五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2014年06月23日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2014年8月号

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 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙は、水着姿のリコ!

 テンガロンハットに、ウォーターガンと、西部劇イメージなのが面白い。

 後ろには、外村さんとヒナさんもいて、涼しげに華やぐビーチであります。

 

 

 今月の「ダイオウグソムシではないで賞」は、『みずいろミュージアム』

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 今回、深海生物ブームにのって、ダイオウグソクムシの展示を始めた水族館。

 グロテスクさがウケているようですが、名前を間違えるお客様が大勢いらっしゃいます(^^;

 ダイオウグソムシとも違っているのですよね~。 そのあたりの解説も興味深かった。

 そんな風に、海の生き物に関するうんちくめいた解説なども、楽しい本作品です!

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●笑って!外村さん (水森みなも 先生)

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 ひなさんと勉強会!? ・・・の巻。

 もうすぐ期末テストということで、一緒に勉強しないかと、ひなさんを誘う外村さん。

 険しい顔で「なんであんたと・・・」と断ろうとするひなさんでしたが、

 そこへ他の人たちがやって来ると、猫かぶりモードで承諾してしまうのだから面白い(^^;

 

 しかし、何だかかんだで、仲良くなっていると言いますか、

 だいぶ普通に話をするようになりましたよね、この2人。

 口は悪いし、外村さんを利用するひなさんですけど、

 彼女が本音で付き合えるのは、外村さんだけだと考えると、

 普通に「友達」と言っても良いのではないかと思えます。

 

 外村さんも外村さんで、自分がロングパンツや丈の長いスカートをはく理由を、

 ひなさんに正直に話しているのは、彼女に心を開いている証ですからね~。

 しかし、ひなさんの“学習法”に感心していたのは、どうなんだろう(´▽`;)

 そして、外村さんのひなさんへのお礼。

 ふだん、「好き」だと言っていたものを贈ったのに、ひなさんは「キライ」だと言う。

 その裏腹な心の内にあるものは・・・?

 

 なるほど、ここで外村さんとひなさんの【重なる】面が見えててくるわけですね~。

 その似ている部分は、外村さんにどのような自覚と影響を与えるのか・・・

 ちょっと気になるラストでしたけど、ますます今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●椿さん (楯山ヒロコ 先生)

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 コミックス6巻、発売中~!

 今回は、食事に気を付ける椿さん。

 暑くて何も食べる気がしないという稔くんに、

 何とか栄養を摂取させようとするあたり、さすが(^^;

 

 旦那さまは、公園で売られているアイスにご執心。

 さすがにアイスばかりというのは体に悪い・・・ とは思いますが、

 そのアイスが絶品らしく、さっそく椿さんと稔くんで、食べに行くことに。

 なんてお話でしたけど、まんがタイム『あいすべきものものどもへ』の話と

 リンクしていましたね。 あちらでも、椿さん出てきてましたし。

 

 美味しそうにアイスを食べる椿さんたちに、味覚を刺激されてしまった今回。

 『あいすべきものものどもへ』は、『あい言葉は、愛』と改題して、

 7月7日にコミックス発売予定! そちら共々、今後も注目です!

 

 

 

●なり×ゆきリビング (乃花タツ 先生)

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 女性2人の同居4コマ!

 小心者の佐藤雪さんと、行動派の篠峰奏莉さん。

 お酒の席で、篠峰さんが佐藤さん家に住ませてと頼んだところ、

 快諾した佐藤さんでしたが・・・?

 

 と始まるお話。

 お酒の席ということで、我に返るや、とんでもない約束をしてしまったと悩む2人。

 気にした篠峰さんが、「お酒の席での事だから」と、なかったことにしようとしますが、

 佐藤さんは受け入れ準備オーケー状態。 そこで、行動派の佐藤さん、さっそく行動へ!

 そんな感じで、同居することになった2人の交流が、楽しく描かれる作品です。

 

 テンションは低いけど、やることはしっかりやる佐藤さんに、

 テンション高めだけど、突っ走って失敗しがちな篠峰さんというコンビの

 かみ合い方が自然で、リズムよく読むことができますね。

 さらに、明示されているわけではないのですが、かすかに百合っぽい空気が

 醸し出されていて、そのあたりで興味を惹かれる読者もいるかも?

 そんな2人の暮らしぶりがどのようなものなのか、つづきに期待です!

 

 

 

●うぶコメ! (枕辺しょーま 先生)

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 働くカノジョと、大学生のカレシ。

 デートの待ち合わせをする、かなでさんと力斗くん。

 2人は恋人同士でありますが、かなでさんが社会人で、力斗くんが大学生のため、

 なかなか時間が合わなかったり・・・ そんな付き合い始めな恋人たちのお話です。

 

 待ち合わせの場所に来て、いきなり「おうち買って」と泣いて頼んでくる、かなでさんに笑!

 住宅販売がお仕事のようですけど、デートに仕事の話を持ち込むあたり、

 意識は仕事の方に向いているようで、力斗くんは「仕事は忘れて楽しんで欲しいなぁ」

 と考え、彼女のことを気づかっています。

 

 そして、デート中に仕事が入ってしまい、デートもキャンセルに・・・

 でも力斗くんは、落ち込みはするものの、かなでさんに悪感情を持たない所が好感触。

 それどころか、かなでさんのために自分ができることを考えるとか、良いカレシですね~。

 一方、かなでさんは仕事が大変で、苦労しつつも、彼の支えで元気になるなど、

 付き合い始めな2人の様子が、微笑ましく楽しい作品になっています。

 社会人と学生という立場の違いを、どう描くかも興味深いですし、つづきを読みたいです!

 

 

 

●注文の多いお姉ちゃん (けんち蛍 先生)

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 男嫌いで、食べるの大好き、そんなお姉ちゃんのお話。

 有村花さんは、男嫌い。

 それでも、食べるのが大好きなため、高級割烹の料理につられて、

 お見合いしちゃったりしてますが、やはりうまくはいかない様子。

 

 「食べてる時が一番幸せ」なんて、イイ笑顔で言っちゃうほど、食べるの大好きな彼女。

 男嫌いに関しては、「このままじゃダメだって分かってる」と考えているものの、

 努力をしても、平気になるわけでもなし。

 とはいえ、家族やおじいちゃんは大丈夫なので、そのあたりに突破口があるのかも?

 

 なんて感じに、「食」と「男嫌い」という個性を両輪に、進行するお話でしたが、

 タイトルから考えるに、後半出てきた北海道にいる弟くんとの交流が、中心になるようです。

 北海道に自然に囲まれたグルメを楽しむ一方で、「男嫌い」をどうからめてくるのか・・・

 ちょっと気になるので、つづきに期待です!

 

 

 

【月刊新人賞@まんがタイムスペシャル】

・だらし姉 (佐野旭 先生)

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 タイトル通り、だらしない姉と弟くんのお話。

 メガネのお姉さんと、弟・ただしくん。

 ゴロゴロしている姉に、手を焼く弟くんという2人のやりとりが面白い4コマ作品です。

 だらしない恰好でいる姉を注意したところ、「刺激が強すぎちゃったかな?」

 なんて言っている姉に、「人間は動物に欲情しねぇよ」とか返す弟くん、なかなかやるな(^^;

 でも、その“返礼”は厳しいもので、姉と弟の力関係を推し量れますねえ。

 そして、お姉さん、外面は良いらしく、そのあたりのギャップも面白味。

 つづきを読んでみたいものです!

 

 

②へつづきます。

 


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