家の近所をタマという名前の野良猫が徘徊しております。
見た感じまだ1歳か2歳くらいのオス猫で、毛色はチャトラ、目は黄色いです。
全体的に黄色い色彩の体に最近まで青い首輪をしておりました。
そう、こないだまで飼い猫だったようなのですが、
老齢の飼い主が家を引き払う際に置いて行かれてしまったようです。
飼い主と思しき老人が道端でこの猫のことを「タマ!」と呼んでいたので、
あかの他人である私が名前を知っている次第でございます。
あとは近所の噂話に詳しい隣の老婦人からもある程度の事情を聞いたりしました。
タマは、この老婦人がお気に入りの野良猫のために用意したエサを押しのけて食べてしまうため、
その不平不満を会う度に聞かされるついでに。
他の猫のエサを横取りできることからも分かるように、
タマは腕っ節が強く、日々喧嘩に明け暮れているようです。
しげしげとその顔を見てみるとボスの風格が漂う大きな頭、
喧嘩でボロボロになった耳など、若いながらになかなかの風格を備えております。
タマが近所を徘徊するようになってから野良猫の勢力図が変わったようで
うちの曇りガラスの向こうを通り過ぎる猫の姿は、
タマと思われる黄色い影ばかりになってきました。
曇りガラスの向こうに黄色い影が見える度に
うちのリンも果敢に戦いを挑んでいきますが(窓越しに)、
家でぬくぬくしている猫では役者が違い過ぎるようで、
窓に猫パンチを繰り返すリンをよそに、
タマは寝そべっってストレッチをしております。
この太々しいまでの態度は猫に対してだけではなく、
人間に対しても平等に発揮されます。
人間が道を歩いていて向こうから猫が歩いてくると、
普通は警戒して横にある塀の向こうなどへ逃げてしまうものですが、
タマは一切逃げる素振りも見せず、人間のように普通にすれ違っていくのです。
自分が人間だと思っているのか、人間を大きな猫だと思っているのか知りませんが、
こちらが思わず挨拶をしてしまいそうになります。
タマの元飼い主はゴミ捨てのマナーが悪い人で、
曜日を無視して捨てた生ゴミを、
当時から半野良だったタマが荒らすという謎のリサイクルによって、
ゴミ捨て場が散らかってしまうことが多々ありました。
元飼い主がこの街を去って、
ゴミ捨て場が綺麗に保たれているのは結構なことですが、
タマの行く末も心配な今日この頃でございます。
見た感じまだ1歳か2歳くらいのオス猫で、毛色はチャトラ、目は黄色いです。
全体的に黄色い色彩の体に最近まで青い首輪をしておりました。
そう、こないだまで飼い猫だったようなのですが、
老齢の飼い主が家を引き払う際に置いて行かれてしまったようです。
飼い主と思しき老人が道端でこの猫のことを「タマ!」と呼んでいたので、
あかの他人である私が名前を知っている次第でございます。
あとは近所の噂話に詳しい隣の老婦人からもある程度の事情を聞いたりしました。
タマは、この老婦人がお気に入りの野良猫のために用意したエサを押しのけて食べてしまうため、
その不平不満を会う度に聞かされるついでに。
他の猫のエサを横取りできることからも分かるように、
タマは腕っ節が強く、日々喧嘩に明け暮れているようです。
しげしげとその顔を見てみるとボスの風格が漂う大きな頭、
喧嘩でボロボロになった耳など、若いながらになかなかの風格を備えております。
タマが近所を徘徊するようになってから野良猫の勢力図が変わったようで
うちの曇りガラスの向こうを通り過ぎる猫の姿は、
タマと思われる黄色い影ばかりになってきました。
曇りガラスの向こうに黄色い影が見える度に
うちのリンも果敢に戦いを挑んでいきますが(窓越しに)、
家でぬくぬくしている猫では役者が違い過ぎるようで、
窓に猫パンチを繰り返すリンをよそに、
タマは寝そべっってストレッチをしております。
この太々しいまでの態度は猫に対してだけではなく、
人間に対しても平等に発揮されます。
人間が道を歩いていて向こうから猫が歩いてくると、
普通は警戒して横にある塀の向こうなどへ逃げてしまうものですが、
タマは一切逃げる素振りも見せず、人間のように普通にすれ違っていくのです。
自分が人間だと思っているのか、人間を大きな猫だと思っているのか知りませんが、
こちらが思わず挨拶をしてしまいそうになります。
タマの元飼い主はゴミ捨てのマナーが悪い人で、
曜日を無視して捨てた生ゴミを、
当時から半野良だったタマが荒らすという謎のリサイクルによって、
ゴミ捨て場が散らかってしまうことが多々ありました。
元飼い主がこの街を去って、
ゴミ捨て場が綺麗に保たれているのは結構なことですが、
タマの行く末も心配な今日この頃でございます。