五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想①

2013年07月12日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2013年8月号

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 表紙は、海水浴をイメージ。

 つぐみさんたちはもちろん、田中家3姉妹や、しばいぬ子さんも水着。

 ミカちゃんは涼しげなワンピース姿で、柘植先生は着る服を迷っていたり・・・

 また、アニメ3期放映もスタートした『リコーダーとランドセル』も、アニメ絵で登場です。

 

 

 今月の「びーえるで賞」は、『ばつ×いち』より、浅井さん!

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 プールへやって来た由依さんが見つけたのは、何とマスターと浅井さん。

 男2人っきりでプールにいるのを見て、何だかアヤシイと戸惑うことに・・・

 しかも、そこで浅井さん、「一番大事なのは只元(マスター)だから・・・」なんて言っちゃって、

 完全にあっち側の世界になってしまっていたのが、面白かったです(´▽`;) アカン。

 

 

 

【コミックス2巻、ほやほや発売中~!】

●野村24時 (板倉梓 先生)

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 浴衣姿の3姉妹が、なんとも美麗で可愛らしいトビラ。

 そんな今回、お祭りに行くことになった野村さん。

 3姉妹と一緒ということに、「え、オレも?」なんて聞き返しているのが、まだまだですね。

 

 そして、浴衣を見ると、母親を思い出すという野村さん。

 その影響なのか、わりと浴衣萌えらしく、3姉妹の浴衣姿に惑う姿が可愛いおっさん。

 浴衣に対する思い出が、深いゆえの愛着みたいなものがあるのでしょうね~。

 お祭りでは、射的にわたあめなどを楽しみますが、

 いつの間にか3人とはぐれてしまいます。

 

 そこで、“雪さん”に手を引かれて、離れた場所へ連れ出され、

 彼女のアクションに驚かされつつも、まあそんなわけはないよね・・・

 と頭のどこかで考えている自分がいたりして、意外ではなかったのですが、

 彼女の正体には、ちょっと不意打ちをくらってしまいましたね。

 

 夏の夜の不思議な出来事。

 それは、野村さんの生活が大きく変わって、幸せだったからこそ、起きたことなのでしょう。

 心にじんわりしみいるような、そんな気分を味あわせていただきました。

 まあ、最後の占い師さんには笑いましたけど゜(*゜´∀`゜)゜

 などなど、まだまだつづく、野村さんと3姉妹の生活。

 コミックス2巻も発売中ということで、今後も楽しみです!

 

 

 

【最終回!】

●ZUM ZUM ZUM (陸奥A子 先生)

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 コミックスは9月6日発売ですが・・・ 最終回!

 とあるマンションの住人たちを描いてきたオムニバスも、完結。

 最後は、元・デパガのママさんと、その家族のお話でした。

 

 公園デビュー、ママ友さんとの交流、そして息子のこと。

 母親としての生活のあれこれ、とくに子育てというものについての

 ママさんの心情が、おおらかな感覚で語られていました。

 “子育ては恋愛するより面白い”というコピーに共感していたのも、興味深いところです。

 

 それでいて、夫・易之さんとの会話では、息子の話を軸に盛り上がったりと

 夫婦仲もよさげですし、そうしたやりとりに安心感を覚える流れが素敵でしたね~。

 落ち着いた大人の雰囲気。

 このマンションで暮らし続ける家族のお話は、

 未来もここで過ごしてゆくことを感じさせつつ、穏やかなシメとなっていました。

 

 本作品は、マンションの様々な住人たちの姿が、それぞれの物語と共に描かれてきました。

 1つ1つの部屋に、1つ1つの生活があり、1つ1つの物語がある。

 当たり前のことですけどね、そうした点が伝わってくるのが、私としてはよかったですね。

 楽しませていただきました!

 

 

 

【新連載!】

●中年女子画報 (柘植文 先生)

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 柘植先生の新連載は、「40代女子の中年入門」!

 40歳を迎えた柘植先生。

 39まではヤングだったものの、40からは中高年、昔なら初老とおっしゃっております。

 そんな年齢となった先生が、「正しい中高年」になるべく、学んでゆく作品・・・らしいです(^^;

 

 第1回となる今回は、中高年女性誌を購入してみる柘植先生。

 ファッション誌・総合誌など、さまざまに買ってみたようですが、

 内容の方は微妙に違いがあるとか・・・

 とくに、「40代」にこだわりのある雑誌については、面白い分析をしておられましたね。

 

 「40代」という主張が目につき、そこに「女子」という言葉がつくことに注目。

 一方は「女子」に執着する姿勢、もう一方は40代で「女子」は恥ずかしいと

 述べているような特徴があり、そうした違いが40代という立場の葛藤のようなものを

 感じさせてくれました。

 

 50代以降は、落ち着いた誌面になるというのも面白い。

 このあたり、自分が40を迎えた時に、どのような心情になるのか、

 少し真面目に考えちゃったりしましたねえ・・・

 なので、現在40代の方はもちろんのこと、

 若い世代でも、自分の将来を見つめる気分で楽しめそうな作品。

 私もまだ先の事ですけども、そんな感じで期待です!

 

 

②へつづきます。