らんかみち

童話から老話まで

損長の試金石

2011年09月07日 | 暮らしの落とし穴
 近所の犬が飼い主を捜してポテポテうろついていたので「お母さんは入院したんだよ」と教えてやったけど、うなだれたまま去っていきました。お前にとってショックなのは分かるが、損長にとっても険しい事態なんだよ。
 実はぼくの右腕となって活躍してくれていた人なので、エースが登録抹消となると試合はできないのですが、リリーフに名乗りを上げて下さる方がいて危機は免れました。

 今回の台風が思いのほか深刻な事態を惹起していることに驚きました。新聞の一面は見ていたものの、テレビを母に渡してしまったことで、つけっぱなしたテレビから自動的に情報が入ってくるということがなくなったのです。
 いや、他人さまの心配をしているどころではない、というのが正直なところでしょうか。今日も母を病院に連れて行ったんですが、入院の準備をしている! どうやらデイサービスがいやで再入院したくなったみたいです。

 容態の心配されるケースはもう一つ。おっしょさんちのテルちゃんが数日前から酸素カプセルに入っていたんですが、力尽きてしまったようです。この半年で身近なひとを二名も失う心情はいかばかりか。
 今回は猫ですが、いくらペットとはいえ、というよりぺっとだからこその心痛というのもあるでしょう。遠くよりお悔やみ申し上げます。

 10月に入ると秋祭りがありますけど、過疎化した村で一人に何かあると「服(ぶく)ができた」と、村中の親戚が喪中となり、祭りの中止を想定する必要に迫られています。
 自分ちのことだけで荷が勝っているというのに、島おこしができるんだろうか。損長一年目の試金石ですが、なるようにしかなりません、と開き直るしかないようです。