ギョブイノウエ(G.I.)の2013年度の取組みを記録しておこうと
まず新10号では2013夏の大微小種展で作ったガイドブック自体を紹介。
(※持ってなかった人、もう入手しましたか?)
今まで魚ぶろぐ上だけでなく、何処でもきちんとまとめたことはないが
企画段階から制作過程のあれこれを書き残しておきたい。
かつて一緒に活動してきた高校生たちは、たぶんG.I.の特徴として
何処に何が居るという池や川の場所だとか、これは何だとか
そういう知識的な面しか思い浮かばないようだ。
それはたしかに15年以上もやってれば蓄積する。
だけど、同時にその蓄積から「あれこれ考え実現すること」こそ
「魚部」の本質だとG.I.は考えている。
※も一つ、活動の過程で得られた多くの人々、
特にギョブ仲間やギョブ応援団の方々との出会いも極めて重要だ。
これらが三本柱なんじゃないかと思う。
■あ・・前置きが長い。本題へいこう。
まず最終的なところから。
企画展では毎回、ファイルがこんなにパンパンになります・・
これは、いのちのたび博物館2013夏特別展『世界の昆虫展』チラシ。
ここには大微小種展のことは出てない。
それは博物館本体の展示とは何となく別扱い的だったり
準備スケジュールが博物館のように粛々とではなく
場当たり的にバタバタ同時進行で進んでいるからか、と思っている。
このチラシの制作時期には、まだ大微小種展は霧の中だ・・
・展示のお誘い~2012年末頃(だった?)
博物館の昆虫担当でいらっしゃった上田恭一郎先生より
2013夏に昆虫テーマで特別展するのでギョブもどう?
という感じでお誘いをいただいたように記憶。
※上田先生には過去2回、同様のお誘いいただいた。
・写真は、2013年1月12日の北九州高校での恒例の新年ギョブ会。
上田先生もいらしてくださり、このときも特別展のお話を少し。
展示依頼文書を学校宛に送っていただいた(はずなんだが、
結局、G.I.のもとには届かなかった。いまだに謎。)
・写真は、2013年3月15日、展示予定場所を初めて見た。
博物館で展示してもらう標本を納めに行き、上田先生に見せていただく。
展示参加の実現が、より具体的になっていくにつれ
では、G.I.たちには何が出来るか?というのを日常、頭の片隅で
いつもぼんやり考えていく。
・ところが、この数日後、事態急変。
すべてが棚上げとなってしまう・・・・・・・・・・。
3月23日、所用で博物館へ。
上田先生から、いちおうスペース確保しておきます
という大変ありがたいお言葉を頂戴した。
・2013年3月末、高校生たちと一緒に活動継続を決断。
4月に入り、活動のあり方や内容を再検討し、
博物館や響灘ビオトープ、ギョブOBをはじめ
ギョブ仲間やギョブ応援団の方々にもご相談し、可能性を模索。
・5月15日、博物館の下村先生へメールし、やり取り。
11代目よっしい君らとやったエビカニ展で大変お世話になった
下村先生が特別展のご担当だと知り、また改めて協力依頼いただく。
下村先生へは直接電話でも何度かお話し、実現の可否を考える。
G.I.の状況や抱える問題点をすべてご理解くださり、
「北九州にギョブあり!」「北九州の自然は面白い!」
というのを展示で伝えて欲しいと言ってくださる。
それを高校生を担当してもらったY先生にもお伝えしたところ
「そこまで言っていただき、やらないという選択肢は無い」
と言っていただき、決断!
「魚部」という活動=G.I.だと思っていた(今も)ので
“独りで全部やってしまう”ということも考え
下村先生やY先生にも相談する。
しかしながら、やはりやるなら高校生も巻き込んで
経験させる方がよかろうということで、一緒にすることに。
(※結果的には大正解。
独りで全種集めたり、展示物作ったりは不可能ではないが
維持したり、会場で説明したりは到底無理。
また、一緒の方がやっぱり、楽しかった!!)
・この頃、ギョブ仲間のM氏ともメールやお会いして
大微小種展の企画内容を相談し、いろいろアドバイスをいただく。
この相談というのは、頭の中にある
展示のコンセプトや展示内容のイメージをあれこれ伝えること。
そうして、展示水槽は、氏が調べてくれた品物が最も良かったので
それを調達することに決めた。
・5月18日、温めていた展示案(コンセプト&内容)をペーパーにまとめ、
Y先生に見ていただく。
・5月20日、博物館で下村先生に直接お会いし、展示参加をお伝えする。
このとき、あえて大げさに「大微小種展」と銘打って
① 福岡県の5mm以下の微小水生昆虫を50種展示
② 展示に合わせて『大微小種展ガイドブック』なるものを作成
など、展示コンセプト&内容をお話した。
・同日夕方、下村先生との話を踏まえ、高校生たちに会って説明する。
※これがそのペーパーの一部。
こうして、「大微小種展」プロジェクトが各人に共有され、始動。
⇒其の③へつづく