ヤングキングアワーズ 2013年3月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
見開きトビラ絵がステキすぎる今回、宇佐くんが泣いてる!?
いきなり律さんに向かって、「俺っ・・・好きだったのに・・・」などと涙目で語る宇佐くん。
泣き落とし告白キター・・・?
なんてことはなく、本の中の登場人物といういつものオチ(^^;
まあしかし、律先輩と共通の話題で盛り上がっているのは、楽しそう。
ところがその本が原因で、律さんは厄介なことに巻き込まれている模様。
文化祭、律さんのクラスでは定番のカフェをやるようですが、
そこで前村さんの発案により、執事の格好をしようという話になって、
「中性的」と評判?の律さんに白羽の矢が立ってしまうことに・・・
律さん自身は乗り気じゃないし、前村さんの行動を
以前の出来事での負い目を感じてのことだと考えている様子。
律さんは、前村さんが本の話題を「合わせてくれていた」と思っているんですね~。
これについては宇佐くんの言うとおり、彼女も本を楽しんでいたように見えましたけども。
このあたり、ふたたび律さんと前村さんの関係にスポットが当たりそう?
まあ今回も前村さんの「余計なお世話」が、律さんを困らせてしまう構図ではありますが、
前村さんも、律さんのことをあれこれ気にしてはくれているようですし、
このことが何らかの変化のきっかけになるかもしれませんね。
そして、あのとき傷ついた律さんの心が、良い具合に恢復してくれることを期待したいです。
一方、宇佐くんの方でも何やら動きが・・・
こちらは文化祭の出し物で、売り子を書生にしたら面白いという話になっているようで、
書生カフェでバイト経験のある宇佐くんに、あれこれ頼みごとが持ちかけられます。
田神くんにより、イケニエとして捧げられてしまった彼の運命やいかに!?
それにしても、クラスの女子に律先輩と付き合ってるんじゃないか
と思われていたことで、にやける宇佐くん男の子。 ま、気持ちはわからんでもない(;´∀`)
書生カフェで、林さんも同じ誤解をしていたのには「へ~」な感じではありましたが。
でも彼女、クラスの女子にいじられている宇佐くんを眺めながら、
眉をしかめていたのは、どういった心情からなんでしょうね~。
そして、微妙に心が揺らぎ始める律先輩・・・
宇佐くんが好きそうな本を借りたところで、クラスメイトたちと下校する彼を発見。
彼の方が律さんに気づいて手をふるも、気づいているはずなのに、知らんぷり。
その後、横目で宇佐くんを眺めているシーンですが、
律さんの後ろ姿からは、寂しげな心情がじわじわと伝わって来ますねえ。
おそらく律さんは、宇佐くんと一緒に帰りながら、借りた本を渡したかったのだろうと、
そしてその本について、楽しく話をしたかったのだろうと思うんですよ。
それが、宇佐くんが先に帰ってしまったことで果たせなくなってしまったと。
なおかつ自分は、独りの帰り道になってしまうという切なさが・・・ ねえ。
ここから、2人はすれ違い始めそうな気配。
せっかく最近、親しげになってきたのに。
いやだからこそ、すれ違いの寂しさは極大に、といった感じでしょうか。
さてさて、どうなってしまうのか? 文化祭へ向けて、今後も楽しみです!