くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

せったずれ

2015-07-25 14:12:02 | Weblog
いやぁ、毎日暑いですね。
こんな暑い季節に靴下なんか履いて、
その上に靴なんか履いていられません。

梅雨も明けたことですし涼しく出かけようと思って、
靴箱から革製のサンダルを取り出したところ、
なんとまぁカビの苗床になっているではありませんか。

こないだ見た時は何ともなかったのに、
梅雨の湿気恐るべし…!

実は以前にも別の革のサンダルにカビが生えたことがあり、
やむなく買い換えたことがありました。
そんなに安いものでもないので、
頻繁に買い換えていたらもったいオバケが出てしまいます。

そこで今年は日本人らしく雪駄を取り入れることにしました。
畳オモテのサラサラな肌触りで、
日本の蒸し暑い夏と私の湿っぽい足にはピッタリでございます。
革のサンダルに比べてだいぶお安いですしね。

というわけで先日、
新調した雪駄を履いて意気揚々と出かけました。
最初なので鼻緒が少しきついかなと思っていましたが、
2時間も歩いていると段々と耐え難い痛さに変わってきまして、
先回書いたカカトの靴擦れも治らぬうちに、
足の甲にも靴擦れならぬ雪駄擦れができてしまいました。

もう少し鼻緒が馴染んでくれば大丈夫なのかもしれませんけど、
今年の夏は足に受難の相が出ているのかましれません…!

靴擦れ

2015-07-19 14:40:10 | Weblog
出かける時に雨が降っていたものですから、
急遽ゴム製のレインシューズを履いて行ったのですが
当初はスニーカーを履くつもりだったため、
靴下はくるぶしが見える短いものだったのが運の尽きでした。

30分ほど歩いていると、
レインシューズのかかと部分と自分のアキレス腱のあたりが擦れて擦れて、
いわゆる靴擦れ状態となってしまったのです。
履き慣れていた靴だったので安心しきっていましたが
靴下との相性によってこんな惨劇になってしまうとは…

行き先は友人宅での飲み会。
家に上がってかかとを見ると皮がめくれて血が滲んでいるではありませんか。

飲み会がお開きとなり、
地元民ですら息を切らす山手の過酷な坂道を
再び30分以上歩いて帰る行程を想像すると軽い目眩を覚えました。

優しい友人に絆創膏をもらったものの、
脚の脂と靴との摩擦ですぐに剥がれてしまいます。
しばらく痛みを耐えて歩きましたが最早我慢の限界です。

最終手段として靴のかかとを潰してサンダルのようにして歩くことにしました。
我ながら良いアイデアだと思ったのも束の間、
ゴム製のレインシューズは思いの外に頑丈で
かかとを潰しても潰しても高い反発力で元に戻ってきて、
再び私のかかとを覆ってアキレス腱を削ろうとしてくるのです。

私もかかとを取られまいとして必死にかかとを上に上げ、
結果的につま先立ちのような姿勢で30分以上歩くことになり、
ふくらはぎへの高い負荷のために何度も脚がつるかと思いました。

ほんの些細なことで楽しいはずのイベントが
悲惨な思い出に変わってしまうのですから
人生分からないものですね。
あ、おまけに傘も忘れてきてしまいました…

夏の臭い

2015-07-11 22:28:34 | Weblog
最近はいよいよ日差しが強くなってまいりましたので、
ランニングする際に日焼け止めを塗るようにしています。
美容のためというよりは日焼けで痛い思いをしないためというのが
主な目的でございます。

男性用のもいくつか発売されているようですが、
生まれて初めての日焼け止めですので、
とりあえずは妻のものを借りてお試しで使っております。

果たして効果のほどはよくわかりませんけど、
1点気づいたことがございます。

日焼け止めを塗って走り終わったあと、
どこからともなく夏の女性の臭いがしてくるのです。
でもまさか自分の皮膚から出ているとは、
さすがの私もしばらく気がつきませんでした。

あの独特の臭いは日焼け止めと汗が反応した臭いだったのですね。
女性特有の臭いかと思っていたので意外な発見でございました。

夏は気温が高いせいか何かと臭いが強くなる季節。
走った後に自分の腕の臭いを嗅いでは、
若かった頃の夏を思い出して軽い興奮を覚えているのでございます。

いかがでしょーかー!!!!

2015-07-05 11:53:04 | Weblog
先日近所にある大手コンビニチェーンの店へ行ったら、
いつもは気怠そうな態度で接客している店員たちが
「◯◯◯◯(商品名)、いかがでしょーかー!!!!!!!!!」とひたすら絶叫していて、
子供の頃から文科系の世界に棲息してきた私は、言いえぬ恐怖を覚えました。

しかしこの店がいずれこうなるであろうことを、私は密かに覚悟していたのです。
これより少し前に、このチェーン店の社長に最近就任した方の特集をテレビで見た際、
「これからは接客に力を入れていく!」という話をしていたからです。
客への積極的な声掛けや商品のアピールを店員にやらせるのだ、と。

その新社長は学生の頃はラグビーをやっていたという、いかにも体育会系な方でした。
颯爽とした雰囲気でハキハキしていて、熱い志で周囲をグイグイ巻き込んでいく、
男の私から見ても「かっこいいなぁ」と思う素敵な男でございました。

あんなかっこいい人が自分の会社のトップだったら、
従業員もさぞ気分がいいだろうとは思うものの、
アルバイトやパートの人たちが商品名を絶叫させられているのを見ると、
絶叫する負担が増えた分給料が上がるわけでもないでしょうに、
私は何だかかわいそうに思えてきてしまいます。
コンビニの店員はちょっと気怠い雰囲気の方が気楽に買い物ができると、
個人的には思うのです。

そして私がもっとも恐れているのは、
この接客スタイルが評判を呼んで、
他のチェーン店が真似をすることです。
その真似がさらに拡大していき「接客はこうあるべき」みたいな波が世の中に広がり、
いずれ自分の所に及んでくるのではないか、
と危惧しているのです。

絶叫しながら「はい!!TAROWORKSです!!!!!」と電話に出るなんて、
私には出来ません。
そんな時代になる頃には「絶叫電話応答サービス」なども開発されているでしょうから、
そういったものを利用することにしたいな、
と考えています。

私は商品を選ぶのに時間がかかるので、
そんな想像をしながら店内をブラブラしていたのですが、
しばらくするとスーツ姿のエリアマネージャー(?)のような人が
「その調子でお願いします」的なことを言い残して、
店員達に見送られながら店を出て行きました。

するとどうでしょう、
店員たちは絶叫するのをやめて店内はいつもの平穏な雰囲気に戻りました。
なんだ見張り役がいたからなのか、
と私は少し安心しました。
後日店にいっても絶叫する店員はおらず、
店はいつもの雰囲気のままです。

誰だって好き好んでコンビニで絶叫したくないですよね。
気怠い態度の店員までを含めて、
日本の「コンビニ文化」はすっかり定着しているわけで、
いくら社長命令とはいえ、
現場で働く人々の理解を得られないサービスを浸透させるのは難しいものなのですね。