色鉛筆を使ったことが無いという方はそうそういないと思います。
大抵の場合は子どもの頃に塗り絵で使ったという経験でしょうか。
色鉛筆も何色かのセットになってくると必ず白色が入ってくるわけですが、
さてこの白色の色鉛筆は一体どう使うのだろうと疑問に思った方も多いことでしょう。
白い紙に白い色鉛筆で描いたって何も見えないじゃなか!!と
怒り狂ってゴミ箱に叩き入れた方もいるかもしれません。
しかしある程度色鉛筆の使い方に慣れてくると
この白い色鉛筆というのは実に使用頻度が高く、
最も消費するのが早い色の一つと言えます。
主な使い方としては次のような感じです。
■下地として
あまり濃く色を塗りたくない箇所を予め白い色鉛筆で塗っておくと
後から重ねて塗る色の発色が鈍り淡い着色が可能となります。
■マスキングとして
最後まで純白のままで残しておきたい箇所は少し強めに白い色鉛筆を塗っておくことで、
隣接する他の色の侵入を弱冠防ぐことできるので、
純白の箇所と色がついた箇所の境界線をキッチリ塗り分けたい時に便利です。
■ハイライトを描く
光沢がある質感を描きたい時はハイライト(物の一番明るい部分)を描く必要があります。
白い色鉛筆は弱そうで実は結構タフな色でございまして、
他の色の上から塗り重ねることもできます。
不透明水彩や油彩のようにハッキリと重ねられる訳ではありませんけどね。
■グラデーションを表現する
異なる二つの色が徐々に混じり合うグラデーション。
コンピューターで描く場合は実に簡単な表現ですが
手描きの画材ではなかなか骨の折れる作業でございます。
色鉛筆でのグラデーション表現はいくつかありますけれど、
色と色の境界線、色を塗っている箇所と塗っていない箇所の境界線を
白い色鉛筆で塗り重ねるとしっとりとぼかすことができます。
■色付きの紙に描く
あまり一般的な使い方ではないかもしれませんが、
濃い色の紙に描く場合は白い色鉛筆もキッチリと着色ができます。
この場合は明暗が逆転して濃い色の色鉛筆が塗っても塗っても見えない存在になるので
ちょっと新鮮な気持ちになったりします。
いかがです?
白い色鉛筆もそれなりに奥が深いでしょう。
最後に実例として最近白い色鉛筆を多用して描いた絵をご紹介。
天使、薄明光線、シャボン玉、チューリップ、ピンクなど
好きなモチーフを指定していただいて描かせていただきました。
今年はコンピューターで描く仕事が多かったので、
久しぶりのアナログ制作を楽しませていただきました。
大抵の場合は子どもの頃に塗り絵で使ったという経験でしょうか。
色鉛筆も何色かのセットになってくると必ず白色が入ってくるわけですが、
さてこの白色の色鉛筆は一体どう使うのだろうと疑問に思った方も多いことでしょう。
白い紙に白い色鉛筆で描いたって何も見えないじゃなか!!と
怒り狂ってゴミ箱に叩き入れた方もいるかもしれません。
しかしある程度色鉛筆の使い方に慣れてくると
この白い色鉛筆というのは実に使用頻度が高く、
最も消費するのが早い色の一つと言えます。
主な使い方としては次のような感じです。
■下地として
あまり濃く色を塗りたくない箇所を予め白い色鉛筆で塗っておくと
後から重ねて塗る色の発色が鈍り淡い着色が可能となります。
■マスキングとして
最後まで純白のままで残しておきたい箇所は少し強めに白い色鉛筆を塗っておくことで、
隣接する他の色の侵入を弱冠防ぐことできるので、
純白の箇所と色がついた箇所の境界線をキッチリ塗り分けたい時に便利です。
■ハイライトを描く
光沢がある質感を描きたい時はハイライト(物の一番明るい部分)を描く必要があります。
白い色鉛筆は弱そうで実は結構タフな色でございまして、
他の色の上から塗り重ねることもできます。
不透明水彩や油彩のようにハッキリと重ねられる訳ではありませんけどね。
■グラデーションを表現する
異なる二つの色が徐々に混じり合うグラデーション。
コンピューターで描く場合は実に簡単な表現ですが
手描きの画材ではなかなか骨の折れる作業でございます。
色鉛筆でのグラデーション表現はいくつかありますけれど、
色と色の境界線、色を塗っている箇所と塗っていない箇所の境界線を
白い色鉛筆で塗り重ねるとしっとりとぼかすことができます。
■色付きの紙に描く
あまり一般的な使い方ではないかもしれませんが、
濃い色の紙に描く場合は白い色鉛筆もキッチリと着色ができます。
この場合は明暗が逆転して濃い色の色鉛筆が塗っても塗っても見えない存在になるので
ちょっと新鮮な気持ちになったりします。
いかがです?
白い色鉛筆もそれなりに奥が深いでしょう。
最後に実例として最近白い色鉛筆を多用して描いた絵をご紹介。
天使、薄明光線、シャボン玉、チューリップ、ピンクなど
好きなモチーフを指定していただいて描かせていただきました。
今年はコンピューターで描く仕事が多かったので、
久しぶりのアナログ制作を楽しませていただきました。