2013年5月号
表紙は、もちろん『リコーダーとランドセル』から、あつし&あゆみ姉弟!
さらに、最終回を迎えた『うちの姉様』、『たばたちゃん派』と『しばいぬ子さん』、
そしてゲスト3作品が載ってます。
なお、『ベルとふたりで』6巻は3月27日発売、
『ミッソンインパッセボーゥ』1巻は4月6日発売(ゲスト登場)、
『ちぃちゃんのおしながき・繁盛記』5巻は4月17日発売ですが、
今回、感想は割愛しました・・・ 多すぎるので(^^;
今月の「その油断が命とり(脂肪)で賞」は、『園児様のゆーとおりっ』より、ゆき先生!
ちょっと体重が気になるゆき先生。 今回、園児たちにプレッシャーを受けて言い訳ばかり。
そんな様子が面白かったのですが、中には耳に痛いことも(^◇^;)
「言い訳のバリエーション」には反省しきりでありました。 じつは最近、体重が・・・
【最終回! コミックス完結7巻、4月15日発売!】
●うちの姉様 (野広実由 先生)
コミックス7巻が4月15日発売ですが・・・ 最終回!
最後は、留学が決まった姉様と、みんなとのお別れムードなお話に・・・?
荒澤教授や静川さん、堅葉見くんやあさみさん、かおりさん、そして、倫くんとるるさん。
でも、そこは姉様。 しんみりならずに、マイペースな所が面白い(^^;
遠野くんは彼女を追いかける決意をしたようですけども、
今一つ姉様に伝わっていないのが、彼らしいというか彼女らしいというか。
思いっきりツンデレして、飛び出して行ったはいいけれど、
文字通りの「フライング」になってしまったのには、笑った笑った゜(*゜´∀`゜)゜
まあ何だかんだで、暗くならないシメとなったのは、よろしかったのではないでしょうか。
最後も、姉様らしい涼音さんが見られて、安心感。
やはりタイトルの「姉様」にふさわしい、弟・妹とのENDになっていたのも好感でした。
本作品は、優秀な東大生ながらも、奇行が目立つ変人・日高涼音さんと、
その弟・妹をはじめ、周囲の人々との交流が楽しい4コマ作品でありました。
東大は変人ばかりとカン違いしてしまうようなキャラクターが多く登場して、
姉様の奇行を中心にした面白さとなっていましたね。
最後、アミさんが出てこなかったのは残念でしたけど、
堅葉見くんやあさみさんの恋路(妄想から現実へ)が、進展していたのはよかった。
4月15日にコミックス7巻発売ですが、7巻つづくほどの長い間、
本当に、楽しませていただきましたー!
【ゲスト作品】
●たいむトラブル! (みずなともみ 先生)
タイムトラベルを管理するお仕事している人々のお話。
時は20XX年、時間管理局(通称TCO)で働くことになった新人・吉川みらいさん。
そんな彼女と同僚・先輩がくりひろげる、タイムトラベル・コメディ4コマ!
みらいさん、いきなり寝坊したところを、先輩のひなたさんから
「過去に戻ってやり直せばいい」と言われてますが、それは規則違反(^^;
同僚の海さんが原因の寝坊なのに、海さん先に行っちゃうとか薄情だな!
などなど、みらいさんを中心に、ちょっとファジーなひなた先輩と、クールな海さん、
そしてもう1人、頼りがいのありそうな沙夜先輩とのやりとりで展開します。
時間管理局という特殊な職場での仕事内容は、時間旅行に関するトラブルを防止すること。
現在に影響を及ぼすほどの過去改変、その原因究明・解決。
そうしたものに対処する仕事のようですが、みらいさんはじめ、みんなゆるゆるマイペース。
初めての過去旅行も、ちょっとオマヌケ風味で、そんな様子が面白い。
同一人物が出会うとペナルティがある、というのは定番なんですけどね(´▽`;) ないのか。
どのような「タイムとらぶる」が起こり、それに対処するのか・・・
3回連続ゲストとのことで、楽しみです!
●おまもりモモッ太! (濵元隆輔 先生)
超絶アンラッキー少女と、彼女を守りたいモモンガの物語。
富士見アタリさん(13)は、とんでもなく不運な中学生。
でも、たいていの不運は経験済みなためか、へっちゃら~と笑顔でゆるゆる。
そんな彼女と、モモンガくんがくりひろげるアンラッキー・コメディ4コマです!
モモンガが飛んでいるのを見上げていれば、マンホールにすとーんと落ちたり、
生まれてすぐカラスにさらわれたことがあったり、もっと恐ろしいことに巻き込まれたりと、
とにかく不運が付きまとうアタリさんですが、本人は、のほほんとしているのが面白い。
なので、深刻にならずにコメディとして楽しめるようになっていますね。
そして、モモンガくん。
何やら、アタリさんを狙う者たちから、彼女を守ろうとしているようです。
でもアタリさんの不運パワーがすごすぎて、今一つ役に立ちきれない姿がご愛嬌(^∇^;
それでも、いざという時には活躍しているのが頼もしいですけどね。
アタリさんの不運を中心としながらも、その明るさと可愛らしさが空気をやわらげています。
なかなか楽しいコメディ4コマ。 2号連続ゲストとのことで、楽しみです!
●ぼくのことりちゃん (野々原ちき 先生)
小さな少年と大きな少女の、凸凹ラブコメ!?
陵博巳くんと小鳥遊陽菜さんは幼なじみで、小さい頃に「結婚」の約束をした仲。
ところが、10年たっても博巳くんは小さいままで、逆に陽菜さんは大きくなって、差は歴然。
はたして昔の約束は守られるのか? そんな2人の物語。
博巳くんは陽菜さんを「ことりちゃん」と呼び、
陽菜さんは博巳くんを「ひーちゃん」なんて呼んでいて、仲がよさそうですが、
ひーちゃんが背の低さを気にしているため、なかなか素直になれていません。
ことりちゃんの方は何も気にしていない様子ですけど、
彼の方が気にしているという関係で、そのあたりの微妙な感じが面白味になりそうです。
天真爛漫ながらも、考えがまだ幼い陽菜さんを何かとサポートしつつ、
本人無自覚ながらもモテる彼女にやきもきしてしまう、そんな博巳くんの前途は多難。
彼は昔の約束のためにがんばろうとしていますが、さて、陽菜さんの方は・・・?
いろいろ気になりますので、つづきに期待です!
【作家陣リレー企画『アニマル武将でござる』】
●ポッポッポ♪ 兼続くん (ひらふみ 先生)
「人気作家競演 奇想天外歴史四駒 新連載始まり也!!」とのこと。
第1弾は、ひらふみ先生による、直江兼続!
彼の婿入りから、姉さん女房のお舟さんとの生活、そして独眼竜政宗とのエピソード。
盛りだくさんに、兼続の魅力(?)が描かれます。
兼続といったら、「愛」の兜が有名。
姉さん女房の尻に敷かれ、「愛」を押し付けられる姿が哀れ(;;)
実際には、いろんな説があって、現代的な意味での「愛」とは異なるらしいのですが、
そこはそれ、浪漫をもって楽しみたいところですね。
政宗との江戸城でのエピソードは有名ですが、
そこを動物の姿でコメディにしていたのは笑いましたよ゜(*゜´∀`゜)゜
これでは、政宗がおバカじゃないですかー!
兼続さんも大概な性格してますし、じつは結構キツイこともやってる人なんですよね。
それはともかく、作家陣リレー企画ということで、次回はおーはしるい先生が登場。
ひらふみ先生と同じく、歴史好きの方ですからね・・・ 楽しみです!
【最終回!】
●あにメカ (よしむらなつき 先生)
メカな兄と、それをただ1人だけ気にする妹さんの物語も・・・ 最終回!
前回、兄の横顔に違和感を覚えたゆゆ子さん。
今回、そのことを確かめようとしますが・・・ なんてお話でした。
あれこれ兄の「仮面」を取り除こうと試みるも、失敗ばかり。
でも考えてみれば、兄がおかしいと考えているのは、ゆゆ子さんだけ。
そこには、ある理由があったらしく、ついに真相が明かされることに?
「子供の頃は人間に見えていた」 けど、兄が中学生になったとき、
その姿を見てときめいてしまったことから、何やら葛藤が起きて・・・
なんて内容が、なかなか筋が通っていて、面白かったですね。
なぜ、ゆゆ子さんだけがおかしいと感じているのか、そのあたりに納得がいきました。
そして、それは兄のことを特別だと思っているから・・・ というのも。
母と、柘榴さんの会話は、今一つ意味不明でしたけど(´▽`;)
最後は、それぞれの未来が見えるようなシメとなっていましたが、
ゆゆ子さんは兄の選択を認めつつも、からかうように接していて、良い小姑になりそう(^^;
なんだかんだで、ハッピーエンド!
メカな兄と、それを気にする妹を中心に、
メカ兄に興味をもった鏡見さんや、その弟くんなどとのやりとりが楽しかった本作品。
ノリのよさが魅力的でしたね。 よしむら先生の次回作にも期待しつつ・・・
楽しませていただきましたー!
●病んカノ (唐草ミチル 先生)
いわゆるヤンデレな女性と、彼女につきまとわれる青年の物語も・・・ 最終回!
最後は、八重樫くんの一言が原因で、黒須さんが姿を消してから1年後のお話。
はじめは、彼女の異常な行動に怖がってばかりの八重樫くんでしたが、
いつの間にか、そんな彼女が心の中で大きな存在になっていて・・・
追われてばかりの彼が、最後は彼女を追いかけるという展開が、
イイ感じにラブコメ的で、周囲のサポート(?)もあって、盛り上がったのが楽しい!
1年もたちましたからね・・・ すでに結婚していてもおかしくない。
けれど、そこに黒須さんが現れて、なぜ追った相手が八重樫くんだったのか、
その理由がマジメに語られていたのは、なかなかよかった。
なんとなく今までにも、ほのめかされてはいましたけどね。
なんか、1年の間にとんでもないことしでかしていたらしいのは笑いましたが、
男を見せた八重樫くんはカッコよかったですよ!
さらに数年後の未来も、2人の幸せを感じさせてくれるシメとなっていました。
ヤンデレに追われる八重樫くんの恐怖の日々が、読者には面白味となっていましたが、
そこからラブコメの流れに乗ってのハッピーエンド。 楽しませていただきましたー!
次号より、唐草先生の新作が登場のようです。