くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

飲めないものを飲む

2013-06-28 11:21:44 | Weblog
錠剤やカプセルを飲み込むのが苦手です。
毎朝食後のホットコーヒーと一緒にサプリメントを飲んでいるのですが、
いつもなかなか飲み込めずに難儀しております。

暖かいコーヒーを口に含んでサプリメントを放り込みグッと飲み込もうとするのですが、
そこにサプリがあることを意識すると飲み込むタイミングが分からなくなるのです。
固形物は噛んでから飲み込むという普段の食事で身についた習慣がそうさせるのか、
噛まずに飲み込もうとするとタイミングが分からなくなってしまいます。

日頃は何気なく行っている動作もいざ意識してしまうと分からなくなってしまうのだから不思議なものです。
ムカデに「百本も足があるのにどうやって歩いてるんだい?」って尋ねると、
歩き方を意識して足がからまってしまう笑い話を彷彿とさせますね。

口の中にコーヒーとサプリを含み、
飲み込むタイミングを見計らいながら数分間頭を上下に振っている私を横目に
妻はいとも簡単に数錠まとめて飲み込んでしまいます。

一体どうやってこうも容易く飲み込んでいるのか観察したところある大事なポイントに気付きました。
順番が違う!
口にサプリを含んでからコーヒーを飲んでいるではありませんか。

私のように先にコーヒーを含んでからサプリを放り込むと、
サプリがプカプカ浮いたり沈んだりで飲み込むタイミングが飲み物と合わなくなってしまうようです。
確かにサプリが先ならコーヒーを飲む自然な勢いで一気にいけるかもしれません。

早速実践してみましたがここでも一つ問題がありました。
私は暖かい飲み物をゴクゴクと続けて飲めないのです。
昔暖かい飲み物を急いで飲んで酷くむせたことがあり、
それ以来一口ずつ口に含んでしっかり飲み込む仕様になっているのです。

悪い予感は的中しました。
先にサプリを口に放り込んでおいてもコーヒーが一旦停止するので、
口の中でサプリが行き場を失う状況は変わりませんでした。

ならば冷たい飲み物ではどうだろうと思って豆乳で試したところ、
こちらは大成功でした。
豆乳の水よりも少しネットリした性質も奏効したようで
一粒飲むのにも苦労していた私が四粒同時に飲み込むことができたのです。

味をしめた私の進化は留まることを知りません。
ここ数日はヨーグルトと同時に飲み込むとさらにストレスフリーなことを発見し、
健康街道まっしぐらでございます。

なめこおろし

2013-06-21 02:22:50 | Weblog
最近なめこおろしがブームとなっています。
世間ではどうか知りませんが少なくとも我が家ではブームです。
もっと言わせてもらえば私の中で大ブームです。
いわゆるマイブームってやつですね。

おろした大根に湯通ししたなめこを添えて、おかかや醬油をかけて食べる。
たったこれだけの手間で立派なおかずが出来るのだから大したものです。

大根のピリっとした辛みがなめこによって中和され、
なめこのヌルヌルと大根おろしのサラサラ感の相性も抜群でございます。
暑くなってくるこれからの季節にピッタリの料理ではありませんか。

きっかけはたまたま見ていたNHKのドキュメンタリー番組で、
東北から首都圏に冬季の出稼ぎにきている人たちの話でした。

工事現場で働く労働者がプレハブのような宿舎で共同生活を送っているのですが
食事などの身の回りの世話をする寮母さんもまた東北からの出稼ぎ労働者です。
寮母さんが自宅近くで採れたなめこを持参してなめこおろしにして皆に振る舞うというシーンがあり、
その情景云々よりもなめこおろしに私の目は釘付けにされ、
私の中でなめこを見直す決定的な契機となったのでございます。

私はこれまでなめこのことを味噌汁の副菜程度にしか思っていなかったので、そんなに頻繁に購入する食材ではありませんでした。
しかし改めてスーパーで売られているなめこを見てみたら何とまあお買得ですこと。
キノコ類の中でも最安値の部類に入るのではないでしょうか。

含まれている栄養分の程は知りませんが
ヌルヌルネバネバしている食べ物って何となく身体に良さそうですよね。
納豆とかトロロとかオクラとか。

これだけ身体が欲しているということは何かしら私に欠乏しているものが含まれているのでしょう、きっと。
粘り強さとか、滑らかさとか…?

いま目の前にあること

2013-06-14 12:45:35 | Weblog
デスクワーク稼業の宿命なのでしょう。
ここのところ腰の具合がよくありません。
特に深刻な痛みというわけではありませんが慢性的に張っている気がします。
座ってる時の姿勢とかも良くないんでしょうね、きっと。

私の勝手な想像によれば人より身長が高いことも原因の一つなのでしょう。
キッチンに立っても洗面所に立っても何かと物が低くて
余計に腰を曲げて身をかがめなくてはなりません。
床にあるものを拾うのも人より長い上半身をキャシャな腰で支えることになるのでなかなかシンドイような。

おっと、まだ病気自慢をする歳ではありませんでしたね。
これ以上悪化しないように対策を練らなければなりません。
整体、ストレッチ、運動、etc…

その前に今目の前にある締め切り目前の仕事を何とかしなければ。
と書いてみて気付きましたが、前の一文の中に「前」という字が一体何回登場しているのか。
もはや目先のことで余裕がなくて良くありません。

もっと先のことを見据えて生活したいものですね。
でもその前に締め切り前の仕事を…
あ、いや、腰の話だったか…

ピーマンマン

2013-06-07 01:08:31 | Weblog
子供の頃家に「ピーマンマン」という絵本がありました。
細かい話は忘れましたが、
ピーマン嫌いの子供が夜な夜な悪者に襲われて正義の味方ピーマンマンに助けられ
その後ピーマンが大好きになるという粗筋でした。

私の他にピーマンマンを知っている人がどれだけいるのでしょうか。
特に名作ってわけでもないのでしょうけれど何故か印象に残っていて、
まな板の上でピーマンを切り裂く度にふと思い出します。

ピーマンは苦い野菜の代名詞のような存在で子供は嫌いなのが当たり前でした。
そんな嫌われ者の印象を少しでも良くしようという趣旨で作られた絵本なのでしょうね、きっと。
私がピーマン嫌いだったかは覚えてませんけれど。

しかし最近のピーマンといったらどうでしょう。
品種改良を重ねられた結果ほとんど苦味が消えてしまいました。
中身も何だか種が少なくスカスカになってきてしまって本来のピーマンはどこへ行ってしまったのか。
今ピーマンのアイデンティティは大きく揺らいでいることでしょうね。

このような状況が続いていると当然ピーマン嫌いの子供は少なくなり、
その余波を受けてピーマンマンの仕事が無くなってしまうのではないかと心配でなりません。
きっと自営業者だろうから「仕事が無い=収入が無い」の図式でひもじい思いをしていることでしょう。

かく言う私も本来のピーマンの苦味は遥か忘却の彼方でありまして、
仮に今食べたとしたら最近のピーマンに慣れてしまった舌にとってはかなり強烈な味かもしれません。
でも大人になって苦味の良さも分かってきたことですし
食べられるものなら昔のピーマンを食べてみたいものです。

え、苦すぎて食べられなかったらどうするのって?
大丈夫、そんな時はピーマンマンが何とかしてくれるはず!
そうでしょう?

「お~い!ピーマンマ~ン!」
「ピ~マンマ~ン!」
「ピーマンマ…?」
「ピ~…」

ま、まさかさっき切り裂いたピーマンのどれかが…
ピーマンマ…