くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

かま

2014-02-28 18:58:43 | Weblog
「いや~ん、ばかぁ~ん!」
って、そっちのカマではなくて魚のカマです。

しかし例えの言い回しが昭和って感じですね。
最近はどう言うんでしょう?

「どんだけ~↑」

これも些か古いか…。
いや、まぁそんなことはどうでもいいです。

スーパーの魚売り場を歩いていたら、
妙に巨大な切り身が売られていました。
表示を見てみるとマグロのカマと書いてあるではありませんか。

築地や三崎の漁港ならともかく、
横浜のこんな辺鄙なスーパーでマグロのカマが売られているとは。
これはもう買うしかないでしょう。

今夜の夕飯は何にしようか、
などと主婦のような悩みを抱えていた私は人目もはばからず即座にカゴに入れました。
だってその巨大さの割りにお買い得なものですから。

家に帰ったら早速夕飯の支度です。
軽く塩を振って暫く置き、ご飯が炊き上がる頃を見計らって火にかけました。

ちょうど妻が帰宅し、ご飯も炊けたのでカマをお皿に移して食卓に乗せます。
切り分けても良かったのですがせっかくの大きさなので、
そのまま大皿に乗せて二人でついばむことにしました。
ワイルドだろう?

いつものようにまずは味噌汁をすすってからおかずに箸を伸ばします。
カマをほぐしてみたらオヤオヤ、まだ中が赤いじゃありませんか。
大きすぎて上手く火が回っていなかったようです。
これは焼き直しです。

仕方が無いのでメインのおかずは置き去りにして他のおかずで食事を続けます。
何度か様子を見にいきましたがまだ焼けないようです。

最終的にはレンジにかけてようやく焼き上がった頃には
もうご飯もほとんど食べてしまっていましたし、
お腹もそれなりに膨れていましたが、
もう焼いちゃったし食べるかってノリで、二人でもそもそと食べ始めました。

味は思っていた以上に美味しかったです。
ただお腹の容量がもういっぱいなものですからね、
全部は食べ切れませんでした。
残念!
残ったカマは翌日の昼にパスタに入れて美味しくいただきました。

よく見てなかったけど振り返ってみれば結構な重さでした。
妻が片手でひっくり返せかったので500gくらい(適当)はあったのかもしれません。
皆さん、カマには要注意ですよ。
私は今度見かけたらじっくり炭火焼きにしてやろうと思います。

顔の保温

2014-02-21 01:39:36 | Weblog
雪こそ降らないものの毎日寒い夜が続いております。
暖房をかけたまま寝るのは不用心ですし、喉が痛くなるし、お金もかかるし、
布団の中では湯たんぽとたまに猫がいたりいなかったりで暖を取っております。

布団の中に収まっている体はこれで一応OKとしても問題は首から上です。
こうも寒さが厳しくなってくると顔が寒くて目が覚めるということもあったりします。
家が古いせいか年を取ったせいかは知りませんが、近頃はそんな夜も珍しくないのです。

就寝中の顔の冷えを防止するのは容易なことではありません。
布団を深くかぶれば良いと思うかもしれませんが、
無駄に身長の高い私がそれをやってしまうと足が布団の外に出てしまう訳です。
それに布団の中は二酸化炭素濃度が高く息苦しくて堪りません。

これはどうしたものかと対応策を考えた結果、
行き着いたのが半纏の活用でした。

私は普段から寝るときは半纏を掛け布団の上に掛けています。
夜中トイレに起きた時や、朝起きた時にすぐに羽織れるようにするための習慣ですが、
この半纏を頭にすっぽりとかぶってしまうのです。
これがなかなかに具合が良くて正に灯台下暗しでございました。

足が布団から出ることは勿論無く、
袖口を通して酸素が供給されるので息苦しくも無い。
外でも肌をさらけ出している顔にとってはちょうどいい厚さで心地よい暖かさです。
また、吐いた息が少し籠もるので保湿効果までついてきます。

今シーズンは時期的にそろそろ寒さも和らいでくる頃なので今更感は拭えませんが
来シーズンからはこの技法を駆使して早い段階での冬の快眠ライフを目指したいと思います。

雪かき

2014-02-14 11:23:09 | Weblog
いやぁ、先週は大変な大雪でございましたね。
まさか横浜に住んでいてあれほどの雪を目にすることになろうとは。
豪雪地帯ではないものの福島での生活が長かった私にとっては
実に久しぶりな光景でございました。

雪が積もったら自宅の前を雪かきする、
それがマナーというものでございます。
借家ながら一軒家の我が家も雪かきは避けては通れません。
というよりも避けてたら実際に通れなくなってしまいます。

しかしながら我が家には雪かき用のシャベルも普通のスコップも存在せず、
私は泣く泣く地面に這いつくばってチリトリで雪かきを行ったのです。
しかも感心なことには隣に一人で住んでいる老婦人の分も雪をどけてあげました。

気づかれないなら気づかれないで仕方ないとは思いますが、
せっかくの親切な行いだから雪が止んで老婦人が出かける時にでも
「ちゃんと誰かが雪かきしてくれたのだ」と、
「世の中まだまだ捨てたもんじゃないのだ」と、
気づいてもらえれば良いなと思っておりました。

しかし無情にも雪はコンコンと降り続け、
私が刻み込んだ雪かきの跡はあっという間に消えてしまいました。
最終的には4回、自宅前と老婦人宅前の雪かきをしましたが、
その効果はやはりすぐに消えてなくなってしまい、
さながら賽の河原で延々と石を積み上げながらも
それを鬼に崩されるという無限ループを繰り返す亡者の気分でした。

雪かきが無駄な努力だと悟った私はもはや現役を引退し、
部屋に籠もって仕事をすることにしました。

すると携帯電話が鳴ったのです。
隣の老婦人からでした。

何回目の雪かきのことか分かりませんが、
私が雪かきをしているところを見ていてくれたらしく、そのお礼の電話でした。
「いやいや当然のことをしたまでですよ」と白々しい返事をしながら、
「世の中まだまだ捨てたものじゃないな」と思わされました。

しかも有り難いことに手作りのおでんをくれると言うではありませんか。
ただし外には出られないから窓越しに…。

「しばらくしたら窓を叩くから!」と言われたので指定された窓の前で待っていると、
老婦人の陰が忍び寄ってきて窓を叩いてきました。
窓越しに会話を交わし、無事におでんを受け取ることができました。

あいにくその日の夕飯は鍋だったのでメニューが若干かぶり気味でしたが
美味しくいただきました。

しかし良い行いはちゃんと誰かが見てくれているものですね。
その逆もまた然りですが。

っていか、え、今週も積もるの?!

やっぱり自転車

2014-02-07 10:54:21 | Weblog
先日久しぶりに自転車に乗りました。
本当に久しぶりで1年振りくらいだったかもしれません。
といっても、近所のスーパーへ買い物に行っただけですが…。

きっかけは特に無くてただ何となくクリスタル。
玄関にある自転車スタンドに掛けられた自転車のタイヤを揉んでみて、
「随分と空気が抜けてるなぁ。」などと思っていたら
つい空気を入れたくなって、つい乗ってみたくなったのです。

我が家は山の上、スーパーは山のふもとです。
この辺りは山手とか本牧とか言われている地域なので
スタジオジブリの「コクリコ坂から」を思い浮かべてもらうと
上手くイメージが伝わるかもしれません。
なんと言っても作品のモデルになった土地ですから。

スーパーへ行く道はコクリコ坂そのものではありませんが、
まさにあのような急勾配な坂だらけの地形なのです。
行きはよいよい帰りは辛いって感じです。

案の定、行きは下りっぱなしで難なくスーパーに到着。
買った食材をリュックに詰め込みウェイトが増した状態で上り坂に挑みます。
坂の手前で少し軽めのギアに切り替えて勢いよく突入。
気持ちの上ではCMで話題のベタ踏み坂に挑む感覚でしたね。

しかしそんな心意気とは裏腹に坂の序盤でいきなりペースダウン。
やはり一年のブランクは大きかったのでしょうか。
でも重たくなったペダルを踏み込んでいると昔の感覚が少しずつ甦ってきました。
自分の中で走りの遺伝子が目覚め始めたのです、HONDA-DNAが。

上り坂だけの自転車レース「ヒルクライム」に出場した時のことも思い出してみたりしてるうちに
何とか山の頂上に到達することができました。
途中で力尽きて足を付いてしまうかもしれないと思っていたので、
老いたとはいえ、まだまだ走れることが確認できて少し嬉しかったです。

そういえば坂の途中にレストラン「ドルフィン」がありました。
私はあまりピンときませんが、
ユーミンの歌のモデルになった店として年上の方々には特別な店だそうですね。

行きたい場所に気軽に行けて、運動にもなって、景色を見る余裕もある。
自転車はやっぱりいいですね。

爪を切る

2014-02-01 12:49:28 | Weblog
爪をどこで切るべきか。
そんな悩みを抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。
あるいは現在爪を切っている場所に不満を持ちながらも
仕方がないかと妥協している方も少なくないのでは。

特に切った爪を集める箱がついていない爪切りを使っている場合、
その問題はより顕著になることでしょう。
私もそんな一人なので、その気持ちよ~く分かります。

私は何年か前にGマークを受賞したニッパー型の爪切りを使っています。
すごく洗練された形で、製造方法にもこだわりが満載。
何より切れ味が素晴らしいお気に入りに逸品です。

ところがこのナイスな爪切りをどこで使うのかという問題はやはり避けては通れません。
言い換えれば切った爪をどう処理するのかということです。
切った爪が必ず垂直に落下してくれれば良いのですが、あっちこっちと飛び跳ねますからね。
爪を切ることは切った爪を追うことと同義とも言えでしょう。

ある人は股の間にゴミ箱をはさんで爪を切り、
またある人は広げた新聞紙の上に座って爪を切っています。
いまだに縁側に腰掛けて切っている人いるかもしれません。

しかし時代はもうそんな段階ではないのです。
我々はよりスマートな爪切り場所を求めて前へと進んでいかなくてはなりません。
今と言う時代にふさわしい21世紀型の爪切り場所を見つけなくてはならないのです。

数々の困難な道を乗り越えて私が行き着いた場所。
それがキッチンの流しです。

以下、キッチンで爪を切る素晴らしさを挙げていきましょう。

・立ったままの楽な姿勢で切ることができる。
・調理用の照明があって手元が明るい。
・切った爪はほぼ流しの中に落ちる。
・爪の後処理は水で流すだけ。
・流した爪は排水ネットに集められ他のゴミと一緒にゴミ箱へ。
・新聞紙や広告を使わなくて済むのでエコロジー。

いかがです?
なんともスマートではございませんか。

しかしながら家族の同意を得られるかは別の問題です。
現に私も妻から白い目で見られてますからね。
「また爪切ったでしょ!」と事実無根の疑いをかけられても
知らぬ存ぜぬと返す他はありません。