らんかみち

童話から老話まで

春は苦く始まる

2015年03月03日 | 酒、食
             

 インフルエンザが一息ついたかと思う間もなく(as soon as I thought)花粉の季節が訪れ、マスクに眼鏡という完全武装のいでたちが目立つ今日この頃、挨拶されても誰か分からんがな!

 そんな中にあって、スーパーをうろついていたら無防備な雰囲気の小娘がいた。彼女と目が合って、あ、この子知り合いだ、と気づき「こんにちは」と挨拶するや否や(as soon as I say hello)違うと判明した。ALT(assistant language teacher)の先生だったけど、そこらへんの女子高校生みたいなんだよねぇ。

 そんなわけで(for that reason)というか、なんの脈絡もないけど、花粉にもへこたれず春を先取りしようと土筆の玉子とじと、蕗の薹でふき味噌を作ってみた。年に一度くらいのことなので毎度失敗しているような気もするけど、ふき味噌を出来上がり直後に味見したら、なんとも官能的で卒倒しそうな美味しさ。

 それはともかく、英会話クラブに教わっていながら、とっさに英語で挨拶ができなかったことが悔やまれる。せめて「How is it going?」くらい言えれば良かったなと、今宵は少々ふき味噌がほろ苦い。