2016年5月号
表紙は、『のみじょし』!
いつもの3人、ジョッキを持ちながら、楽し気です。
しかし、表紙登場とは、人気のほどがうかがい知れますね。
今月は、かなり忙しくなりそうですので、
しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。
今月の「その気持ちは大切で賞」は、『なごみクラブ』より、由加ちゃん!
カラスに襲われるマネージャーさんの巻。
というわけで、カラスによる被害が割と深刻なお話でしたけど、
そのカラスの巣が撤去されるとのことで、ひと安心・・・
ではあるのですが、そこで由加ちゃんが、カラスのヒナについて
心配していたのが、とても印象的な内容になっていましたね。
カラスによる被害は実際あるため、カラスに同情するのもどうか
といった考え方もあるでしょうし、由加ちゃんの先生がおっしゃっていた
自然の厳しさの話もまた事実であり、大事なことだと思えます。
けれど、由加ちゃんが感じた気持ちそのものは、決して否定すべきではない
と感じますし、むしろその気持ちを忘れないことも、大切なことですよね。
【新章スタート!】
●先生ロックオン!2nd (神堂あらし 先生)
帰って来た年の差カップル!
門倉京子さん(34)は、小学校の教師。
彼女は、元教え子である大和一樹くん(21)歳と、交際関係。
そんな2人のアツアツぶりが面白い4コマ作品ですが・・・
いったん最終回を迎えての再スタート。
相変わらず、京子さんは初々しい反応を見せていて、可愛らしい。
それに対して、一樹くんは押せ押せ姿勢を見せています。
まあ、小学生だった頃から、京子先生に攻めの姿勢で臨んでいた彼。
京子さんの方は、まさか交際に至るとは思っていなかったものの、
一樹くんの方は、思い描いた未来そのものだとか(^^;
また、一樹くんの同級生・室戸くんとまもるさんもお付き合いしていて、
そちらの2人もアツアツだったり、ケンカしたりと、リア充空間が
充満している本作品。
再スタートでも、とくに変わらぬ様子・・・と思いきや、
終盤、これまでとは少し違った方向で話が進みだして、なるほど納得。
この一樹くんの進路にかかわる新要素が、どのように新しい物語を
切り拓いてゆくのかに期待しつつ、再スタート、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●そのアパート、座敷童子付き物件につき・・・ (小夏ゆーた 先生)
タイトル通りなアパートに、1人の男性が引っ越して来て・・・
新人4コマ杯2月期、月間賞作品!
奥さんと離婚した男性・竜太郎さんが、1人暮らしのために借りたアパート。
そこには、謎の幼女がいて、はじめ戸惑う竜太郎さんでしたが・・・
と始まるお話。
はじめ、家にいた幼女を迷い込んできたと考えた竜太郎さん。
そこで追い出すのですが、すぐさま家の中に現れたため、幽霊扱いしてます。
幼女は「座敷童子の沙和」と名乗っているのに(^^;
竜太郎さん、お供えのためにシュークリームを与えていましたが、
それを食べる沙和さんが可愛かったので、良し!(ぇ
そんな風に、離婚したばかりの男性と、座敷童子のやりとりが楽しい作品。
アパートに住む座敷童子にとって、ひっきりなしに住人が入れ替わることは、
寂しいことであり、それが男性の離婚話と重なるあたり、納得感ありましたね。
全体的に、よどみなく安定して楽しめる4コマ作品でしたし、
何より沙和さんが可愛かったので、ぜひとも、つづきに期待です!
【4月21日、コミックス発売!】
●ぼのちゃん (いがらしみきお 先生)
ぼのの赤ちゃん時代を描くお話。
ぼのは、まだ立って歩くことがきでない様子。
おとうさんは歩く練習をさせようとしてますが、ハイハイ状態で一苦労。
一緒にハイハイしちゃうおとうさんが愉快です(^^;
そこをクズリさんに見られて、少し恥ずかしそうなおとうさん、可愛い。
そして、クズリくんも生まれたばかりの姿で登場。
クズリくんを抱かせてもらったり、ぼのに乗っけたりと面白かった。
さらに、シマリスくんも出てきてましたが、謎の言葉「んもいも~」を
唱えるばかりで、おとうさんもクズリさんも何のことかわからない・・・
なんて様子が、面白おかしく繰り広げられておりました。
「んもいも」とは一体なんなのか? 気になりつつも、
ぼののマイペースぶりが可笑しかったり(´▽`;)
アライグマくんまで来て、ついに「んもいも」の謎が解けた・・・
ようなそうでもないような? 何とも楽しいお話でした。
『ぼのぼの』は、アニメ放映中ですが、
この子供時代のぼのたちを描いた『ぼのちゃん』は、
コミックスが、4月21日発売とのことで、ますます今後も楽しみです!
【その他】
●のみじょし (迂闊 先生)
4月ということで、新人歓迎会!
絶好の飲み機会ではありますが、道子さんは己の新人時代を思い出し、
フラッシュバックが起きていたり、新人さんが幹事を任された際の
アドバイザー扱いされたりと、なかなか面白いことに(^^;
そして、飲めない新人さんにも、きちんとしたアドバイスをしていて、
これぞ飲みを愛する人間のカガミといった趣が、楽しかったですね~。
大事なことですぞよ。
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
街中で、なつみ姉と出会うあつみさんと沙夜さん。
2人におごってあげると言うなつみ姉ですが、子供におごらせているようで
気が引けている沙夜さんに笑゜(*゜´∀`゜)゜ まあ、仕方ない・・・かな。
大人の女性を気取るなつみ姉でしたけど、沙夜さんには子ども扱いされるし(^^;
逆に、沙夜さんはあつし君に合わせようと、見た目を可愛くしてましたが、
いや、これはこれで悪くないんじゃないですかね? 可愛かったですよ。
●橋本さんのガラパゴス世界 (藤真タケシ 先生)
だいぶ間が空きましたが、再登場ゲスト!
友達いなくても平然とすごす女子高生・橋本さんのお話。
彼女がひとり思案にふける内容が、興味深く面白い作品ですね。
『私はすでに反省している』も良い作品でしたけど、こちらの作品が再登場。
今回は、他人の自意識を気にして、あれこれ考える橋本さんが面白かったり、
友達になりたがっている谷川さんとの会話が、あれこれ食い違いを見せたり、
そうした様子が、味のある内容でありました。 自意識の扱いは難しい。
●エデンの東北 (深谷かほる 先生)
瀬谷くんの母上が、おめでた・・・?
瀬谷くんの母上のお腹がふくらんできて、妊婦服を着たりしているとか。
その話を聞いて、織田くんは「おめでとう」と述べますが、瀬谷くんは
親がまだそんなことをしていたとショックを受けている様子(^^;
まあ、気持ちはわからなくもないですが、それ以上に、五本松さんの語る
高齢出産の危険性は、深刻な問題で、さすがに瀬谷くんも不安がっています。
そこで、さっそく母上を病院へ連れてゆきますが・・・
なんて話でしたけど、いいオチついてて大笑゜(*゜´∀`゜)゜
しかし、母親の妊娠や、高齢出産といったテーマは興味深いものでしたね。
ラストは寂しい空気になるかと思いきや、織田&五本松のおかげで、楽しかった!
●幼なじみリレイション (安西理晃 先生)
相変わらず、周囲から誤解されまくりの紘くんでしたが・・・
1人の少女につきまとわれ、ちょっとした騒ぎに。
それを知った未来さんは、気が気でないものの、口を出すわけにもいかず、
さらに、とんでもないことを少女が言い出して、衝撃の展開に!
なんてお話だったわけですが、紘くんを誤解しない少女の登場は、
未来さんにとっては一大事へとつながりそうで、一体どうなってしまうのか。
面白くなってまいりましたよ!