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くぬぎのたろぐ

くぬぎ太郎の日常的視点

陶芸体験

2007-12-22 20:26:18 | Weblog
以前このブログにて紹介したが、
11月の上旬に岐阜県土岐市にある会社の後輩の実家で
陶芸体験をさせていただいた。
後輩の実家は代々続く窯元で、
別に陶芸教室を営んでいるわけではないのだが、
娘の友人知人には特別に陶芸体験をさせてくれたりする。
陶芸体験で作られた作品は
商品の窯入れがある時についでに焼いてもらうため、
仕上がりがいつになるかは、はっきりとわからなかったが、
最近出来上がったという連絡を受けて、
一緒に陶芸体験をさせていただいた S 君と受け取りにいった。

アップした画像がその作品の一部である。
他にもいくつか作らせていただいたが、
すべて載せると一つ一つがよく見えないので
特にお気に入りの作品をアップしてみた。

一番左の大きいものが緑釉の平皿で、
粘土をたたらと呼ばれる技で加工した板から作った。
通常の平皿のように周囲に壁をたてたくなかったので
天面にグルリと溝を掘ることで
多少汁っぽい料理でもこぼれずに盛ることができる、はずである。

その右にある長細い器が刺身用の平皿。
これも同じくたたらで作った粘土の板をくり抜いて作った。
器の底がスズリのように傾斜しているので、
一番低いところに醤油を注ぐことができ、
小皿を別に用意する必要がなくなる、はずである。

その奥にある平たい器は予期せずできあがった平皿。
一番始めに紹介した器の下に同じサイズの薄い粘土の板が張り付いていたのだが、
誰もその存在に気づかずにそのまま素焼きされたところ、
焼成による粘土の変形で剥がれ、その存在が明るみになった。
張り付いていた平皿に圧迫されて焼かれたので、
変形も少なくタイルのように綺麗な平面を出すことに成功した。
特に釉薬の指定をしていなかったため
釉薬をかけないで焼き締めの作品として完成に至った。

その偶然の平皿に乗っているのが、ろくろで作ったお猪口。
始めにろくろで丸い形を作り、
適当に粘土が乾いた頃を見計らって周囲をたたいて四角い形にした。
元々白い徳利を持っていて、それに合うお猪口がほしかったのだが、
徳利と微妙に違う白も気持ち悪いので
黒い釉薬をかけて対比で合わせることにした。

以前も書いたが、
会社では陶器を使った商品のデザインをしていて、
形や色を一定に保つのに皆苦心している。
それはそれで生活には欠かせない商品なので、
たゆまぬ努力が必要だ。
でも本来陶器は焼くと変形するもので
偶然に起きる色や柄の変化を楽しむのも
たまには良いものである。

会社の仕事では、
形を検討する段階では自分の手でモデルを作ったりもするが、
最終的な商品の形は図面を描いて表現することになる。
その点趣味の陶芸体験は自分の気のむくままに形を作った形が
そのまま完成形として残るのでおもしろい。
今回も世の中に一つしかない器をたくさん作らせて頂いた。
感謝感謝である。

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