ヤングキングアワーズ 2016年2月号より
今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら
今月号には、アニメ版のメインキャストが紹介されています。
島津豊久、織田信長、那須与一の3人ですが、納得の声優陣。
また、シリーズ構成・脚本の倉田英之氏インタビューも掲載されてます。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●ドリフターズ (平野耕太 先生)
廃城のミルズくん。
豊久軍の物資を担う一大拠点となっている廃城にて、
物資流通・武具馬具調達・火薬増産のために、働いている様子。
ここでエルフから、製造は各地で行う方が効率的ではないかと尋ねられますが、
それに対して、火薬の取り扱いが難しいと答えています。
そして、その火薬にかかわるエルフ族に、大きな信頼を寄せていると
感じさせるようなことを述べていて、それが自然な言葉だったことから、
エルフさんも「ニッ」と満足そうに笑みを浮かべていたのが、印象的でした。
あのドーテーくんが、名前で呼ばれるくらいにエルフから信用されているのも、
ミルズくん自身の人柄が大きく影響しているのでしょうね。
まあ、女性陣からは人間族というので、当たりがキツイようですけど(^^;
後方基地=廃城。
もはや豊久軍団の要ともいえる廃城で、重要な立場に置かれているミルズくん。
すべて信長さんの丸投げが原因なわけですが、ここまでの信用を得ているのも、
すべてはドーテーゆえなのでしょうね(ぇ
ミルズくんにとって、自分になんでも任せてくる信長さんは、「こわい」存在。
また、総大将たる豊久に至っては、何を考えているかわからなくて「超こわい」と、
そりゃそうですよね、といった視点が面白かった!
しかしこうなると、前回、豊久=劉邦、信長=張良というイメージがありましたが、
ミルズ=蕭何ということになりますよね・・・ かなり重要なポジションですぜ。
そんな彼、童貞軍団を率いる立場になりそうですけど(´▽`;)
廃城の謎。
物資の一大集積地となった廃城は、手狭となったため、
その周囲を調査することになったものの・・・?
どうも廃城の範囲は、現在認識されるものよりも広く、大きなものらしく、
さらに、数百年前に大戦があって、そこで使われたらしいという話。
そして、その大戦に、もしかするとあの人々が関わっていたかもしれない
と感じさせるラストの碑銘に、たぎるものを覚えちゃいましたよ!
戦国時代、信長の躍進には、もちろん信長自身の才覚が大きかったとはいえ、
父・信秀の築いていた地盤が、貢献していたともいわれます。
なので、そうした“引き継がれるもの”が、こちらの世界でも役立つのかも?
なんて考えますと、ちょっとワクワクしちゃいますね。
ミルズくん、有能。
廃城の規模が、実際はかなり大きなものと知ったミルズくんは、
その修復作業を始めようと言い出します。
エルフたちは、そこまでやる必要があるのか疑問を持っているようですが、
ミルズくんは「念のため」と述べて、やる気満々。
この「出来る事は何でもやっておいた方がいい」という考え方、大事ですね。
備えあれば憂いなしと言いますし、戦場であればなおさらかと・・・
そして、そのことがおそらくは、豊久軍にとって大きな力になるのだと思われ、
いつか役に立つときが楽しみになるというものです。
それにしても、その数百年前の大戦、そこで碑銘の彼らが戦ったとするならば、
やはり紫氏による采配なのでしょうかね?
その頃から、この“ゲーム”は続いているということなのか、
だとすれば廃城は、まさに未来のための布石になるものなのか・・・
様々に気になりつつ、今後も楽しみです!