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市川明廣「ゆりかご(遊)」(札幌市中央区)

2023年07月24日 19時05分02秒 | 街角と道端のアート
 先日、NTT東日本札幌病院に行きました。

 中庭に石彫が置かれていることに気がつきました。

 詳しい説明板が手前にあります。
 
 ゆりかご(遊)石彫
 市川明廣作 (材質:安山岩/通称・本小松石、神奈川県真鶴産)

 幼児を膝に抱く母子像
 母親と幼子のフォルムが下方ではゆりかごのフォルム
 に重なっている。ゆったりとした慈しみを表現。

 
 
 その下には略歴も書いてあり、この種の公共彫刻としては「至れり尽くせり」の親切さです。

 1948 愛知県尾西市に生まれる
 1973 東京芸術大学彫刻科卒業
 1975 東京芸術大学大学院彫刻科ママ
     二科展、特選受賞
 1987 神戸具象超コックママママママ大賞展、読売賞受賞
 1992 二科展、会員賞受賞

 1996 新潟県十日町市石彫シンポジウム公開制作参加
 1997 愛知県芸術文化選奨文化賞受賞
 1998 個展 名古屋三越栄本店
 2001 個展 調布市文化会館たづくり1階展示室

 現在 二科会会員、東京都調布市在住


 もっとも、校正には難があるようです。
 さらにいえば、公式サイトには、出生地は愛知県一宮市となっています。

 筆者は、この病院に初めて行ったと思っていましたが、会計を済ませて玄関を出ようとすると、その右手にある絵に見覚えがあることに気づきました。
 5年前にも行っていたんですね。完全に忘れていました。


 ちなみに「札幌彫刻美術館友の会」の北海道デジタル彫刻美術館では、市川明廣、あるいは市川明広ではまったくヒットしません。道内では唯一の作品と思われます。
 略歴から推して2002~11年ごろには設置されていると思われます(2012年に二科会評議員になっています)。


□彫刻家・市川明廣 https://ichikawa-akihiro.jimdofree.com/



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