてみたら、蔓日々草という観賞用の花であるらしい。ヨーロッパ原産らしいけど、帰化植物なんだそうな。白鵬でさえ帰化してないってのに、こいつらの蔓延りようったらどうか。もっとも、名前に「蔓」ってあるから蔓延るのも無理からぬこと。

 見知らぬおばちゃんがうちの畑の横でタンポポを摘んでいる。何にするのかと思ったら「これはセイヨウタンポポで、繁殖状況を調査している」と。いつから咲き始めたかと聞かれても、10年前には家が建っていた場所だからね。
 それにしても、セイヨウタンポポの根っこがコーヒーになるのは「ごちそうさん」で知ったけど、江戸時代に食用として輸入されたとは!

 ちなみにタンポポコーヒーって美味しいもんじゃない。ほうじ茶のようでもあり、焦げた豆のような香りでもあり、苦いってことはないけど本物と比べるもんじゃない。ただ、コーヒーフレッシュを加えたらコーヒーの香りに近くなるので、胃の調子が優れないときにはうれしいかな。
 雑草という植物は存在しないというけど、どんな植物もそれなりに役に立ってくれるんだなぁ。