くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

エリンギ残酷物語

2011-11-25 01:29:10 | Weblog
一体どれだけの人が
この事実を知っていることでしょう。
まさかエリンギが生きているなんて。

皆さん、
スーパーに並べられているエリンギは
既に息絶えた者だと思っていませんか?

それは大きな間違いです。

スーパーで売られている段階では
エリンギはまだ息を引き取ってはいません。
買われて家に持ち帰られても、
冷蔵庫で冷やされてもまだ生きています。
包丁で切り刻まれて火にかけられるその瞬間まで
エリンギは生きているのです。

なぜそんなことがわかるのかって?

私は確かに聞いたのです。
フライパンで火にかけられたエリンギが
最後に絞り出した断末魔の声を…!

いつの頃かは定かではありませんが
長野県の寒村で産声をあげたエリンギは、
年頃になったある日のこと、
育ての親である栽培主に突然根本からもぎ取られ
いくつかの市場を経て横浜の本牧にある
小さなスーパーへと運ばれてきました。

そこで身長180cm前後の細身の男に見初められ、
自宅に連れてこまれた揚げ句、
哀れにも切り刻まれて火あぶりにされたのです。

そんないきさつがあったかどうかは
私の個人的な想像の域を出ませんが、
火にかけられたエリンギは
「キュゥ、キュゥ!」と
何とも切ない声を確かに上げたのでございます。

いちいちそんな悲しい物語を考えてていたら
美味しく食べられないんじゃないかって
諸兄はお思いになるかもしれませんね。

もちろん美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!

※エリンギが鳴くのは本当のことです。

今年もやります、くのは展。7回目

2011-11-18 01:37:45 | Weblog
もはや毎年恒例となってきました、くのは展。
今年もやります。
第7回目です。

いつもの喫茶店で、
いつものメンバーで、
いつもの感じで展示してます(予定)

ご都合のよろしい方は是非いらしてください!

■第7回くのは展
・期間 11月19日(土)~26日(土)
・時間 13時~21時
・場所 恵比寿のギャラリーカフェ「ラ・ヴァンド」
・例年通りカフェでの展示になりますので
 飲食物をオーダーしてください。

あれ、もう明後日ですよ。
実はまだ描き終わってません…。

いつからこんなギリギリ人間になったんだ。

イリヤマテヤマネコ

2011-11-11 01:20:42 | Weblog
ネッシー、クッシー、チュパカブラ…
世界には存在が噂されながらも
しっかりとは確認されていない生物がたくさんいます。
そうです、ここ横浜は山手の地にも…

以前もチラッと紹介しましたが
イリヤマテヤマネコという山猫に関する目撃情報が
2ヶ月程前から後を絶ちません。

目撃した30代の自称イラストレーターの男性によりますと、
イリヤマテヤマネコと思われるこの猫は
主に朝から昼にかけての午前中に
この男性の自宅前をノソノソと歩いて通るそうで、
バケツに溜まった水を飲んだりすることもあるといいます。

目撃者の男性です。

「私はちょうど2ヶ月程前にこの家に引っ越してきたんですけど、
引越しの荷解きをしていたら急に屋根でドスンという音がしまして、
何だろうと思って窓の外を見たら
家の横にある土手に猫のような生き物が飛び降りてきて、
そのまま土手を駆け上がっていいったんです。
私もうホントに怖くて…。」

その後男性は恐怖で夜も眠れなくなったそうですが
イリヤマテヤマネコは度々家を訪れるようになり、
壁にペンキを塗る作業をジッと見つめていたりしたそうです。
特に人間に対して危害を加える様子もなく、
毛が長くフサフサで狸のような尻尾をしたその姿は何とも愛らしく、
人間不信のこの男性も徐々に心を開いていったといいます。

そんなある日のこと、
男性が朝目を覚ますとイリヤマテヤマネコが
家の窓のすぐ側まで来ていたそうです。
男性はすかさず持っていたカメラ付き携帯電話で撮影しました。

こちらがその写真です。


お~、ズングリしていると思ったら結構シュッとした顔立ちです。
かわいいですね。

ん?ちょっと待ってください。
首のあたりで何か光っているように見えますが…
あれ、これ、首輪じゃありませんか?

皆さん、大変な事実が発覚しました。
イリヤマテヤマネコは何者かの手によって飼育されていたのです…!
きっと他所の家でもフモフモとか、フモーとか、フモンとか呼ばれて
美味しい缶詰をたらふく食っているのでしょう。

これはもう学名を変更するしかありませんね。
イリヤマテイエネコ、イリヤマテカイネコ、イリヤマテペットノネコ…、

…もう、要するに近所の猫です。

あんまん

2011-11-04 12:26:24 | Weblog
9月に引っ越した山手と横浜中華街は目と鼻の先。
その気になれば歩いて行くことだってきます。
だからといって歩いて行ったりはしません。
だって疲れるじゃないですか。
なかなかその気にはならないものです。

でも私だって行く時は行きますよ。
現に先日も行ってきました。
もちろん電車で。
隣の駅ですけど。

新居での保管の仕方を誤ってしまったため
このブログでも紹介した蒸籠がカビだらけになってしまい、
以前と同じ店に新しい蒸籠を購入しに行ったのです。

で、まぁせっかく中華街に来たわけですから
蒸籠を買った後に少しフラフラとしてきたわけです。
いつもは修学旅行生でごった返している通りも
この日はなぜかスッキリと空いていましたし。

そこかしこの道端で商魂たくましい華僑の方々が
熱心に食べ物を勧めてきますけれど
心の中で「ごめんなさい」とつぶやきながら
これらを華麗にスルー。

そう、私には目指すべき店があるのです。
その名は「華正楼」。
私はこの店の肉まんとあんまんが大好きなのです。

華正楼では品質保持のためなのか
肉まん・あんまんの発送サービスを行っておらず
食べたければ店へ買いに行くしかありません。
ですがそこまでするだけの味が確かにあるのです。

すぐには食べる機会がなかったので
とりあえず冷凍しておきましたが、
食材の切れ目がきた某日、
新たに買ってきた蒸籠を使って蒸し上げました。

コンビニの肉まんとは比較にならない大きさなので
なかなか中まで火が通りませんでしたが
フカフカに蒸し上がった肉まんはまさに絶品。
半分に割った瞬間に肉汁が溢れてくるジューシーな具。
一個食べればお腹はほぼいっぱいです。

あんまんはまだ食べてませんが
こちらも中華あんがぎっしりと詰まっていて
甘い物好きには堪らない一品です。

う~ん、全くけしからんですね。
早々に成敗してやらねば!