らんかみち

童話から老話まで

自作パソコンに引導作法

2011年09月17日 | PC WEB
 ノートパソコンは静かに使えばなんとかなるんですが、自分で産んだパソコン「Soyotian」は物理的に逝ってしまったようです。
 行くときはキュウリの馬に乗ったようですが、帰るときにはナスの牛にでも乗っているのか、一日千秋の思いで待ちわびても影すら見えません。

 二つあるハードディスクのうちOSをインストしている方が完全に動かなくなり、もう片方にOSをインストしようと試みたんですが、こちらも要介護状態のようで、ほとんど言うことを聞いてくれない。外付けハードディスクのケースに入れてみてもCドライブは見えない。

 重要なデータは入れてなかったので救出に躍起になる必要もないんですが、ぼくより高いスキルを持っている人がSoyotianを生き返らせたら個人情報は丸見えになるじゃないですか。捨てるにあたって、データを消去してからにしたいのです。
 つまるところ、捨てるためにSoyotianを生き返らせようとしていたのですが、ああなんだ、生き返ったら捨てることもないじゃないか! 

 ジレンマに陥ってくよくよするくらいなら金槌でガツンとやれば話は早いのですが、長い付き合いなので未練がましくもなろうというもの。我が子を手にかけるようで忍びない。
 だけど、ハードディスクだけが問題ではないかも、という症状もあり、この際だから般若心経を唱える引導作法にて送る(市に出せないのでパソコン廃棄業者=無料)つもりです。来年のお盆には……帰って来れないねぇ。