くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

32の実感

2011-12-30 16:41:31 | Weblog
私は小学校の頃から中学、高校、大学に至るまで
オーケストラやら吹奏楽部に所属してまいりまして
およそスポーツとは無縁の人生を歩んで参りました。

それでも子どもの頃は
友達と外で遊んだり体育の授業も積極的に参加したりしていたものですが
中学の頃からは友達とはもっぱら屋内でテレビゲームにいそしみ
体育の時間も冗談抜きで一歩も動かなくなり
先生のお情けで単位をいただいていた体たらく。

つまり自分の身体の動かし方を覚えずに
成長期を過ごしてしまったため、
今となってはこの平均以上に伸びた身長を持て余すばかりです。

しかしそんな私にも
人にちょっと自慢できる身体能力は一応あったりします。

もちろん「そなたこそ万夫不当の豪傑よ!!」とか
言ってもらえるようなレベルではなく、
5、6人の人がいたら多分私が一番だろうという程度のレベルですけど。

一つ、高い所にある物を取れる。
これは私と面識がある人なら誰もが納得の身体能力ですね。
主に物置きや納戸、台所などで重宝がられます。

二つ、指の間接が逆に曲がる。
正確にいえば大きく反るといった感じでしょうか。
特に親指の第1間接は90度くらいはいけます。
この能力に関しては特にこれといってメリットはないですね。

三つ、片脚でスクワットができる。
片脚立ちの状態から膝を曲げてかがんで
お尻が踵についた状態からそのまま片脚で立ち上がれます。

…はずでした。

先日お酒に酔った勢いで
久しぶりに片脚スクワットを披露しようとしたら
かがみこんだまま後ろに倒れてしまい、
とんだ生き恥をさらしてしまいました。

酔っていたせいかと思って
翌日に再チャレンジしてみましたがやはりダメで
最後に成功したのがいつだったかわからないので
いつ頃からこの超人的能力が失われてしまったのかはわかりません。

でも能力が衰えてしまったのは確かな事実。
先週32歳になったばかりですが
早くも身体の衰えを感じてしまいました…。

ということで来年のテーマは「アンチエイジング」
とりあえず片脚スクワットの復活を目指しましょう。

あ、ちなみに左脚はまだ出来ます。
目指せ、右脚のアンチエイジング!

良いお年を!

32周年

2011-12-24 00:18:49 | Weblog
街を歩けばイルミネーション、
ラジオをつければ山下達郎。
電車に乗ればメルトダウン寸前の恋人たち。
今年もクリスマスの季節がやってまいりました。

このブログを愛読されている奇特な方々なら
改めて言わなくてもお分かりでしょう。
今日が何の日であるか。

え、だからクリスマス・イヴだろ?!って?

いやいや、やはり改めて申しましょう。
今日は私くぬぎ太郎の誕生日です。

おめでとうございます!
ありがとうございます!

この世に生を受けて以来
クリスマスと誕生日のお祝いを
まとめて一回で済まされ、
そんなことを気にした時期があったりなかったり、
いつの間にやら32歳になりました。

といった具合で
毎年さり気なくブログに書いているわけですが
32歳になった感想としては、
31歳になった時とあまり差がありません、って感じでしょうか。

でも一年という時間は確実に経っているわけでして
身の回りの環境は結構変わりました。
一年前には想像すらしていなかった状況で
日々を過ごしております。

「人生わからないものだね」という言葉はよく聞きますが、
3年前に会社を辞めてからは
全くもって人生の展開が読めません。

成るように成るさ、と思う反面、
成さねばならぬと思ってみたり、
次の一年はどんな年になることやら。

何はともあれ、
今こうして自分が元気に生きていて
誕生日を迎えられたのは確かなことです。

いつも周囲にいてくれる方々に感謝。
ありがとうございます。
こんな私ですがこれからもよろしくお願いします!

冬のソファ

2011-12-16 01:36:05 | Weblog
結構前の話ですがソファーを買いました。
オリーブ色のファブリックで出来た
3人掛けのシンプルなデザインです。

まぁ、なんてセレブリティな!
と思われるかもしれませんが
インターネットのオークションにて
2万円で落札した品物です。

展示品の流れ物らしく
新品でいくらだったのか、
どこの国で誰が作ったのかはわかりませんが
巡り巡って今は私の家にあります。

1ルームのアパートから
いきなり一軒家に引っ越したため
広い部屋にちゃぶ台がポツンという状態が
しばらく続いていましたが
ソファがあるだけでグッと家らしくなった気がします。

座り心地もまぁまぁですし、
何より家の中で落ち着ける場所ができたことが
ちょっと嬉しかったり。

晴れた日の昼下がりに、
ゆったりとソファに寄りかかり、
ブランデーグラスをくゆらせて(持ってない)、
膝の上に乗っている猫の背中をなでながら(飼ってない)
じっくりと物思いにふける。

そんな妄想を抱いていたのもつかの間、
季節はあれよあれよと冬になり、
ソファを置いた窓辺はとても寒くて
のんびり座っていられる状況ではなくなってしまいました。

築40年を越える古い物件だけあって
断熱材が入っていないのか、
単に窓が多すぎるのか、
比較的耐え難い寒さです。

エアコンフル稼働で凌いでいるものの
毎月の電気代が恐ろしい…。

本格的な冬を前にして
早くも春が待ち遠しい今日この頃です。

中国的黒酢開栓方法

2011-12-09 01:47:01 | Weblog
先日上海へ旅行に行った友人から
お土産に中国の黒酢をいただきました。

「中華風のスープに入れたりするといいよ」とのことで、
「友情」とか「根性」とか書いてあるキーホルダーをもらうより
よほど実用的だし消耗品だから場所も取らないし、
さすが分かってらっしゃるというチョイスです。

中華風のスープを作る機会はなかなかありませんが
先日試しに炒め物にちょっと入れてみようと思いました。

この黒酢は瓶詰めになっておりまして、
日本のお酢のようにフタは跳ね上げ式になっています。
その跳ね上げ式のフタを開けるとさらに中ブタがしてありまして、
日本の製品と同様に初めて使用する時は
中ブタのリングに指を入れて引っ張り、
ダイヤ形の注ぎ口を開封させるわけです。

そんな定説に従ってリングに指を入れ
おもむろに引っ張りましたところ、
これといった手応えも無いまま
「ぶちっ」という情けない音が聞こえたのです。

あろうことか中ブタのリングがちぎれてしまい、
注ぎ口になるべき場所には
全く開く気配が見受けられないダイヤ形の溝だけが
残されてしまいました。

世界第二位の経済大国になったとか言って喜んでないで
こういう細やかな所にも気を配ってくれよ、
などと思いながら暫く呆然としてしまいましたが
この状態をどうにか打開しないことには炒め物が作れません。

考えた末に私が取った行動は、
ダイヤ形の溝に包丁を差し込み
やや内側に向かってえぐり込むように
打つべし!
打つべし!
いや、開けるべし!

この作戦は見事に成功し
私は見事に黒酢を開けることできました。

お味の方は嫌な酸味は無くサッパリとしていて、
そんなに味も濃くないので
結構思い切った量を入れてちょうど良い感じです。

成分表は全部中国語で書いてあるので
何が含まれているのか分かりませんが
きっと身体にも良いことでしょう、

多分。

悩めるセイロ

2011-12-02 01:30:40 | Weblog
かねてより愛用していた蒸籠が
新居の湿気に耐えきれずカビだらけになってしまい、
同じ品物を買いに中華街へ行ったことは
先日お話しした通りです。

二代目となる新しい蒸籠も
初めの頃こそ色白でウェイトも軽くて
いかにも頼りない風体でございましたが
何度か使用しているうちに、
蒸気を吸ってずっしりと重みが増し、、
ほんのり飴色に近づいて参りまして
どことなく先代の全盛期を思わせる
風格が出て参りました。

購入した店の店主が言うことには
流しよりも上の高さで、
扉などで閉ざされていない場所に保管すると
カビが生える心配は無いようです。
さらにいえば四隅を切り落とした紙袋に入れて
ぶら下げておくと良いのだとか。

そういえば先代の蒸籠は流しの下にある
扉付きの収納に保管していたので
なぜか湿っぽい我が家の事情を考えれば
カビるべくしてカビたと言えるでしょう。

というわけで
二代目の蒸籠は流しよりは下の位置ですが
扉がないオープンな収納棚に保管しています。
今のところは快適に過ごしているようで
これといってトラブルは報告されていません。

しかしフと思ったのですが、
蒸気にさらされることを前提にした道具が
湿気に弱いというのは
何とも皮肉な話ではございませんか。

きっと蒸籠自身も言葉では説明できない
モンモンとした自己矛盾を感じていることでしょうね。

「あれ、オレ普段熱い蒸気ガンガンに浴びても平気なのに、
っていうかむしろそのために生まれてきたつもりなのに、
こんな地味な水分にはかっらきし弱いだと?!
実はすっげぇヘタレなんじゃねぇの?オレ…。」

ってところでしょうか。
所詮は蒸籠も「木」ってことですね。
せいぜい気を遣ってあげないと。
おっと、ゴホン、ゴホン。

がんばれ、二代目!