五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2013年05月27日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2013年7月号

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 表紙は、キャビンアテンダントな山下さん!

 紙ヒコーキに乗っているのが榊機長!? 咲坂さんは自分で飛んでる!

 他にも、小森さん、ちまりさん、らいかさんと並んでおります。

 

 

 今月の「見事なしきりで賞」は、『社外秘!神田さん』より、神田さん!

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 今回、合コンの感じになってほしいと、もちかけられた神田さん。

 はじめ面倒だと断ろうとしましたが、男性側の面子をみて、一転やる気に(´▽`;)

 そこからのしきりが、とてつもなく素晴らしかった!

 てきぱき連絡、相手側に好印象をもたれつつ、予約したお店への根回しも完璧。

 さらには悪目立ちしようとする女性へのけん制までと、見事な合コン幹事っぷり。

 正直、ちょっと勉強にもなりました。 スゴイぞ!神田さん。

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ 先生)

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 榊先生の3連休。

 疲れているのか、あれこれ悩みが尽きない榊先生。

 そこで、休暇をもらってすごす3日間のお話でありました。

 

 1日目は温泉にでも行ったようですが、2日目は【空白】。

 これは疲れているときには、よくある風景だと思いますねえ(;´∀`)

 3日目は、色々と家事や身の回りのことですることがあったようで、

 榊先生の日常スタイルを見ることができたのは面白かったのですが、

 休暇を知らない瀬尾先生からの呼び出しで、病院まで“変装”してゆくことに・・・

 

 けれどそこで、患者さんたちの会話にショックを受けてしまいます。

 ナースとの不倫疑惑(前回の近藤さんとのアレですね)はまだしも、

 「金儲け」のために延命治療やっているという言葉には、相当凹んでしまったようで。

 人工呼吸器をつけたままにすべきか、どうなのか。

 医者としての苦悩を感じさせる榊先生の落ち込みが、そうした問題の困難さを窺わせます。

 そんな話に耳を傾ける景山&瀬尾先生でしたが、榊先生を元気づけるためなのか、

 人数がどんどん増えていっているのは、明るさを感じさせて良かったですね~。

 

 人生の終わりに向き合う医者という立場。

 できるだけ患者さんのニーズに応えることが肝要と考える榊先生からは、

 自分の仕事への矜持だけでなく、人間的な誠実さも感じられて、必ずしも医者が

 「金儲け」のためだけにやっているわけではない、という希望を垣間見れました

 それはお医者先生の世話になる立場からすれば、とても安心できる素敵なことなのですよ。

 

 などなど、榊先生の苦悩を通じて考える、人生の終わりと医者の立場。

 もっと休暇を有意義に使うところを見たかった気もしますが、

 これはこれで、榊先生にとって大事なことだったのでしょうね。

 最後のオチには苦笑してしまいましたけど、だからこそゆるやかに、今後も楽しみです!

 

 

 

●満開!Sister (東屋めめ 先生)

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 イメチェン・カンナさんの巻!?

 武士くんがカンナさんのうなじを見て、目のやり場に困るため、

 髪を伸ばしたほうがいいかもと言ってしまったことから、頑張って髪を伸ばすカンナさん。

 

 食生活や睡眠で髪を伸ばしやすくしたり、

 さくらさんに頭皮マッサージしてもらったりしてますが、

 姉の髪が伸びればメリットがあると考える、さくらさんの腹黒っぷりは、さすが(^◇^;)

 そんなこんなで、カンナさんの髪が一気に伸びた・・・わけではなく、

 ウィッグを使ってイメージチェンジしてますけども、これが想像以上に可愛い上に、

 武士くんが動揺しまくりで面白かった! 髪の長さで、しとやかに見えちゃうのか~彼。

 

 そんな武士くんのカンナさんを意識しまくりな様子に、ニヤニヤしちゃいましたけど、

 次々とウィッグをかえるカンナさんの変幻自在っぷりには驚きましたねえ・・・ 黒髪イイ(ぇ

 武士くんの心臓が止まりそうだった、うなじ見せポニテ・バージョンも捨てがたい。

 ま、中身はいつものカンナさんなので、しとやかとは程遠いんですけどね(´∀`; )

 などなど、イメチェン・カンナさんが素晴らしかった今回。

 武士くんの彼女に対する意識は、どこまで深まるのか気にしつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●おかん (小坂俊史 先生)

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 おかん、パート長になるの巻!?

 巻中カラーで登場の今回、おかんがパート長になって大活躍?

 まあ、パート長になれた理由が、ホントどーしよーもなくて笑いましたけど、

 それでも、まとめ役の立場になったおかん。 正直不安ですが、どうなることやら・・・

 

 のっけから、権限にないコトやろうとするおかんが、さすがというか納得な感じですが、

 パート長になったからといって、仕事に対する情熱が湧き上がるわけでもなし。

 シフト表を眺めながら、さつきさんに仕事を押し付けてるのはアカン(;´∀`)

 さつきさんの友人たちに、仕事を手伝わせていたり、

 内輪ネタで従業員の心をつかんでいたのは、お見事でしたけどね。

 

 などなど、あつかましくも憎めないおかんの存在感が、

 パート長という立場で増量しながら、輝きまくっていた今回のお話。

 彼女のちゃっかり感が、妙な安心を生み出してますよね~。

 それにしてもまさか、おかんが考案した【3000キロカロリー】の新メニューが、

 後々おかん自身の首を絞めることになるとは、思いもよらなかった!

 そんなラスト・オチに笑いつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

●ひよスタ! (松嶋でぇご 先生)

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 ドラマの仕事が入ったものの・・・?

 今回、ドラマの仕事が来ていますが、人数は1名のみ。

 はたして誰がその仕事を受けることになるのか、3人の間に緊張が走ります!

 

 とはいえ、そこは険悪ムードにはならず、

 「ドラマのイメージに一番合う人が役をもらう」という合意のもとで、

 3人それぞれ役のイメージについて語り合う様子が楽しかった!

 ホラー系なら海さん、清楚な乙女系なら陸さん、なぜかエスパー役の空さんと、

 自己申告するイメージが愉快でしたけど、仁くんが戻って来て仕事内容を聞いてみると、

 どうもエキストラだったらしいとわかって肩を落とす3人(^^;

 

 といった感じのお話でしたが、落ち込む3人に仁くんがかけた言葉は、今回の白眉!

 「“端役”っていうの変じゃないか?」

 エキストラといっても、そこにいる人間は、その人生を体現した存在であるということ。

 そのことを認識させる彼の一言が、3人の意識を上向きに引き出していたのは喜ばしい。

 エキストラはエキストラですが、それでも演じる人間は、

 その存在をしっかり表現しなければならないのですから、生半可な気持ちではいけない。

 そのことは演者にとっての大切な自戒であるだけでなく、

 1人1人の人生の貴重さを感じさせてくれるものでもありました。

 

 などなど、ドラマの役をめぐって面白おかしくやりとりしつつ、大切なことを学んだ3人。

 空さんの兄・仁くんへの気づかいが、名演技を生み出していたのをみると、

 彼女の役者としての素質はなかなかのものがありそうですが、はてさて・・・?

 そんな部分に期待しつつ、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。