五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2012年02月25日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2012年4月号

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 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙のリコが何だかイイ感じ。 しかし、エノちゃんラーメンって何じゃいな・・・

 そして今月号はゲスト作品多数! なので、連載がスタートしました『カブルモン』は、

 以前ゲスト時に感想書きましたので、割愛させていただきました。

 

 

 今月の「なんだろうね、こっちまで嬉しくなるで賞」は、『ベツ×バラ』より、原田くんの言葉!

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 ああ、こういうこと言ってくれるのは嬉しいモノなんだろうなあ・・・

 と思わせる別所さんの表情。 そんな笑顔を引き出した原田くんのたまき祖父への言葉は、

 読者である私にも不思議と嬉しく感じられるものでした。

 原田くんの男っぷりと誠実さを垣間見れたような、そしてそれが安心感になっているような、

 そうした喜びなんでしょうね。 今回、2人の幸せそうな姿が楽しいお話になっていました。

 

 

 

【目次4コマ作品がスペシャルゲスト!】

●おてんき小春ちゃん (ふくやまけいこ 先生)

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 天候をあやつってしまう謎の少女と、お隣さんの日常。

 大学生になったシオノ岬くんがひとり暮らしを始めたところ、

 隣に「人間界に勉強に来た」という少女・小春ちゃんがやって来て、

 騒がしい日々が始まりました・・・というお話。

 

 小春ちゃんは雨を降らせたり、春の日差しを呼びこんだりと、天候をあやつる謎の少女。

 フェニックスのひよこであるフヨコと一緒に人間界でお勉強・・・とは名目で、

 なんだか遊んでばかりの気も(^^;

 そんな小春ちゃんの天真爛漫な元気っぷりと、彼女の不思議な力に翻弄されるシオノくんの

 姿が面白味になっている本作品。 2010年4月号から目次4コマになっています。

 

 今回は、カゼをひいたシオノくんのお世話?のために、おてんき竜の力を借りて

 「おいしいもの」をつくる小春ちゃん・・・ でしたが、彼女のやることは、むしろ迷惑(´▽`;)

 お天気の力は絶大だし、小春ちゃんは人間界のことに無知だし天然だしで、

 とんでもない結果に終わることが多いですね。

 

 このあたりの「迷惑」をギャグとして楽しめるかどうかが、

 本作品を楽しむための分水嶺になるのかも・・・?

 まあ、そんなことを気にせずとも、小春ちゃんの可愛らしさを堪能するだけでもよし。

 時折みられる美しい風景を楽しむのもよしで、今後も目次4コマ楽しみです!

 

 

 

【コミックス1巻が3月7日発売!】

●おーがちゃん (コンノトヒロ 先生)

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 コミックス発売をひかえた今回、節分ネタで鬼退治!?

 ある日、鬼の子おーがちゃんに出逢ったももえさん。(最初は“みゆきさん”でしたが)

 なんだかんだで一緒に暮らすことになり、騒がしい日々を送っております・・・という作品。

 

 おーがちゃん、鬼の子なのに節分しようともちかけていますが、

 ももえさんは遠慮していたんだとか(^◇^;) イイ人だ~。

 そんなわけで、いぬきさんやジャッキーちゃんも呼び、

 はーちんまで参戦してのカオスな豆まきがくりひろげられることに!

 鬼グループのチートな攻撃に、人間側がタジタジになるという本末転倒な展開が面白い。

 とくに、はーちんがハチャメチャで楽しかったな~。

 

 本作品の魅力は、絵柄が可愛らしいということはもちろんなのですが、

 くり出されるギャグのテンポがよいという点も重要。

 そのテンポゆえに、小気味よく楽しませてくれる4コマ漫画に仕上がっていますね。

 また、「鬼」に関することわざや慣用句をからめたネタが面白かったり、

 人とは異質な「鬼」だけに意表を突いた行動が可笑しかったりと、ギャグの質も好感触。

 

 おーがちゃんをはじめとする、可愛い鬼たちの自由奔放な暴れっぷりが楽しく、

 ももえさんの立派なお胸と良い人っぷりがなごみとなる面白さ。

 コミックス1巻が3月7日発売ということで・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

【スペシャルゲスト!】

●銀河系女子高生ありすちゃん

 (原作:サカザキ 先生  作画:はなこ 先生)

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 転校生は宇宙人・・・!?

 空居ありすさんは、自分を「宇宙から来た」と述べる変な人。

 そんな彼女に興味を持った2人と一緒に、おかしな学生生活が始まります・・・というお話。

 

 普通に見れば美人なありすさんですが、その言動のおかしさで級友たちに引かれてます。

 でも、メガネ男子・増田くんとおさげ女子さんの2人は、むしろ親近感をもって彼女に接近!

 妙にテンション高い2人の様子が、ありすさんへの好意を示していていますね。

 ありすさんもありすさんで、周りの事を気にしない天然っぷり。

 葉っぱやイネに話しかけるズレた感覚が、宇宙人的なのか何なのか(´▽`;)

 

 そんな彼らの言動や、やりとりが面白さになっている作品。

 以前、『放課後エア部』を描かれていたサカザキ先生が原作とのことで、

 どことなく懐かしい4コマのリズムを感じたりもしますね。

 はたして、ありすさんは本当に宇宙から来たのか? それともただの不思議ちゃんなのか?

 ちょっと気になるところではありますので、つづきに期待しております!

 

 

 

●我が家のさおりさん (しまだ 先生)

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 しまだ先生の新作は、ファンタジーギャグ!

 こだまちゃん7歳が見つけたお人形、名前は「さおり」。

 等身大のその人形には、しゃべって動ける機能(?)がついていて、こだまちゃん大喜び!

 そこから始まる不思議な人形の物語。

 

 さおりさんの登場に、父は驚き、母は怒り、兄は傍観という状況。

 ご両親はさおりさんのことをご存じで、何やら過去にいろいろあったんだとか。

 ただ、人形が動いているのは予想外らしく、さおりさんの謎は深まるばかり・・・

 

 といった話が展開する本作品。

 いろいろ謎はありますが、こだまちゃんが“動くお人形”であるさおりさんに喜びなつく姿が、

 物語を楽しく感じられる要素になっていますね。

 こだまちゃんの家族それぞれの個性も面白味・・・ではあるのですが、

 わからないことだらけですので、ぜひともつづきを~!

 

 

 

●雪ん子ゆっきー (ナントカ 先生)

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 ナントカ先生がカムバック登場!

 冬の精霊である「雪ん子」のゆっきーが、とある兄弟と出会い交流を深めるお話・・・

 

 と書いてしまうとイイ話っぽいのですが、そこはさすがナントカ先生ワールドですよ。

 所々で良い感じではあるものの、どことなくシビアだったり、容赦ないギャグがさく裂したり、

 やっぱり面白いな~、この感じ(^◇^;)

 

 雪の中に落ちてる物なら拾ってこれるという能力?を持つゆっきー。

 兄弟のお兄さんの方が埋めていた「思い出」まで拾い出してしまうのだから、とんでもない。

 その「思い出」を軸に展開する、ちょっぴりほろ苦いお話がありつつ、

 そこへのしかかるようなギャグも楽しかったお話でしたね。

 とくにラストのネタ2つ(*゜´∀`゜) ゆっきー、可愛いだけじゃないキャラクターだ!

 

 冬限定の妖精物語。

 ゆっきーのマスコット的可愛さと、ナントカ先生のギャグ・センスに魅惑される本作品。

 これはぜひとも、つづき期待でございます!

 

 

 

【スペシャル新人まんが展】

・お嬢様はお年頃 (岡崎シゲル 先生)

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 スーパーセレブ女子高生

 加賀美絹代さんはお嬢様で、気位高く「オホホ」と高笑い。 そんな彼女のご令嬢な日常。

 高飛車さんではありますが、その裏には可愛らしい女心もあったりと、面白いお人です。

 お供である綿貫くんとの関係も気になる内容。

 キャラクターとしては結構ありがちかと思うので、何かしら+アルファを加えての続編期待!

 

 

②へつづきます。