らんかみち

童話から老話まで

ノスタルジーの象徴としての焼玉エンジン

2008年01月15日 | 童話
 恨みつらみに思っていたポンポン船ではあっても、エンジンの音がポンポンと軽やかなのもさることながら、ドーナッツ状の真っ黒い煙を吐くところなんか愛嬌があって見飽きしなかったものです。
 
 ですからエンジンフェチなぼくとしては、焼玉エンジンをあの頃へのノスタルジーの象徴として位置付け、都会では不可能だった焼玉エンジンの蒐集でもしたいなと思ったりしてます。
 
 ですがその前に、いずれ瀬戸内海の島々を結んで巡航していたポンポン船を舞台にした小説を書きたいので資料集めをしているんですが、これが意外に難航しているんです。

 先日も海事研究家からの方からぼくの方に「ポンポン船の資料を持って無いか?」と打診してこられたほどで、「瀬戸の花嫁に問い合わせた方が写真なんか手に入りやすいのでは?」などと回答したりする有様です