早いもので今年もいつの間にか年の瀬が近づいてきて
世間は何となく慌しくなってきた。
会社もすでに休みに入った。
普段の休みなら自宅にこもって
世間の喧騒などどこ吹く風というスタンスの私だが、
年末はさすがに結構大きな時間の区切りなので
自分が満足する程度に大掃除などしてみる。
もう今年も残りあとわずかと言われると
やらなければならないと思うことがいろいろと出てきて、
時間の流れが持つ力は絶大だと思う。
普段の床掃除はホウキで掃くだけだが雑巾がけをしたり、
普段の風呂掃除は浴槽と床だけだが壁と天井も磨いたり、
普段より少しずつ高いレベルの掃除を施していく。
こだわり始めるとキリがないが、
いい頃合で満足したことにして
自宅の汚れを落とす大掃除は終わる。
そしてもう一つやらなければならない大掃除が
食材の整理である。
年末年始は横浜の実家に帰省するので
愛知県の家は1週間ほど空けることになる。
冷蔵庫には最近買った生鮮食品が少し残っており、
1週間後には食べられない状態になっている可能性が高いから、
愛知にいるうちに食べてしまう必要があるのだ。
冷蔵庫を開けると
友人のイタリア土産にもらったちょっといいベーコン、
人参が一本、もやしが一袋、豆腐が一パック、
長ねぎが半分、ごぼうが半分入っていた。
真の料理上手ならばある食材で何とか工夫して
それなりのレシピを考えてしまうのだろうが、
私にはこれといって妙案が浮かぶほどの知識がなく、
材料を買い足して馴染みの料理を作っても
素材が余ることになり本末転倒である。
年内にやっておきたいことが他にもあったので
調理を手早く済ませたかったこともあり、
すべてを炒めてみることにした。
素材ごとの相性も分量も未体験ゾーンで、
美味しい料理になることはハナから期待せずに、
まずは何味にしようかと考えてみる。
ごぼうが入るから和風か、
ベーコンが入るからイタリア風か、
もやしが大量に入るから中華風か。
結局よく決めずに作り始め、
ここは一つニンニクの偉大なリーダーシップに任せようと思い、
まずはニンニクを炒め始めた。
続けて食材を順次投入していき、
無難なところで塩と胡椒による味付けを施した。
結果写真のような炒め物が軽く3人前出来上がった。
味の方は推して知るべし。
まずくはないが、決して美味しくもない。
素材同士がお互いを高め合うことはなく、
かといってそれぞれの味が引き立っているわけでもなく、
ニンニク風味の統率の元に集まった烏合の衆といったところだ。
しかも3人前を一人で食べなければならないので
何とも始末が悪い。
でも世界には飢えに苦しんでいる人も大勢いるので
食材を腐らして捨てるのも忍びなく何とか完食した。
落ち着いて考えてみると、
ベーコンは結構日持ちしそうだから保存しておいて
残りの食材であんかけ豆腐など作ってもよかったなと思ったが、
所詮は後の祭りである。
食材を整理するという目的は達したので良しとしょう。
部屋も冷蔵庫もきれいになって
すっきりとした気持ちで帰省先の横浜へ向かう。
ダラダラと長い文章に毎週付き合ってくださる皆様、
今年も1年ありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。
世間は何となく慌しくなってきた。
会社もすでに休みに入った。
普段の休みなら自宅にこもって
世間の喧騒などどこ吹く風というスタンスの私だが、
年末はさすがに結構大きな時間の区切りなので
自分が満足する程度に大掃除などしてみる。
もう今年も残りあとわずかと言われると
やらなければならないと思うことがいろいろと出てきて、
時間の流れが持つ力は絶大だと思う。
普段の床掃除はホウキで掃くだけだが雑巾がけをしたり、
普段の風呂掃除は浴槽と床だけだが壁と天井も磨いたり、
普段より少しずつ高いレベルの掃除を施していく。
こだわり始めるとキリがないが、
いい頃合で満足したことにして
自宅の汚れを落とす大掃除は終わる。
そしてもう一つやらなければならない大掃除が
食材の整理である。
年末年始は横浜の実家に帰省するので
愛知県の家は1週間ほど空けることになる。
冷蔵庫には最近買った生鮮食品が少し残っており、
1週間後には食べられない状態になっている可能性が高いから、
愛知にいるうちに食べてしまう必要があるのだ。
冷蔵庫を開けると
友人のイタリア土産にもらったちょっといいベーコン、
人参が一本、もやしが一袋、豆腐が一パック、
長ねぎが半分、ごぼうが半分入っていた。
真の料理上手ならばある食材で何とか工夫して
それなりのレシピを考えてしまうのだろうが、
私にはこれといって妙案が浮かぶほどの知識がなく、
材料を買い足して馴染みの料理を作っても
素材が余ることになり本末転倒である。
年内にやっておきたいことが他にもあったので
調理を手早く済ませたかったこともあり、
すべてを炒めてみることにした。
素材ごとの相性も分量も未体験ゾーンで、
美味しい料理になることはハナから期待せずに、
まずは何味にしようかと考えてみる。
ごぼうが入るから和風か、
ベーコンが入るからイタリア風か、
もやしが大量に入るから中華風か。
結局よく決めずに作り始め、
ここは一つニンニクの偉大なリーダーシップに任せようと思い、
まずはニンニクを炒め始めた。
続けて食材を順次投入していき、
無難なところで塩と胡椒による味付けを施した。
結果写真のような炒め物が軽く3人前出来上がった。
味の方は推して知るべし。
まずくはないが、決して美味しくもない。
素材同士がお互いを高め合うことはなく、
かといってそれぞれの味が引き立っているわけでもなく、
ニンニク風味の統率の元に集まった烏合の衆といったところだ。
しかも3人前を一人で食べなければならないので
何とも始末が悪い。
でも世界には飢えに苦しんでいる人も大勢いるので
食材を腐らして捨てるのも忍びなく何とか完食した。
落ち着いて考えてみると、
ベーコンは結構日持ちしそうだから保存しておいて
残りの食材であんかけ豆腐など作ってもよかったなと思ったが、
所詮は後の祭りである。
食材を整理するという目的は達したので良しとしょう。
部屋も冷蔵庫もきれいになって
すっきりとした気持ちで帰省先の横浜へ向かう。
ダラダラと長い文章に毎週付き合ってくださる皆様、
今年も1年ありがとうございました。
よいお年をお迎えくださいませ。