五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想

2017年11月15日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2017年12月号

 

 表紙は、ピンポン部長代理さん!
 「はずんで爆笑ラリー!!」の言葉がリズム感あるイメージです。
 他、まりあさん、あみかさん、遥さんも、ピンポン!

 

 

 今月の「趣味の温度差で賞」は、『はこいり良品』

 

 人によって、趣味への熱意は異なるもので・・・

 今回、マキさんの所属する読書部の部長さんがやって来ましたが、
 しおりさんと龍之介くんの趣味友ぶりを、とても羨ましがっています。

 というのも、マキさんのように籍を置いているだけのような部員が多く、
 ブックトークや書評バトルしたい部長さんには物足りなくて、もどかしいとか。

 熱心にやりたい人、ゆるくしたい人、それぞれの立場は理解できますね。
 どこに行っても温度差は存在するなんて話も出て、部長さんは絶望してますが、
 それでも、しおりさんの勧めで活動の場を広げていたのは、良い傾向でした。

 おかげで、同じように熱心な人にも出会えたようですし、活動の場を広げる
 ということが大事なのだと感じさせられます。

 

 

【コミックス8巻、発売中!】

●大家さんは思春期! (水瀬るるう 先生)

  

 チエちゃん不在のアパートでは・・・

 レイコさんがチエちゃんのいないことに落ち込み過ぎて、男性陣が困惑中。
 合宿中にチエちゃんが男子と恋に落ちてしまったら、なんて気にしているのも面白い。

 けれど、チエちゃんが恋バナすることを想像できない男性陣。
 確かにチエちゃんの場合、恋愛にうつつをぬかすイメージがないですね(^^;

 とはいえ、何があるかわからないと考えるレイコさん。
 チエちゃんが、どこの馬の骨とも知れない男子に惑わされたら、と不安になるあたり、
 まるで父親視点な所が愉快でありました。

 そんなレイコさんをなだめる男性陣が面白おかしく、また、それぞれの初恋話も出て、
 なかなか興味深かったり・・・前田さんは幼稚園の先生か~。

 しかし、チエちゃんの初恋ってどんな感じなのか・・・
 想像通り、可愛らしく戸惑う姿が見れるのでしょうかね?
 なんて期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●北斎のむすめ。 (松阪 先生)

  

 特別編で出張ゲスト!

 「まんがタイムオリジナル」にて連載中の本作品。
 今回は、お栄さんではなく、褐色少女が主役になって物語を引っ張ります。

 褐色少女のタカさん、おばあちゃんと2人暮らし。
 やんちゃで元気、そんな様子が愉快に描かれつつ、微笑ましかったり。
 やさしく良いおばあちゃんで、少女にとっては大きな存在だったようですね。

 しかし老齢なだけあって、先に逝ってしまうのは当然・・・ですが、
 残された少女の境遇を思うと、何とも言えない気分になってしまいます。

 その後、説明はされませんでしたが、吉原に売られたと察せられる場面が、
 当時の子供の生活を考えさせられて、切なくなってしまいましたよ。

 おばあちゃんの傷だらけの手を思い出し、それを心の支えに生きてきた少女。
 彼女のけなげさと強さに心打たれながら、彼女の正体が明かされる終盤に、
 しみじみしてしまいました。

 最後の最後にお栄さんが出てきて、いつも通りの安心感。
 それがタカさんにとっても安らぎであるのだと感じつつ・・・今後も注目です!

 

 

●ウレ漫とガケ漫 (綾野綾乃 先生)

  

 売れっ子女子高生と崖っぷち中年、漫画家2人のお話。

 【主な登場人物】
 ・白井聡司朗  : ベテラン漫画家ですが、崖っぷち?
 ・神木茜    : 現役女子高生の売れっ子漫画家。
 ・新井     : 白井さんの担当編集。

 担当編集さんに頼まれて、新人作家のヘルプに向かった白井さん。
 しかし、連載中の作家先生なのに、ベテランのアシスタントと誤解され・・・

 と始まるお話。
 担当編集さんが、それぞれ誤解させる情報を流していたようですけど、
 それも白井さんの作風に「新しい風」を入れるための策謀というから面白い。

 要するに、刺激になりそうという理由なわけですが、実際の作業ではダメ出しされ、
 苦労している所が気の毒だったかもですね、ベテランなのに(^^;

 少女漫画というジャンルに不慣れな白井さんが、それでも神木さんの真剣さに
 感化されつつ、挑む姿勢が好感触でありました。

 神木さんも現役女子高生とのことですが、礼儀正しく、落ち着いた雰囲気で、
 ベテランの白井さん相手にも、きちんと応対していたのがよかった。

 などなど、2人の漫画家先生のお話でしたが、白井さんの担当編集・新井くんが
 人の話も聞かずに強引な所が愉快で、おかげで2人の作家先生のつながりも続きそう。
 どのような物語になってゆくのか・・・ 連続ゲストとのことで、期待です!

 

 

【その他】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

 手術したばかりなのに、外出して美術館に行きたい患者・野々宮さん・・・
 北欧から来た美術品が期間限定とのことで、だいぶ焦っていたのが気の毒です。
 ただ、行けないイライラではなく、別のことがもどかしさになっていたのは
 興味深い話で、そんな時こそ心なごむ芸術が必要だと繋がっていたのは面白かった。
 最後、入院費用から前向きな話になっていたのも楽しくて、見事なシメでありました。

 

●まりあ17 (むんこ 先生) 

 花園家の掃除機・ラン太郎の視点で、家の様子が描かれる今回。
 家電たちが会話しているのが愉快でしたけど、ラン太郎が一番後輩なのは、
 家電の新しさから考えると当然ですかね、ラジオが「じいさん」でしたし(^^;
 そして、ラン太郎から見る母娘の風景もコミカルで、生活が感じられました。

 

●瀬戸際女優!白石さん (櫻井リヤ 先生) 

 白石さんと沢谷くん、35歳と18歳コンビで映画をやることに・・・
 教師と生徒の恋愛ということで、大胆なラブシーンもあるとのことですが、
 長い間、恋してない白石さんにはハードルの高い役で、苦悩する様子が面白い。
 そして、演技について沢谷くんと話し合うも、緊張しすぎて挙動が可笑しく、
 ラストは沢谷くんに説教される始末で前途多難(´▽`;) さて、どうなりますか?

 

●さわらせてっ!あみかさん (トフ子 先生)

 シフォン先生のダンスを見に行くあみかさんたち。
 待ち合わせで、早く来たまひろさんよりも、さらに早い沙織さんに笑!4時間前て。
 そして、席に座る際、あみかさんの隣に座れるかもと期待したまひろさんですが、
 ベテラン2人(沙織&かがりさん)に瞬間的に先を越されていたのが愉快でした。
 シフォン先生のダンスも素敵でしたし、色々と楽しかった~。

 

●見晴らし良子さま (きなこ 先生)

 良子さんの師匠はスゴイ・・・
 クリスマスケーキをお得に予約できそうでしたが、そこへ師匠がやって来て、
 さらなるお得情報をもたらしていたのがさすがです。 お店には迷惑でしたが(^^;
 そして、師匠の家にお邪魔する良子さんでしたけど、師匠の息子がクラスメイトで、
 帰宅して良子さんがいることに驚いたのも面白かった! この男子くん、役得かも?

 


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