くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

タマ

2014-11-28 11:26:26 | Weblog
家の近所をタマという名前の野良猫が徘徊しております。
見た感じまだ1歳か2歳くらいのオス猫で、毛色はチャトラ、目は黄色いです。
全体的に黄色い色彩の体に最近まで青い首輪をしておりました。

そう、こないだまで飼い猫だったようなのですが、
老齢の飼い主が家を引き払う際に置いて行かれてしまったようです。
飼い主と思しき老人が道端でこの猫のことを「タマ!」と呼んでいたので、
あかの他人である私が名前を知っている次第でございます。

あとは近所の噂話に詳しい隣の老婦人からもある程度の事情を聞いたりしました。
タマは、この老婦人がお気に入りの野良猫のために用意したエサを押しのけて食べてしまうため、
その不平不満を会う度に聞かされるついでに。

他の猫のエサを横取りできることからも分かるように、
タマは腕っ節が強く、日々喧嘩に明け暮れているようです。
しげしげとその顔を見てみるとボスの風格が漂う大きな頭、
喧嘩でボロボロになった耳など、若いながらになかなかの風格を備えております。

タマが近所を徘徊するようになってから野良猫の勢力図が変わったようで
うちの曇りガラスの向こうを通り過ぎる猫の姿は、
タマと思われる黄色い影ばかりになってきました。

曇りガラスの向こうに黄色い影が見える度に
うちのリンも果敢に戦いを挑んでいきますが(窓越しに)、
家でぬくぬくしている猫では役者が違い過ぎるようで、
窓に猫パンチを繰り返すリンをよそに、
タマは寝そべっってストレッチをしております。

この太々しいまでの態度は猫に対してだけではなく、
人間に対しても平等に発揮されます。

人間が道を歩いていて向こうから猫が歩いてくると、
普通は警戒して横にある塀の向こうなどへ逃げてしまうものですが、
タマは一切逃げる素振りも見せず、人間のように普通にすれ違っていくのです。
自分が人間だと思っているのか、人間を大きな猫だと思っているのか知りませんが、
こちらが思わず挨拶をしてしまいそうになります。

タマの元飼い主はゴミ捨てのマナーが悪い人で、
曜日を無視して捨てた生ゴミを、
当時から半野良だったタマが荒らすという謎のリサイクルによって、
ゴミ捨て場が散らかってしまうことが多々ありました。

元飼い主がこの街を去って、
ゴミ捨て場が綺麗に保たれているのは結構なことですが、
タマの行く末も心配な今日この頃でございます。

クロームキャスト

2014-11-21 12:41:21 | Weblog
先日、大学の同級生が家を建てたというので
見物に行ってまいりました。

大学で専攻が同じだった同級生で、
4年間同じ教室でデザインの勉強をした後、
同じ会社に就職して同じ寮に住んでいたという
なかなか因縁浅からぬ感じでございます。

初夏の頃に完成して
新築を祝うパーティーにも呼ばれていたのですがあいにく予定が合わず、
今回遅ればせながら一人でお邪魔してきた次第です。

ちょうど(?)奥さんも不在だったので、
建物探訪の渡辺篤史ように家の中を拝見し、
自慢の手料理を振舞ってもらってノンビリ過ごしてまいりました。

ノンビリ過ごすのにBGMは大事なものです。
同級生の家ではテレビにアンプとスピーカーを繋いで音楽を流しておりました。
ちょっとしたホームシアターのようなものですね。

何やら説明してくれたアンプやスピーカーのことはあまり覚えていませんが
なかなか迫力のある良い音でございました。
オーケストラの演奏で、ちゃんとテレビに映像まで映っています。

はて、音源は何なのでしょう。
CD?DVD?HDD?

同級生に尋ねてみたところ、
なんとYouTubeだというではありませんか。
スマホで再生しているYouTubeをテレビで映しているんだそうな。

いったいいつの間に発売されたのか知りませんが
googleから出ているchromecastという装置をテレビに繋ぐだけで、
YouTubeをはじめ様々な動画サイトをテレビで見ることができるというのです。

手元のスマホをササッと操作するだけで
インターネット上にある膨大な動画が大きなテレビ画面で綺麗に見られるなんて、
知らないうちに未来が始まっていました。

自宅に帰って妻に話したところ意外と食いついてきたので
早速購入してしまいました。

違法か合法か知りませんが、
どこかの誰かがYouTubeにアップしてくれた昔のテレビドラマを
毎晩楽しみに見させていただいております。
もはやレンタルビデオ屋に行くこともなくなるかもしれませんね。

窓とリンゴ

2014-11-14 17:26:22 | Weblog
周辺機器を揃えるのに時間がかかったり、
各種ソフトをインストトールするのに時間がかかったり、
そもそも仕事をしていて手が回らなかったりで難航しておりましたが
ようやくwindowsからmacへの移行が一通り終わりました。

約6年ぶりくらいにmacからこのブログを書いております。

ん、6年ぶり?!
そういえば最近振り返りをしていませんでしたが
このブログを始めて7年以上が経つのですね。

よくも飽きもせずに毎週毎週くだらないことを書いてきたものでございます。
いったいどこの誰が見てくださっているのかわかりませんが
いまだに閲覧者数も増え続けているようですし、
感謝感謝でございます。

windowsとmacを両方使った経験のある方ならお分かりでしょうけれど、
両者は似ているようで似てなくて、やっぱり別物。
そんな感じです。

ショートカットの操作はほぼ一緒だけど
キーボードのボタンの種類も配置も違うので押し間違えたり、
Illustratorなどショートカットを多用するようなソフトを操作する場合は
特に頭が混乱してしまって慣れるのに少し時間がかかりそうです。

同じくillustratorなどで、windowsでは出来たのにmacでは出来ない操作がたまにあったりして、
ちょっとしたストレスを感じたりもしています。
逆にmacでしか出来ないことはあまりないのですけどね…。

なかなか順風満帆とは言い難いmacライフの船出ですが、
今後の展開には一筋の光明を見出しております。

まずは作業環境がスッキリすること。
パソコン本体が圧倒的に小さくなったので、
今まで使っていた大きなwindowsパソコンを処分すれば
デスク回りに結構な空きスペースが生まれます。
コード類もコンパクトにまとめられそうですから、
だいぶ片付くことでしょう。

もう一つは新しく買ったmacが4Kモニターに対応していること。
テレビだけでなくパソコンのモニターにも
ウルトラハイビジョンと呼ばれる4Kの波がきておりまして、
ハッキリ見えて目に優しく、デザインの細かい所を確認するのにとても具合が良さそうなのです。
いつか上がりの良い時に購入したいと目論んでいます。

未来のことはさておき、
現在は素敵なキーボードを探しております。
デスク回りを黒で統一していたのに
macの純正キーボードはアルミに白いボタンの製品しかなくて困っています。

どこかに良いものないかしら。
黒くてシンプルなワイヤレスキーボード…

何か専門的な話になってしまい失礼しました。
以上、現場からでした。

あのお方

2014-11-07 10:35:53 | Weblog
飼い猫のリンは食欲旺盛でとにかく甘えたがりです。
ことあるごとに「エサをよこせ」とか「抱っこしろ」とか、
遠慮というものを知りません。

そしてとにかくよく鳴きます。
いろいろと抑揚をつけたり長さを調整したりしているので
あたかも言葉を話しているかのようですが、
もちろん何を言っているかは推測の域を出ません。

しかしそれだけボキャブラリーが豊富だと
人間が何を言っているのかも何となく分かるようでございまして、
会話の中に「リンちゃん」という単語が出てくると
「私のことかしら?」とどこにいてもすり寄ってきます。

基本的にはかわいいのですが、
仕事をしている時とかゆっくりしたい時とか、
そういうそっとしておいて欲しい時に寄って来られると
少なからず負担になってしまうものです。

寄ってきてほしくない時は極力会話の中で名前を呼ばないようにしていますが
どうしても単語として必要な場合がございます。
そんな時、我が家では「あのお方」と呼ぶようにしています。

まるでハリー・ポッターに出てくるヴォルデモート卿のような
大層な響きでございますね。

最近、あのお方は何か変な物でも召し上がったのか、はたまたお風邪でも召したのか、
一晩で20回近く吐いて、ちょっとした騒ぎとなりました。
翌日も元気がなかったので、翌々日に病院へ連れて行かれました。

病院に行く頃には自力でだいぶ元気になっていたので、
診察代も安心料といったところでしたが
案の定これといって異常は見つからず血液検査の結果も良好でございました。

たくさん吐いて少し痩せられたし、
健康優良児のお墨付きも得ることができ、
あのお方は今日も平和に過ごしておいでです。