らんかみち

童話から老話まで

純正品は結局、安くつく

2015年03月06日 | クラシック音楽
 バイクのパーツって純正品を買うと変に高い。四輪と違って趣味の乗り物という側面が強くて生産台数が少ないせいだろう。そこで修理するときは、いきおい社外品をネットで買うことになるんだけど、満足したことはただの一度もない。

           

 今回はインテーク・マニホールドという部品を注文したけど、怖ろしく粗悪な品が送られてきた。う~ん、大陸製らしい大らかな作りっていうか、見てくれは悪くないのに、内部があり得ない構造になっていて、こんなことでエンジンがちゃんと回るわけないだろ! 
 幸か不幸か、これを修正する工具とテクニックは持っていたので、返品することは考えなかった。やってやろうじゃないの!

 リューターという電動ドリルのような工具に砥石を付けて内部のゴムを削り初めてはみたものの、リューターの調子がイマイチ悪い。この期に及んで返品することはできん。やらなかったら良かったという後悔は先に立たず。行くところまで行くしかなくなって、終わったら5時間ほど経っていた。アホらしいことも夥しいけど、純正品より良いものになったはず。

             

 あとは取り付けるだけだったけど、寸法が合わない! 全体のサイズが微妙に小さくて、ガスケットみたいなものを作らないといけなかった。ねじ穴も広げ、気密を保つシリコンコーキングを施して取り付けたら、辺りは夕闇に包まれていた。
 テスト走行してみた限りでは不都合は感じなかったけど、もう二度と社外品、というか大陸で作ったパチモンなんて買うもんか!