先々週のある日を境に世の中は急に寒くなった。
朝自転車に乗って会社へ行く時は手袋が手放せなくなり、
吐く息が白く見えることもたまにある。
カレンダーを見ると、早いものでもうすぐ12月であることに気づき、
世の中の寒さに納得がいく。
いくら異常気象とはいえ、今年はもう暖かくなることはないだろと思い、
休日を利用して冬支度をすることにした。
冬支度といってもごく簡単なことで、
夏の間引き出しに入っていた半袖の衣類を衣装ケースにしまい、
夏の間衣装ケースに入っていた長袖やニットの衣類を引き出しにしまう。
そして押し入れの奥からオイルヒーターを引きずり出して、
所定の位置に置いて、電源をつないで完了となる。
オイルヒーターは寒い季節には欠かせない大切な相棒である。
部屋には備え付けのエアコンがあるのだが、
一度オイルヒーターの良さを知ってしまったらもう手放せない。
エアコンやファンヒーターのように
風が出ないので埃を巻き上げることもないし、
空気を汚すこともなく、部屋が乾燥することもない。
石油ストーブのように臭いもなく、火事や火傷の危険性も格段に低い。
欠点をあげれば、電気代が結構かかることと、
部屋全体が暖かくなるまでに時間がかかるといったことだろうか。
だが私にとってはそんな欠点はあまり気にならず、
むしろ利点の方がはるかに強い。
写真のオイルヒーターが私の愛用品である。
ドイツのDBKというメーカーの製品で、
飾り気のないちょっとレトロな佇まいに惚れた。
今から5年前、当時新入社員だった私は、
エアコンの風情のなさと部屋の空気の乾燥が嫌で、
より快適な冬のインドアライフを求め、
インターネットの書き込みなどを参考にしたりして、
オイルヒーターという暖房機器に辿り着いた。
普通の電器屋ではオイルヒーターのようなマイナーな暖房機器の品揃えはあまりない。
たとえ品揃えがあっても、余計な機能が満載だったり、
かっこいい風のデザインが気に入らなかった。
安い買い物ではないので実際に店頭で物を見てから購入したかったが、
結局はインターネットの通販で見つけた
DBKのオイルヒーターを返品覚悟で購入することにした。
使い始めたころはその暖まりの遅さに戸惑ったが、今はもう慣れた。
電源を入れると奥の方で、カチカチ、ピキピキと
かすかに動作音がするだけで目に見える変化はないものの、
30分もしてから部屋の外に出ると、
オイルヒーターのある部屋がいかに暖かかったかということに気づく。
普段は意識しないが、フトした瞬間に気づくそんな父親的な暖かさが頼もしい。
キャスター付きで好きな所へ手軽に移動できるのも便利。
おでん、熱燗、鍋料理、シチュー・・・、
密閉された冬の室内は楽しいこと(食べ物ばかりだけど)が満載で、
インドア派の人間にとってそこは楽園といえる。
外にはほとんど出ない季節だから
室内にはできるだけ気に入った物を置いておきたいと思う北欧的発想。
今年も冬の室内生活を存分に楽しみたいと思う。
朝自転車に乗って会社へ行く時は手袋が手放せなくなり、
吐く息が白く見えることもたまにある。
カレンダーを見ると、早いものでもうすぐ12月であることに気づき、
世の中の寒さに納得がいく。
いくら異常気象とはいえ、今年はもう暖かくなることはないだろと思い、
休日を利用して冬支度をすることにした。
冬支度といってもごく簡単なことで、
夏の間引き出しに入っていた半袖の衣類を衣装ケースにしまい、
夏の間衣装ケースに入っていた長袖やニットの衣類を引き出しにしまう。
そして押し入れの奥からオイルヒーターを引きずり出して、
所定の位置に置いて、電源をつないで完了となる。
オイルヒーターは寒い季節には欠かせない大切な相棒である。
部屋には備え付けのエアコンがあるのだが、
一度オイルヒーターの良さを知ってしまったらもう手放せない。
エアコンやファンヒーターのように
風が出ないので埃を巻き上げることもないし、
空気を汚すこともなく、部屋が乾燥することもない。
石油ストーブのように臭いもなく、火事や火傷の危険性も格段に低い。
欠点をあげれば、電気代が結構かかることと、
部屋全体が暖かくなるまでに時間がかかるといったことだろうか。
だが私にとってはそんな欠点はあまり気にならず、
むしろ利点の方がはるかに強い。
写真のオイルヒーターが私の愛用品である。
ドイツのDBKというメーカーの製品で、
飾り気のないちょっとレトロな佇まいに惚れた。
今から5年前、当時新入社員だった私は、
エアコンの風情のなさと部屋の空気の乾燥が嫌で、
より快適な冬のインドアライフを求め、
インターネットの書き込みなどを参考にしたりして、
オイルヒーターという暖房機器に辿り着いた。
普通の電器屋ではオイルヒーターのようなマイナーな暖房機器の品揃えはあまりない。
たとえ品揃えがあっても、余計な機能が満載だったり、
かっこいい風のデザインが気に入らなかった。
安い買い物ではないので実際に店頭で物を見てから購入したかったが、
結局はインターネットの通販で見つけた
DBKのオイルヒーターを返品覚悟で購入することにした。
使い始めたころはその暖まりの遅さに戸惑ったが、今はもう慣れた。
電源を入れると奥の方で、カチカチ、ピキピキと
かすかに動作音がするだけで目に見える変化はないものの、
30分もしてから部屋の外に出ると、
オイルヒーターのある部屋がいかに暖かかったかということに気づく。
普段は意識しないが、フトした瞬間に気づくそんな父親的な暖かさが頼もしい。
キャスター付きで好きな所へ手軽に移動できるのも便利。
おでん、熱燗、鍋料理、シチュー・・・、
密閉された冬の室内は楽しいこと(食べ物ばかりだけど)が満載で、
インドア派の人間にとってそこは楽園といえる。
外にはほとんど出ない季節だから
室内にはできるだけ気に入った物を置いておきたいと思う北欧的発想。
今年も冬の室内生活を存分に楽しみたいと思う。