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■小島加奈子展「根っ株の世界」 (8月19日まで) 07年8月10日の旅(1)支笏湖→十勝

2007年08月14日 23時41分24秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 8月10日は430キロも車を走らせた。

 朝イチで出かけたのは支笏湖畔。
 ビジターセンターで絵画展がひらかれているという記事を、北海道新聞千歳版で読んで出かけた。

 ちなみに同センター自体は入場無料だが、湖畔の駐車場が410円かかる。

 個展をひらいているのは空知管内由仁町在住の小島さん。
 1969年愛知生まれで、愛知県立芸大の大学院を修了。その後、北海道の自然に魅せられ、支笏湖畔のキャンプ場などに寝泊まりする日々がつづき、ついに2003年北海道に移住してきた人だとのこと。
 ちなみに「根っ株」とは、朽ち果てた大きな木の根の部分のこと。
 小島さんはそれにいちばん惹かれたらしい。

 いちばん大きな出品作「生まれ変わっていく時間」は、紙の上に透明なアクリル板3枚を重ね、それぞれに着彩している。森の奥深さ、奥行きを、めずらしい手法で表現している。
 「小さな野 II」は、日本画の緑青のような色調だ。

 リスやキツネが登場するメルヘン調の作品も多い。
 とはいえ、ただ甘いだけのイラストにはなっていないところに好感を抱いた。
 
 
07年8月2日(木)-19日(日)9:00-17:00
支笏湖ビジターセンター

□小島加奈子の根っ株日記 http://stump.blog.ocn.ne.jp/kana/

□支笏湖ビジターセンター http://www15.ocn.ne.jp/~sikotuvc/



 千歳市街地を経て、道央道に乗り、夕張で高速道路を降りる。
 いつものとおりの、国道274号、日勝峠越えだ。
 峠の8合目ぐらいから激しい雨になった。
 この峠はいつも天候が不安定だ。
 運転に不慣れな人にはあまりおすすめできない、というか、越えることに神経をつかう峠なのだ。

 清水から道東道にのる。
 この高速道は全国でも最も通行車輛の少ない路線のひとつだと思う。

 ただし、広尾道に入ると無料になるので、わりと車が多い。
 しかも、意外なことに、トラックがのろのろと制限速度以下で走っており、金魚のフンみたいに後ろに車がつらなってしまう。しかも、のろいトラックは1台や2台ではないのだ。
 筆者は、十勝の車というのはどこでも100キロで走っているのだろうと思っていた(←偏見)ので、これは非常に意外だった。

 広尾道の現時点での終点、幸福で一般道へ。
 ブームになった幸福駅が車窓から見えるが、立ち寄っている時間がない。

(この項つづく)


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