自然度は高そうなのに、大型種や中型種のゲンゴロウたちが
さっぱりいない福岡県豊前地方。
何故なんだろう?と疑問を持ちつつ、採集調査は重ねてきた。
■大きすぎて、目に入らなかった!
8月上旬、ムツボシツヤコツブの池。
ここは2003年以来、もう何度も足を運んできた。
この日は、いのちのたび博での昆虫展展示用のムツボシを
とりにきていた。
ムツボシは部員に任せ、顧問イノウエは「何か別な物」を
探していた。
(文字通り、特に目的はなく、何か新たなのはいないかと。
でも、強いていうなら、コバンムシいないかなぁ・・・と。)
この時は池尻側にいたのだが、ふと10m先の浮島状のものが。
あそこはどうだろうと行き、浮島をガサガサ沈めたりして、そのまま
サデ網を岸まで曳航して引き上げた。
う~ん・・・ムツボシ多いな。コオイムシか。
そんな感じだった。
とそのとき、網の右下隅を「超巨大な黒い物体」が歩いてる気配。
ぬぉわ? ゲンゴロウだ? コガタノやあー!!!
そう、何でか知らんけど、コガタノゲンゴロウがいたのだ。
福岡県では今は福岡地方のみでしか生息していない。
過去の記録(40~50年前)も、北九州地方と筑後地方のみ。
豊前地方のお隣、大分県も福岡県と接するあたりでは記録無い模様。
おおーすげぇ。思いも寄らぬコガタノに、大興奮。
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