2013年8月号
表紙は、『僕らはみんな河合荘』より、水中で本読む律先輩!
オイオイ無茶すんな~・・・ って、イメージですよね(^^;
水の表現が涼しさを感じさせて、よい感じです。
『球場ラヴァーズ』は、課題がC評価で、まだまだの日南子さん、「カープのC」が救いかな?
お隣さんはA評価、なおかつ巨人ファンという、日南子さんにとってのライバル感が面白い。
彼女の正体には驚きましたが、だからこそ叱咤をこめた励ましが、あたたかく感じられます。
『ワールドエンブリオ』は、ワスレナグサの脅威が人類を襲う絶望の展開。
大切な“家族”を失ったリクの落胆は大きく、もう抗うことも・・・と思われた矢先、現れた巫女。
彼女のビンタが不意打ちすぎて笑いましたけど、これで希望も見えてきた? 最後も、笑!
『〇ア部!葉桜中学アニマル部』は、コミックス1巻が7月30日に発売!
そんな今回、身体は大きいけれど気が優しく、ゆえに弱い犬・サクラを鍛えようとするお話。
・・・だったのですが、サクラよりも先輩の反応が面白い! サクラは、優しさが魅力ですね。
『それでも町は廻っている』は、歩鳥の妹・ユキコさんのお話。 剣道やってる小学生。
練習試合メンバーを決める勝負で、ズルをしているのが、たくましいというか狡猾というか。
先生もかばう気持ちでフォローしたんでしょうけど、増長させちゃねえ(´▽`;) 将来有望か?
『スピリットサークル -魂環-』は、コミックス2巻が7月30日発売! ですが今回、何か変?
目覚めたフータが、過去生のフロウになってしまった!? 語り口、姿勢がフロウそのもの。
そうした様子が面白おかしかったのですが、想像以上に厄介な状態に・・・ こりゃ怖いぞ。
『リュウマのガゴウ』は、王都に押し寄せる新種の“色皮”の軍団 vs 10蓮隊将!
さすがの活躍を見せる10蓮隊将に、あの恐るべき新種が次々と撃退されてゆくのは痛快。
ただ、難民を巻き添えにしたりと、容赦ない行為が気になります。 “枝なし”って、あいつか。
『カラメルキッチュ遊撃隊』は、中央ユーロにたどり着いたカラン一行。
メルやイラが街に溶け込む中、カランだけは孤立しながら、1人で楽しむ姿がどこか寂しい。
イホージンも共に暮らす街で、それでも「壁」は存在しているか・・・ 次回、クライマックス!
『トランスノイド』は、コミックス1巻が7月30日発売ということで、巻中カラーでの登場!
剣菱の娘・ミチカと、なぜか共にいる睛香とアダムス。 しかし2人の関係も、強固ではない。
彼女が彼を支配下に置くやりとりが面白かったですが、それ以上に、宇宙保安官が最高!
『天にひびき』は、定期公演へ向けた練習で、オケをなめらかに仕上げてゆくひびきさん。
一方、梶原くんも彼女を気にしつつ、自分なりに完成させてゆく姿が、好印象でありました。
その後の久住くんの行動には驚きましたが、波多野さんを置いてけぼりにしてたのは遺憾。
『並木通りアオバ自転車店』は、『アオバ自転車店へようこそ!』4巻、発売中!
5巻も7月29日に発売とのことですが、そんな今回、自転車カップル・モリオ&ナギサの話。
ナギサ父に会うモリオ君でしたが、周囲の心配(?)をよそに、競輪に燃える様子が面白!
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●起動帝国オービタリア (大井昌和 先生)
コミックス1巻、発売中!
人が中に住めるほど巨大なロボットを、操縦することになる少年の物語。
色々ありましたが、ついに巨大ロボ=オービタリア“蒼の終国”が動き始めました。
今はまだ、どこへ向かうか、何をするのかもわからない状態ですが、
そこに暮らす人々は、「管理者」をのぞき、手に入れた平和を謳歌している模様。
アルやグプタも、コクピットでだらしなく寝てしまっており、チチャクに呆れられています。
が、「労働者」の人々の中には、アルが操縦者であることに不満を持つ者もいるようで・・・?
「労働者」の出藍(デュラン)は、リーダー・セナに操縦者になってほしいと思っているらしく、
そのことをセナに勧めていますが、セナ自身はアルを認めているようで、一安心なのかな。
セナの出自や、彼もまたフワフランを知っていることなどに驚かされましたけど、
かなりイイ人っぽいのが好印象。 ただ、出藍はあやしいので、今後の動向が気になる所。
終盤は、セナの助言に従い、オービタリアを動かすアルでしたが、
なんつー使い方をするのかと笑ってしまいましたよ゜(*゜´∀`゜)゜
まあ、「人の生活」と「巨大ロボ」が、1つになっていることの象徴ともいえる使用法ですが。
“蒼の終国”という名前通りに、「国」としても機能している巨大ロボ・オービタリア。
そこに人々が暮らしているという点に、何か意味がありそうですが、はたして?
“白灰の夕国”との邂逅も間近っぽいですし、これからいったい何が起こるのか・・・
コミックス1巻発売中ということで、今後も楽しみです!
●ソレミテ (小野寺浩二 先生 × 石黒正数 先生)
コミックス1巻、発売中! (サイン会情報もあります)
霊を探して、作家先生自らが、あちこちの心霊スポットをさまよう姿を描く、実録マンガ!
・・・なんて書くと、ちょっと怖そうなホラーっぽい作品をイメージするかもしれませんが、
ぶっちゃけギャグが満載で、そのあたりが楽しい内容となっております。
だからといって、霊を探すことにかけては、それなりに真剣。
ゆえに今回は、霊能者さんに助力を得ようということで、
お笑い芸人「パシンペロン」の「はやぶさゆか」さんが、ご登場!
私は存じ上げないのですけども、霊能で有名な方なのですかね?
内容としては、小野寺先生&石黒先生はじめ、スタッフの方々を霊視するというものでした。
「守護霊からのメッセージ」を聞けるとか、正直ホントかよ~? と思ってしまいましたけど、
両先生の思いもよらぬ真実にまで迫っていたのには、うならされました。
はじめ私は「コールドリーディング」とかじゃないの~と考えていましたが、
両先生は「コールドリーディング」ではないと思えるほどだったようで、興味深いですね。
最後、霊感の鍛え方は怖かったですけど、やっぱり笑える楽しさが基本の作品。
小野寺先生の守護霊イメージは、生々しい感じでしたねえ・・・ 20歳化には笑いましたし。
私は霊感とかさっぱりですし、どう判断すればよいかもわかりませんが、話としては面白い。
などなど、霊に関するあれこれが、笑いと共に楽しめる本作品。
コミックス1巻発売中ということで、今後も楽しみです!
●AGEHA (六道神士 先生)
やり直しの世界を描く物語も・・・ 最終回!
だというのに、見開きトビラが、まさかの未完オチとかマジ勘弁!
『男坂』パロディやっちゃったよ~・・・ って、私は未読の作品ですけど、有名ですよね(^^;
コミックス2巻の告知もないですし、本当に打ち切りENDっぽいのが少し残念。
最後は、朱波さんのいない世界。
正確にはすでに死んでしまっている世界で、心記くんが嘆いております。
“創造者”に怒りをぶつける心記くんでしたが、彼女が告げたのは「解放」という一言。
ついに、ルールを打ち破る方法に至っていたという事らしい。
なるほど、たしかに「死んだ」らリセットされる世界で、
「生きてなかった」ことになれば、死ぬことはないわけですからねえ・・・
その後は、心記くんが“死の向こう側”へ行き、
ハッピーENDらしきラストを迎えることになりますが、
“創造者”の存在だけは、消えてしまうことになりました。
朱波さんはどこか世界の中でも、異質な存在であったように思えますし、
マトモに会話できていたのは、心記くんと“創造者”の彼女だけだったと考えると、
何かしら寂しさを感じずにはいられない最後だった気もします。
結局、答えが得られることはありませんでしたが、
“創造者”と、“創られた存在”である人々の物語は、これにておしまい。
も1度読み直してみないとわからんのですが、今はこれだけを感想にさせていただきます。
私は好き作品でしたよ! 2巻出ないの~!? 楽しませていただきましたー!