ちょうど1年前にも確認した、ある場所のヒコサンセスジゲンゴロウ。
2007年も同じ場所で健在だった。
1970年に福岡県の英彦山で発見された後、ずっと福岡では未記録だった。
(他県ではその後、ちらほら記録された)
しかし、2003年11月に33年ぶりに記録された。
魚部でも2004年以降、ヒコサンらしき個体を記録し続けている。
今回は、昨年同様、複数個体(7個体)を記録した。
下の写真のような小さな水溜まり1ヶ所で。
なぁーんだ、ヒコサンいるじゃないか。
こんなトコにいるなら、どこでもいるんじゃない。
そう、簡単に言うなかれ。
ここがそれだけヒコサンにとって「とっておきの場所」ってこと。
30年以上、見つからなかったのが毎年見られる。
どこにでもいいわけじゃない。
ちっぽけな水溜まりだろうがなんだろうが、ここが良いわけ、
ヒコサンセスジゲンゴロウたちには。
低山地の林道(農道?)に、山からしみ出した水でできた水溜まり。
2008年、彼らのちっぽけな水溜まりは、もう無いかも・・
というのも、
この近くでは、1939年以来、64年ぶりに福岡で確認された
あるゲンゴロウが、住みかの池とともに絶滅していたから。
その話は是非聞いて欲しい話題なのですが、まだショックが大きい。
もう少し気持ちが冷静になってから、記事にします。