くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

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兵器投入

2014-08-29 22:50:47 | Weblog
近頃は本や雑誌のデザインに携わる機会を多くいただいておりまして、
イラストだけを描いていた頃に比べると紙のプリント枚数が格段に増えております。
家庭用のインクジェットプリンタでせこせことプリントしているのですが
インクカートリッジが湯水のように消費されていくので困ったものです。

アカと呼ばれる編集者からの修正指示を主に印刷するのですが、
本のページ分の枚数なので結構な量です。
しかも大抵は1回で修正が済むことはなく、
2回、3回、4回と新たな指示がある度にプリントしています。

別にプリントせずともコンピューターの画面上で確認することも出来るのですが、
やはり紙にプリントした方が圧倒的に見やすいですし、
修正指示と修正個所を画面上でいちいち切り替えなくて済むので効率的でございます。

しかしインクカートリッジが結構なお値段でございまして、
メーカーに足元を見られまくりで困ったものです。
安い補充インクだと目詰まりするし、何とかならないものでしょうかねぇ。

おっと、前置きが長くなりましたが、
そんなインクにまつわるケチ臭い悩みを聞いてほしいわけではなく、
問題はその溢れかえらんばかりの紙をどうまとめておくかということです。

ちょっとの量であればホッチキスでとめられますが、
ある程度の枚数になってくると芯が通りません。
クリップだと万が一外れてしまった時に困ります。
いちいちファイリングする手間もかけてはいられません。

そこで最近導入したのが大型のホッチキスでございます。
机の上に置いて紙の束をはさみ、
己の全体重をかけて分厚い紙を打ち抜く頼もしい奴なんです。

実は実物を見ずにインターネットで購入したのですが、
箱から出したら意外に大きくてちょっとビックリしました。

斜め上に向かって雄々しく伸びた長いハンドルは
まるで陸軍で使われているりゅう弾砲のような物々しさで、
厚い紙の束を貫くザクッとした感触はまるで拷問器具のようです。
こいつはもはや兵器といっても過言ではありますまい。

果たして私の仕事内容に見合ったスペックなのか少々疑問ではありますが
買ってしまったものは仕方がありません。
仕事場(せんじょう)で存分に活躍してもらいましょう。
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ご飯が大事

2014-08-22 11:22:59 | Weblog
山梨県でブドウ農家をしている親戚から
今年も美味しいブドウが横浜の実家に届いたようです。
少しお裾分けをしてくれるというので
横浜の元町でランチを食べがてら受け取ってまいりました。

私達も両親も横浜市内の同じ沿線に住んでいるのですが、
双方とも駅から離れた場所に家があるため、
会うのは意外に一苦労だったりします。

夏の暑い日差しの中を20数分妻と二人でヨタヨタと歩き、
待ち合わせ場所のJR石川町駅へと向かいました。
改札付近で無事に両親と落ち合い、
ランチを食べるお店を探すため四人で歩き始めました。

予め店を決めておくようなことはせず、
すべてはフィーリングで決まります。
店の前に立ってみた時の空気感、店内の様子など
なかなか言葉で表現しがたい基準で店を審査していくのです。

ブラブラと見て回った結果、
これ以上歩くには耐えられない暑さであることが確認され、
元町の入り口付近にあるお寿司屋さんに入ることにしました。

普段から視界には入っているはずの立地なのですが、
今まで気にかけたこともない小さなお店で、
もちろん入るのは初めてでした。

しかしそんな飾り気のないお店が意外に名店だったりするもので、
このお寿司屋さんに入って大正解でございました。

店内はカウンター席のみで、
三代目だという大ベテランの店主が一貫一貫握った先から出してくれます。
江戸前というのでしょうか、予め味を付けてくれているので、
自分で醤油を付ける必要もなくテンポよく食べていきます。

何でも祖父の代から「ご飯を大事にしなさい」と言われてきたそうで、
確かに味といい温度といい美味しいご飯でございました。
特に温度はネタと同じくらいに整えられているみたいで、
口の中に広がるネタとご飯のハーモニーが絶妙でございました。
数日は余韻に浸っていられそうです。

それでいて値段はランチで1000円を切るメニューがほとんど。
これは良い店を見つけたものでございます。

お裾分けしてもらった巨大なブドウも甘くてジューシーで、
近年まれにみる何とも美味しい一日でございました。
美味しいものが美味しく食べられるのはいかにも幸せなことですね。
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枝豆の当たり年

2014-08-16 11:18:07 | Weblog
まったくもって個人的な感想ですが、
今年は枝豆の当たり年のような気がしております。

居酒屋に行けば「とりあえずビール!」と一緒に、
「枝豆ありますか?」という質問を決して欠かさず、
枝豆が運ばれて来たら周囲の目も気にせず一心に頬張り続けるという、
自他共に認める枝豆好きとしては嬉しい限りでございます。

スーパーに行っても200円を切る価格で販売されており、
味が濃くて香りも良く大変結構な出来栄えでございます。
旬の時期でも200円を切っていたことはあまり記憶にないので、
きっと当たり年なのだろうと推察しているわけです。
こんな値段で売られていたら誰が買わずにおれましょうか。

枝豆は店で食べるより自宅で茹でた方が断然美味しいです。
何といっても好みの塩加減、茹で加減に調理できますから。
それに「お前一人で食べ過ぎだろ!」という周囲の冷たい視線を気にする必要もありません。

枝豆の塩加減は濃いめ、茹で加減は固めが至上といえましょう。

「塩入れすぎじゃないの?!」と妻に言われないように、
味付けは妻に見られないようにコソコソと大胆に行います。

一煮立ちさせたら茹で加減のベストポイントを逃さないように
つまみ食いを頻繁に行ってザルに揚げるタイミングを丹念に計ります。
似すぎて柔らかくなってしまったら台無しなのでこの工程はかなり神経を使います。

ちなみにつまみぐいは豆を一つ食べたら残りは鍋に戻しているため
「食べたのを戻さないで!」と妻から言われないように、
こちらもコソコソと大胆に行う必要があるのです。

こうして妻には見られないように調理した枝豆を肴に
今日も二人で美味しいビールを飲むのでございます。
「たまに豆が欠けてるのがあるね」などという会話をしながら。
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エアコン新しくなりました

2014-08-08 17:20:30 | Weblog
今年の夏もエアコンが無い暑い部屋で仕事をするのか、と思っておりましたが、
不動産屋さんに相談したところエアコンを新調してもらえました。

以前にも少し書きましたが、
家の二階には部屋が二つありまして、
一つを仕事部屋として使いもう一つを寝室として使っております。

寝室にはエアコンが付いてますが仕事部屋にはついていません。
二つの部屋は引き戸で仕切られているので一続きにすることも出来るのですが
寝室についているエアコンの向きの関係で両方に効果を及ぼすことは難しく、
これまでは寝室のエアコンをつけて扇風機で仕事部屋に冷風を送るという対策を取っておりました。

しかしとても非効率な上に
エアコンがかなり古いので効きが弱く、電気代も気になってしまい、
よほど暑い日でもない限りは扇風機のみで過ごしていた訳でございます。

でも希望を出してみれば何とかなるもので、
寝室の古いエアコンを撤去して、
代わりに仕事部屋に新しいエアコンを付けてもらえることになったのです。
しかも二部屋同時に効かせられる位置に強力な奴を。

そして新しいエアコンが設置される日を首を長くして待っておりましたが
ついに先日設置されたのでございます。

いやしかし、大変な難工事でございました。
古いエアコンの撤去から新しいエアコンの設置まで3時間以上はかかったでしょう。
もちろんプロの業者さんが行ってくれたのですが、
我が家の立地条件を見た瞬間の引きつった笑顔が今でも忘れられません。

そもそも家の前の道が狭すぎて車が入って来られず、
遠くに駐車した車から工具やエアコンをいちいち台車で運び、
隣の家との間に人が通れる間隔がないため、
二階まで届く長い梯子を玄関から勝手口まで家の中を縫うように取回して裏まで運び、
右側の壁に這い上がったり左側の壁に這い上がったり、
家の中と外を行ったり来たり…

工事が終わる頃にはすっかりと日も暮れてしまい、
業者のお兄さんはいつの間にか頭にライトをつけて探検隊のような風体で作業をしておりました。
聞けば既に夜だというのにもう一軒回らなければならないそうで、
流石に気の毒に思いこの私が麦茶とチョコレートを差し入れした程でございます。

実際にお金を出してくれるのは大家さんなので私の財布はちっとも痛くはありません。
しかしお金を出さない分、ボランティアでやってもらっているようで
妙な後ろめたさを感じたものでございました。

しかしお陰様で最新式のエアコンが設置され、
この夏は集中して仕事にとりかかれそうです。
ありがたいことでございます。
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ジャガイモの帰還

2014-08-01 12:31:32 | Weblog
妻の実家は静岡県の富士宮市にあります。
ご近所は農家の方が多いそうで、
収穫した農作物を黙って玄関先に置いて行ってくれるそうな。

高齢の両親二人だけでは食べきれない量の野菜を
置いていってくれることもあるそうで、
そんな時は我が家にも宅急便でお裾分けが届きます。

先日も送っていただいたのですが開けてみてびっくり。
大量のジャガイモと玉ねぎが入っていたのです。
いつもですと他の野菜も入っていたりするのですが
今回は段ボールいっぱいのジャガイモと玉ねぎのみ。

野菜の中では日持ちのする両者ですが
流石にそれだけの量を二人で食べ切るのは想像できませんので
ご近所にお裾分けすることにしたのです。

近所の知り合いといっても人数はそれほどいません。
大学の友人にショッピングカートがないと運べない量を渡し、
あとは時折このブログに登場する隣の老夫人にも
スーパーで売っている量くらいを袋詰めにして渡しました。

老婦人に玄関先でジャガイモと玉ねぎを渡すと、
好物だったようでたいそう喜んでもらえました。
ついでに昔話なども聞かされて意外と時間がかかりましたが、
何とか私たちだけで食べられそうな量にまで減らすことができ安堵した矢先、
家の呼び鈴が鳴りました。

インターホンで応答すると隣の老婦人が立っております。
「これさっきのお礼に」と、
新ジャガの煮っ転がしと大根の漬物をくださいました。

さらにその翌日。
隣の老婦人から電話があり、
肉ジャガを作ったのでお裾分けしてくれるとのこと。

何とも昭和のようなご近所付き合いではありませんか。
隣接した窓越しに笑顔でジャガイモを受け取った後、
夕飯のおかずが一品増えたと喜んでいましたが、
ふと我にかえって気が付いたのです。

あげたジャガイモが形を変えて返ってきている…!

食卓を見渡せばジャガイモの味噌汁、ポテトサラダ、新ジャガの煮っ転がし、肉ジャガ。
ジャガイモ料理のオンパレードではありませんか。

こうならないためにお裾分けしたはずなのに、
人生とは皮肉なものだと思いながら
今日も美味しいジャガイモ料理をいただいたくのでございます。

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