五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2012年11月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2013年1月号

 Manga_time_sp_2013_01

 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙は『恋愛ラボ』

 アニメ化決定で踊るリコ&マキ。 楽しみで~す!!

 

 

 今月の「ギリシャ神話の人物が面白いで賞」は、『アテナの初恋』より、オリンポスの神々!

 Manga_time_sp_2013_01_p166

 再びゲスト登場な本作品ですが、今回はヴィーナスさんのストーカー探しの巻。

 その過程で出会う、彼女の元カレさんたちが、ギリシャ神話でおなじみの方々で面白い!

 まあ神じゃない人もいますが、というか、ピグマリオンて元カレなのか・・・

 元ネタとなった神や人物の物語を思い浮かべながら読むのも、なかなかオツでありました。

 

 

 

【連載開始!】

●銀河系女子高生ありすちゃん

 (原作:サカザキ 先生/作画:はなこ 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p079 Manga_time_sp_2013_01_p080

 不思議ちゃんかホンモノか? 宇宙から来たという天然少女をえがく4コマ作品。

 ゲストを経ての連載スタート!

 空居ありすさんは、自分を「銀河から来た」だと述べる変な人。

 彼女に興味をもったクラスメイトの男女・増田くんと春菜さん、

 そして、謎の転校生・黒乃ゆせさんと、彼女の隣のミチコさん、そんな人たちの長閑な日々。

 

 今回は、アイスを食べに行くお話。

 ありすさんからは、アイス=惑星に見えてしまうのだからとんでもない(´▽`;)

 「惑星を売買」て・・・ んなムチャな。

 そんなありすさん、増田くん、春菜さんという、いつもの3人組は、基本全員がボケ役。

 なので、無軌道に落ち着きがないけれど、それはそれで味わいある面白さになってます。

 

 アイス屋では、アイスを星に見立てたありすさんの驚きようが楽しかった。

 「地球ください」って可笑しすぎるダロ(^◇^;)

 そこに、ゆせ&ミチコさんも加わってますが、ゆせさんはクールだけど隠れ不思議ちゃんで、

 ミチコさんは不思議系が嫌いなツンデレ(?)さん。 この2人もなかなか楽しい人達です。

 

 3人組はテンション高めでリズムを作り、ゆせ&ミチコがややクールに構えて落ち着かせる。

 でも、皆がそれぞれ面白いキャラクターで、彼女たちのくりひろげる毎日が

 楽しく描かれた作品になっています。

 所々で、銀河や宇宙に関するネタが出てくるのも特徴の1つでしょうか。

 ついに連載スタートということで、今後も楽しみです!

 

 

 

【コミックス11巻、12月7日発売!】

●スーパーメイドちるみさん (師走冬子 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p113 Manga_time_sp_2013_01_p113a

 今回、カラーで登場! ですが、何やら不穏な展開?

 冒頭、街中で佐々木先生にばったり遭遇したちるみさん。

 なぜか逃げ出しますが・・・ と始まりつつ、次々に幸運な出来事が起こります。

 そこで帳尻合わせに不幸が訪れるんじゃないか? なんて話になりますが・・・

 

 しかし今回、何よりも驚いたのは、急展開な物語。

 佐々木先生の彼氏ができたと、ちおりさんから聞かされたり、

 そのお相手もお相手だけど、さらにちおりさんに失恋ムードが漂ったり、

 それでいて最後に妙なフラグが立ちそうだったりと、何なんですコレー!?

 

 いや、佐々木先生の太っ腹だの、ハンバーグの方が大事だの、

 佐々木先生を悪く言ってよいのはちおりさんだけだの、いろいろ面白かったのですが、

 う~む、気になりすぎる流れでありました。 でも、ラブコメチックで楽しいかも?

 そんな感じで、やや不安を覚えつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●レーカン! (瀬田ヒナコ 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p050a Manga_time_sp_2013_01_p050b

 コミックス3巻、12月7日発売! 霊が視えちゃう少女の物語。

 まんがタイムジャンボで連載中!

 霊感体質ではあるものの、幼いころからそうなので、

 幽霊が出ても普段通りにすごしてしまう少女・天海響さん。

 そんな彼女と、周囲の人々、そして霊たちがくりひろげる、ドタバタコメディ4コマです。

 

 今回は、近所の小学生が噂する「黒髪の女」の話。

 いったいどんな恐ろしい存在なのか・・・

 彼女を写真に写すと、必ず霊が写った心霊写真になるというから驚きです!

 ・・・って、それ天海さんやないですかー!!Σ(゜Д゜;)

 

 といった感じで、天海さんの霊感体質が騒動になってしまった展開。

 代返侍やコギャル霊はもちろんでしたが、

 「赤い傘の女」が妖怪くびおいてけになってたのには、大いに笑いましたわ゜(*゜´∀`゜)゜

 さらに、天海さんのイメチェンが中二スタイルすぎて可愛いかったのもグッド(ぇ

 最後は井上さんとのイイ話になりつつも、やっぱり楽しい終わり方でしたし・・・

 

 そんな風に、ハーツフルに笑えてうれしい本作品。

 コミックス3巻が12月7日発売なうえに、瀬田先生のサイン会も予定されています。

 ジャンボでの連載、コミックス共々、今後も楽しみです!

 

 

 

●オトメシュラン (王嶋環 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p107 Manga_time_sp_2013_01_p109

 イケメン?シェフのお店は大繁盛!?

 まんがタイムオリジナルで連載中。

 創作フレンチレストラン「ルボーシェル」のシェフは、イケメンで有名・・・

 ですが、この人、これでも女性なんです!(失礼)

 そんなイケメン女性シェフ・美空瑤さんと、お店の人たちがくりひろげるコメディ4コマ。

 

 女性客に大ウケなヨウさんですが、いろいろと誤解されがち。

 でも中身はとっても乙女というギャップが、面白いし魅力的ですね。

 バイトのエリさんも、イケメンなヨウさんを女性と知りつつ、ときめいていたり、

 ヨウさんのホストっぷり(天然・無自覚)が、突き刺さるように女性のハートを射止めます。

 この本人が天然で無自覚というのも、イヤミなく楽しめる秘訣でしょうかね~。

 

 まあ、それだけに慎太くんに「無駄な努力」を強いてしまったり、

 女性客を落ち込ませてしまったりと、罪な部分もあるのですが(^∇^;

 などなど、そんなヨウさんのキャラクターを中心に、面白おかしく描かれる

 フレンチレストランの日々。 まんがタイムオリジナルで連載中、今後も楽しみです!

 

 

 

●兄妹のスキマ (3.5合 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p157 Manga_time_sp_2013_01_p157b

 兄と、彼を避ける妹さんの物語。

 月間新人賞にも登場していた本作品

 妹・ほのかさんが生まれてから、自分なりに愛情を注いできたはずなのに、

 どうも嫌われているらしいと悩む兄・ナオキくん。 さて、妹さんの方は・・・?

 

 月間賞では単発ネタでしか読めなかったので、

 普通に兄を避けている妹さんかと思っていたのですが、

 どうも照れ隠しというか、それなりに兄に対する愛情を持っているらしい雰囲気ですね。

 態度はつっけんどんで、クールに兄に接している様子が面白おかしく描かれていますけど、

 何だかんだで世話焼いたり(行動がズレてるけど)、

 他の女性が兄にやさしくするのを阻止しようとしたり、

 兄に対する隠れた愛情が見え隠れしているのは、好感触。

 

 昔は可愛かった妹さんを思い出す兄。

 今は兄の愛情に、拒絶反応を起こしている妹さんが可笑しさになっていますが、

 それでも愛情あるっぽいのが複雑な心情を思わせてよろしいですね。

 はたして、そのスキマは埋まるのか・・・?

 これは、つづきに期待したいところでございます!

 

 

 

【最終回!】

●少女カフェ (板倉梓 先生)

 Manga_time_sp_2013_01_p147 Manga_time_sp_2013_01_p149

 父と双子の娘のカフェな日々を描いた4コマ作品も・・・ 最終回!

 最後はなんと、双子が18歳になった未来のお話となりました。

 サンフランシスコに留学中のみおさんに始まり、そこから帰省しての父娘再会、

 そして、姉・つくしさんや、常連の人たちとのいつも通りなアットホーム雰囲気でシメ。

 

 そんな様子が、感慨深くも愛おしいラストとなりました。

 双子が大きくなって、それぞれの道を歩んでいる姿には、

 父親ならずとも「親心」を刺激されるような感覚がありましたね~。

 さらに、父親の独り身を心配するみおさんからは、娘心を感じたりも・・・

 でもここで、父・一郎さんが語った言葉は印象深かった!

 

 再婚することで新たな道を歩む。 それも1つの正解。

 そうせずに、亡くした奥さんを想いながら生き続けることも、また正解。

 人が選ぶ道は様々で、だからこそ面白い。

 一郎さんもまた、素晴らしい日々を生きていますね・・・

 

 また、葉月さんの息子くんも良いキャラクターだったり、楽しいカフェの風景となりました。

 18歳の双子と彼のお話も、読んでみたいものですが・・・ はてさて。

 「恋」をちらつかせつつも、最後はアットホームな雰囲気でシメた本作品。

 それだけに、大きなテーマは「ホーム」だったのだな~、と感じずにはいられません。

 一郎さんの選択といいますか、葉月さんとの関係も、

 そうしたテーマにのっとったものだったのかも?

 

 などなど、まんがタイムラブリーから、こちらへ移籍してきての連載。

 コミックス最終巻は残念ながら発売されずとのことですが、それだけに貴重な最終回。

 そのアットホームさをかみしめつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

②へつづきます。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。