くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

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卒業写真のあの人は

2009-03-27 10:25:16 | Weblog
暖かい春の陽気と冬のような寒さを繰り返しながらも
徐々に徐々に季節は春になってきた。
桜前線も北上を続け、駅前のちょっとした桜並木でも
気の早い木はすでに花を開かせて五分咲きくらいになっている。

世間は春休みの時期なので
日中でも街や電車には学生風の人々が見受けられる。
大抵はカジュアルな服装であるが、
時折着物や袴、スーツといった華やかな服装の人もいる。
そう、今は卒業式の季節。
夢と希望と不安を胸に、
人生の次のステップへと歩み出そうとしているのだ。
そんな華やいだ人々を見ていると、
ついつい私が学生の頃はなどと考えてしまう。
もう歳なのだろうか。

外国に住んだ経験はもちろん(?)ないので、
私は公立の小中高、私立の大学と
取り立てて珍しくないコースを歩んできた。
小学校はまるで旧帝国陸軍のごとき規律正しさで、
歩兵のように歩調を揃えて入場し、
起立時は直立不動、着座時は修行僧のように心を無にし、
それら全ての動作が一糸乱れぬ正確さで行われていたが、
上の学校にいくに従って、卒業式は段々くだけたものになってきた。

そして最もくだけていたのは大学の卒業式であろう。
デザイン系の学生はスーツや着物を着ているのだが
油絵などの純粋芸術系の人々はここぞとばかりに自己アピール。
まったくの普段着の人もいれば、舞踏会のような服を着てる人、
動物やポケモンの着ぐるみを着た人もチラホラ。
それでも服を着ていればまだいい方で、
卒業生代表で登壇した二人の格好は群を抜いていた。

何科の誰か知らないが、一人は海パン一丁にネクタイを閉めて
ラインテープをスーツの縫い目に沿って貼っている。
もう一人も海パン一丁だが
花を持った右手を挙げたまま
サランラップでグルグル撒きになっている。
一生に一度の晴れ舞台がそれでいいのか?!
っていうか、アレが俺たちの代表なの?!

卒業証書授与のアナウンスとともに
一人は普通に歩き、もう一人はピョコピョコ飛び跳ねながら登壇。
みんな度肝を抜かれるかと思いきや、特に関心を示さず。
証書を渡す学長も意に介する様子もなく普通に授与。
二人の奇抜な服装と、何事もなく淡々と進む卒業式が
ここでは特にミスマッチにはならないのだ。
何となく大学の校風を象徴していて、おもしろかった。
確かにある意味大学を代表する人選だったのかもしれない。

自分の卒業式に出る機会はもう無さそうだが、
卒業を重ねる度に抱いてきた夢や希望、
送り出してくれた人々の気持ちは
終世大事にしたいものだなぁ、と
心あらたにする今日この頃である。

ちょっと強引だけど、締めはキレイに終了。
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備えあれば憂いなし?!

2009-03-20 10:09:04 | Weblog
5年程前のことになるが
一緒にお酒を飲んでいた友人からこんなことを聞かれた。
「明日突然現金100万円と1週間の休みをもらったら何をする?」
ちょっと予想していなかった質問に少し戸惑ったが
私は日本人らしく「とりあえず貯金かな」と答えた。
答えた直後にハッとして、自分の小ささというか、
発想の貧しさに愕然とさせられた気がした。

聞けばその友人も別の友人から同じ質問をされ、
私と同様まともに答えられなかったらしい。
「俺たちって小せぇな」ということに話題が変わり、
その後も杯を重ねていったものである。

思うにこの質問のポイントは2つある。

一つ目は金額と休暇日数の設定。
100万円は確かに大金だが、
普通に働いている人にとっては
何かを削ればどうにか捻出できそうな額である。
休暇日数も盆暮れ正月やGWなどの長期休暇に
うまく有給休暇を合わせられれば不可能な日数ではない。
よくある「もしも宝くじが当たったら…」に比べて
かなり現実的な設定になっている。

二つ目は「何をするか」とう聞き方。
勘違いしがちだが「何がほしいか」ではないので、
ほしい物を答えるなら、買った後の残金を考えて
それを使って1週間で何をするかまで答えなくてはならない。
この辺りもなかなか現実的な設定になっている。

つまり、
やろうと思えば自力でできないこともない設定なのだ。
でもこの質問を突然されて即答できる人って
どれくらいいるのだろうか。
即答できたら少しかっこいいかも。

ちなみに100万円は使い切らなくてはならない。
旅行に行くと答えたら、
その準備期間も1週間に含まれているので
100万円を遣う旅行を1日か2日で計画し実行することになる。

仲の良い友人達と毎日美味しいものを食べ歩く。
100万円を単純に7日で割って1日約14万円、
14万円をかけて食べる物ってなんだろう、
そもそも友人とスケジュールを合わせる必要もあるし。

私はずっと良い答えが見つからなかったが、
最近自分のしたいことが少し見えてきた。
それはパン屋のパンを買い占めること。
陳列されているパンを全て買い取って、
トレイやトングなどケチくさいものは使わずに
そのまま気になったパンを食べていくのだ。
有名な店で毎日やれば100万円くらいかかる気がする。

さんざん考えてこの程度のスケールか、自分。
しかも、やろうと思えばできないこともないのに
実行する気にはならないし。
小さい小さい。
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大都会に潜む罠

2009-03-13 17:42:03 | Weblog
東京に移り住んでから約8ヶ月が過ぎ、
一見して都会の生活にも慣れてきたかのように思える、
29歳の男、くぬぎ太郎。
「自分元々東京生まれですから」などと
日頃は強がってみせているものの、
彼はその人生の大半を福島県の田舎で過ごしており、
東京という大都会を歩く足取りは実際のところ結構危うい。

いや、別に彼に限った話ではないかもしれない。
文明が行き届いた大都会は便利で
誰もが安心して暮らせる場所というわけではない。
生活の至る所に思わぬ落とし穴が潜んでいて、
その先には阿鼻叫喚の地獄が待っている。
一体誰が仕組んだことなのか、
今回は思わず「あるある」と思ってしまう
大都会の罠を紹介していこう。

【罠1】「対面上の刺客」
混雑した駅の構内、繁華街の歩道、休日の歩行者天国、
自動車のように通行方向が徹底されていない歩行者達は
自らの気の赴くまま縦横無尽に通路を歩き回る。
自分の対面から歩いて来る人物が何者なのか、
CIAか、KGBか、はたまた喜び組か、それは誰にもわからない。
両者がこのまま進めば衝突してしまう。
相手は右に避けるような素振りをする、
それに合わせてこちらは左に避けようとするが、
いつの間にか相手も左に避けてくる。
「俺、狙われてるかも!」ってなる罠。

【罠2】「いつの間にか別の駅」
JR、私鉄、地下鉄、各自治体の都市交通が入り乱れる,
複雑極まりない東京の路線事情。
特に地下鉄網の複雑さは目に余るものがあり、
その全容を把握している人間は
一千万都民の中でも数人しかいない。
我々のように無垢なその他一般市民は、
○○線のホームはどこにあるのか!と、
半ギレ状態で暗く無機質な地下道をただただ彷徨うことしかできない。
命からがらやっとの思いで辿り着いたと思ったら
そこはいつの間にか別の駅。
「俺、秘密の通路見つけたかも!」ってなる罠。

【罠3】「消える案内表示」
電車の路線図に負けず劣らず複雑なのが
多数の路線が乗り入れる巨大な複合駅。
一体どこの改札から出ればよいのか、
今出てきた改札は地上なのか地下なのか、東がこっちで西はどこ?!
さらに改札から続く地下街の迷路へと足を踏み入れたら最後、
再び戻って来られる人間は稀である。
そんなジャングルの中での強い見方が案内表示だが、
定期的に存在してきた表示が突如なくなることも少なくない。
「俺、遭難したかも!」ってなる罠。

【罠4】「ドキッ!女だらけの通勤電車」
不特定多数の老若男女が利用する電車、
特に通勤時間帯の混雑ぶりは目に余る状況で
我先にと車両に突進していく猛者達の景色は正に地獄絵図。
見知らぬ他人が普段ではあり得ない程に密接している極限状態では
必要以上に女性への接触を図る不埒者が急増。
悩んだ挙げ句、鉄道会社は女性専用車両なるものを導入したが、
何号車がそれなのか、時間帯、案内表示、
朝だけの実施か朝夕の実施かなどは
鉄道会社によってまちまちである。
普段通勤時間帯に乗り馴れていない男子が
発車間際に慌てて飛び乗ったはいいものの、
気がつけば回りは女性ばかり、痛いほどの視線を送られる。
「俺、女に間違えられたかも!」ってなる罠。

以上がこれまでにくぬぎ太郎が陥れられた
大都会に潜む罠の数々、
読者の皆様も是非気をつけられたい。
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間食系?

2009-03-06 10:28:03 | Weblog
遅ればせながら、
東京日本橋のSAN AI GALLERYにて開催した
「くぬぎ太郎・鍋島典子展」は
先週末で無事に終了することができました。
最終日以外は雨や雪に恵まれ、
足下の悪い中ご来場くださった皆様、
そのうちの何人がこのブログを
見てくださっているかわかりませんが
誠にありがとうございました。
残念ながら今回はあ予定の合わなかった方々も
次回はどうぞよろしくお願い致します。

さて、巷では最近草食系男子というものが
注目を集めているそうです。
草食系男子というのは、諸説あるようですが
恋愛に消極的、受身がち、繊細、堅実な金銭感覚、
いい人に止まりがち、酒を飲んでも乱れない、
ブラックコーヒーを飲まない、外出より部屋にいる方が好き
などの傾向がある今時の若い男性のことです。
(複数のサイトから抜粋)

私自身が草食系かと言われると
多分にそうである気が自分ではしますが
全ての項目に当てはまるわけでもないし、
そのケがある程度にしておきましょうか。
草食系かどうかとは別に、
先週の展示期間中に自分が間食系男子であることは
間違いないと改めて認識しました。

親切な来場者の中には、個展やグループ展にいらっしゃる際、
ちょっとした菓子折りを持ってきてくださる方がいます。
その菓子折りは作家も食べますが、
来場してくださる他のお客様に
お茶と一緒にお出ししたりするのにも重宝するものです。

今回は二人展という形での展示でしたが、
私達の展示スペースと空間がつながっている
隣のスペースでも別の作家さんが個展をしていて、
作家は計3人いる状況でした。
私はそうでもありませんでしたが、
他のお二人は頻繁に菓子折りをいただいていて、
休憩室には菓子折りが溢れ返っておりました。
さらには、前週の作家さんがいただいた菓子折りも
余っていたりして、それはそれは結構な量でございました。

実は私、甘いものが大好きでございまして、
お菓子に囲まれて過ごした展示期間中は
まるで天国にいるかのようでした。
ギャラリーのオーナー、他の作家さん達は女性ということもあって、
あまりたくさんのお菓子を召し上がりません。
余らせてももったいないということで、
勧められるままに私はお菓子を頬張り続け、
至福の時間を過ごしたのでありました。

美味しいお菓子をたくさん食べられたというのもありますが、
今回の展示も様々な出会いや、気付きがあって、
とても楽しい一週間でした。
ご来場いただいた皆様、改めてありがとうございました。
そしてごちそう様でした。
今回は予定の合わなかった方々も次回はよろしくお願いします。
私は甘いものが大好きでございます。
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