2014年8月号
表紙は、なんとアニメ化が決定『幸腹グラフィティ』!
メインの3人、リョウさん、きりんさん、椎名さんが、
食べ物に囲まれて、幸せそうに寝転んでいます(^^;
今月の「邪気眼末期で賞」は、『青春過剰Sisters』より、カトリーヌなずなさん!
今回、葛葉さんの前に現れた、謎の少女カトリーヌなずな!
彼女、「永遠の終末(ニルヴァーナ)」へ至るため、異能の力を集めているらしいのですが、
葛葉さんの「邪霊拳」も手中にしようと、戦いを挑んできます・・・
が、そのバトルの様子が、“中二”すぎて大笑いでありました゜(*゜´∀`゜)゜
なんだよ、「運命の鎮魂歌(ディスティニーレクイエム)」って、カッコイイじゃないか!(ぇ
【アニメ化決定!】
●幸腹グラフィティ (川井マコト 先生)
アニメ化決定!
祖母を亡くした町子リョウさん(当時中学2年生)。
両親は海外赴任しているため、食事のときは独りで味気なく・・・
そんな中、様々な人と出会い、いっしょに食事をすることで、
「食」を通じたあたたかさを感じてゆく、4コマ物語です。
今回は、学祭準備で忙しいリョウさんたち。
きりんさんは大工仕事に、椎名さんは設計やデザインで、
リョウさんは、軽食やお菓子の差し入れに大活躍です(^^;
そして、3人でのお弁当も楽しく美味しくと、そうした様子が心地よい雰囲気。
けれど、大学進学の話になるや、きりんさん以外の2人はしょんぼりムードに・・・
中学2年生から始まったリョウさんたちの関係は、
現在、高校2年生となり、さらに大学進学が視野に入ったことで、大きく変わってしまう予感。
大学生になったら、進路の違う3人は、別々になってしまうわけで、
そのため、落ち込んでしまうリョウさんと椎名さん。
・・・なんて感じに、進路への悩みが描かれた今回でありました。
そこで、きりんさんの買ってきたコンビニおにぎりが、
3人の絆・つながりを、確かなものにしていたのが好感触。
「人の事想って用意するご飯って、それだけで美味しいじゃん」
きりんさんの気づかいに、心温まる2人の姿が、よかったですね~。
アニメ化も決定して、さらに盛り上がる本作品。
大学進学を視野に入れつつ、どう展開してゆくのか・・・ ますます今後も、楽しみです!
【6月27日、コミックス2巻・発売!】
●城下町のダンデライオン (春日歩 先生)
今回の主役は・・・ 修くん?
高校生になりたての頃の彼ですが、どうにも雰囲気が違います。
昔は、真面目くんだったのかな~なんて思わせますが、
学校にお付きのメイド・曽和さんまで連れてきているのが、妙な感じ。
王族である彼は、曽和さんが付きっきりだったため、友達が作れなかったようで、
人の好い曽和さんを撒いてから、1人で学校を散策していた模様。
そして、屋上で出会った少女・東雲さんと、いっしょに行動することに・・・
なんて感じの話で、あれあれ修くん、花さんというものがありながら、いいの~?
と考えてしまいそうでしたけど、すでに彼が修くんではないことは、わかっていましたね。
小説であれば、叙述トリックで読者を煙に巻いてしまうような内容。
はじめ修くんだと思われた彼が、じつはそうではなかった・・・ では、誰なのか?
東雲さんとその家族の空気にふれることで、両親も兄弟もいなかった彼が何かを得、
その結果、現在につながっているのは、納得でありました。
高校の頃と現在とで、彼の性格が違っているのは、おそらく東雲さんの影響なのでしょうね。
そうした違いを感じられるのも、面白かったです。
コミックス2巻は、6月27日発売ということで、そちら共々、今後も楽しみです!
【6月27日、コミックス1巻・発売!】
●アンネッタの散歩道 (清瀬赤目 先生)
妖精と少女との文通、そして旅・・・
妖精メイヴは、文通相手である人間の少女アンネッタに会うため、
幼なじみのモリーに、レプラホーンのディンクを加え、都ダブリンをめざすことに・・・
さまざまな不思議と出会いながら、その道中が描かれる4コマ物語です。
今回は、雨が降る中、足止めを食らうメイヴたち。
はじめ、雨の恵みに感謝していたメイヴも、雨漏りがひどくなるや、
雨に文句ばかり言い始めているのが、身勝手で可笑しかった(;´∀`)
そして、業を煮やした彼女は、雨の中、先を急ぐと言い出して・・・
なんてお話でしたけど、妖精3人が雨の中を行く、その様子がコミカルで楽しかった!
メイヴの無鉄砲さはもちろん、モリーのちゃっかりぶりが愉快(^^;
途中、親切な蛙さんに出会っていたのも、よかったですね~。
そして、雨上がりの空。
ここで、アンネッタが虹を見上げているシーンは、メイヴが雨の恵みを感じているシーンと、
表情が重なっていて、雨も晴れも、どちらも素敵なものなのだと感じさせてくれます。
アイルランドを舞台にした、妖精と少女の文通による交流、そして旅。
幻想的でありながら、土や草の匂いが感じられる確固たる世界観。
そして、少女たちの想いと、言葉の美しさなど、
そうしたものが、とても魅力的に描かれる4コマ作品。
ついに、コミックス1巻が、6月27日発売とのこと。
ワタシ的期待作でもありますし、もちろん、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●私たちは変じゃない! (衣子 先生)
変な少女たちのお話。
朝から妙な恰好で登校しようとしている少女・輝さん。
そんな彼女と一緒のクラスにならずによかったと思っている薫さん。
2人の友人・ともえさんと、それぞれ変わった少女たちが面白い4コマ作品です。
輝さんは何かと元気で、自分で考えた設定をもとに行動する変わった少女。
薫さんは真面目だけど、考え過ぎておかしな言動が目立つ少女。
ともえさんは優しいけれど、がまんするのが大好きな「へんたい」少女。
といった風に、個性豊か=変わった少女たちのやりとりが楽しいですね(^^;
また、輝さんのクラスには、まもさんという少女もいて、
まだどのようなタイプなのかわからない(今の所まともそう?)のですが、
クラスに溶け込めないものの、輝さんと仲良くなれそうなところが、今後を期待させますね。
3回連続ゲストとのことで、次回も楽しみです!
【新連載!】
●箱庭ひなたぼっこ (ちろり 先生)
植物好きな少女が入る部活は・・・?
鈴谷日陽さんは植物が大好きで、野草を眺めながらポエムを作ったりしています。
植物に話しかけたり、まわりから見ると、ちょっと変わった少女。
そんな彼女が、部活を決めることになりますが・・・
といったお話。
花に詳しい長髪美人・千堂ゆかりさんに、
昆虫大好きな少女・一之瀬蘭さん、
植物同好会の会長・橘翠子さんと出会い、同好会へ加わることに。
ここから、植物を中心にした少女たちの物語が始まります。
何やら家元の家元の娘らしいゆかりさんに、
植物に集まってくる昆虫目当ての蘭さん、
おっとりしてるけど、ぼっちだった翠子さん。
彼女たちが、どのように植物同好会を楽しんでゆくのか・・・
ちろり先生の作品が、ついに連載スタートとのことで、今後が楽しみです!