らんかみち

童話から老話まで

村おこしに関ヶ原の合戦を

2011年11月09日 | 暮らしの落とし穴
 最近になってようやく気づいたんですが、奉仕活動というかボランティアをやっていると、だれからも喧嘩を売られることが無い。自己主張をするタイプではないという要因もあるか知れないけど、智に働けば角が立つ、みたいなシーンに遭遇することが無いみたいです。

 情に棹させば流されるってことは、ままありますね。しかし利害の介在が無いという点で、誰からも後ろ指を指されることが無い。つまり、とかくこの世は住みやすい、のです。
 生きやすいといっても裕福になれるわけではないから、独身ならではって条件付きですけどね。まあそんな流れで今日も「郷土史勉強会」でした。郷土史を理解してこそボランティアに喝が入ろうというものですが、本日はことのほか面白かった。

 若い宮司さんが「神道考古学」を熱く語ってくれた、というより、彼の生き様とか思い入れのようなものに、胸キュン! 我田引水と断罪するのは容易そうだけど、これよ、この無辜の矜持。少年のように純真なプライド、これを地域おこしに使わずしてどうするよ!

 でもね、あちらを立てればこちらが立たず。感情的なもつれを繙いたら300年前とかに行き当たったりするんですよ。そんな昔のことを今さらって思うんですが、当事者にとっては譲れない一線というのがあるんでしょうね。
 そういったわけで、関ヶ原の戦い以前のことを水に流せない御仁とかの出席が無かったのは残念でした。

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