五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ ヤングキングアワーズ 感想

2013年03月04日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2013年4月号

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 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら

 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 今月の『ドリフターズ』感想はこちら

 

 表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、蒔絵&ハルナ&マヤ&ヨタロー!

 美味しそうなソーダフロートを飲んでいますけど、グラスに「BLUESTEEL」の文字が(^^;

 

 

 『起動帝国オービタリア』は、卒業後が本番と言いますか、物語の本格始動といった風情。

 逃げ出したアルをフワフランが助け、世界のあらましを語り、覚悟を迫る展開が、熱いです。

 オービタリア=軌道国家とありますが、これが起動することで「起動帝国」となるのかな?

 

 『〇ア部!葉桜中学アニマル部』は、真潮先輩のご両親登場! 先輩、動揺してますが・・・

 テストで95点を取ったものの、親に隠したがる先輩。 よほど厳しい親かと心配な七緒くん。

 しかし、その正反対の親バカさんなのは笑ったし、なごみましたね。 良いご家族でしたよ!

 

 『ワールドエンブリオ』は、突然の急展開!? 巫女さんの登場で、状況が一変した模様。

 今までのゲームは全て茶番だったのか? 天音姉が語る真の目的に激昂するリクですが、

 天音姉には何か隠していることがありそうですね。 実はイイ人でした的展開なのかな~。

 

 『球場ラヴァーズ ~私を野球につれてって~』は、コミックス1巻が3月29日に発売ですが、

 さらに月刊ヤングキングでも、5月号より基町さん主役で連載スタート! これ、読みたい!

 今回はドラフトについて、色々知った日南子さんの、野球を好きになってゆく過程が良い!

 

 『スピリットサークル -魂環-』は、「パンツ見てごめんなさい」土下座するフータくん、男の子。

 その後、ゲームでコーコさんと親睦を深め(?)、さらにコーコさんの父を見て、過去生の縁を

 知ったりもしましたが、スパスシフィカやフルトゥナについては気になりますね。 悪い予感。

 

 『トランスノイド』は、Yのメンテナンス中に、博士と会話する剣菱。 ここで色々わかりました。

 娘さんがいたのか・・・ 奥さんについては語りたがりませんでしたが、いずれ出てくるかな?

 そして、剣菱&Yの旅のつづきは、何やらあやしい街でひと騒動。 さて、どうなることやら。

 

 『リュウマのガゴウ』は、はぐれ白皮を退治する「はぐれ殺し」のじい様が登場してましたが、

 彼の活躍以前に、何者かが白皮を倒していたらしく、何が起きているのか不明な状況に。

 そこへ不気味な何かが現れて・・・なんて展開が、めっさ恐ろしかった(((( ;゜д゜))) なにこれ。

 

 『アリョーシャ!』は、ケイティがアリョーシャを救うべく単身潜入。 予想はしてましたけど、

 ここまで完璧に遂行できるとは、さすが。 他の人たちのサポートも大きいのは、心強い。

 ミーチャの秘密も明らかになりつつありますし、ここはケイティに頑張ってほしいところです!

 

 『ソレミテ』は、ついに心霊現象を激写したのか!? と、ゾクゾクするような写真が一枚。

 宮尾岳先生の飛び入り参加や、石黒Pの中二病戦士っぷりなど、めっさ楽しかったですが、

 「コールドスポット」には驚きましたね・・・ネーミングには笑いましたが。 そして、オチィ!!

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

●裸者と裸者 邪悪な許しがたい異端の

 (原作:打海文三 先生/作画:七竈アンノ 先生)

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 コミックス1巻、ほやほや発売中!

 双子を主人公にした新シリーズということでしたが、

 ここにきて、カイトや白川少佐も参加しての、大騒ぎになりそうな展開です。

 

 九竜シティに駐留する常陸軍、孤児大隊・外人大隊。

 それに伴い、双子に協力が求められますが、

 この行動が小野寺中将の思惑から外れているというのは、ちと驚きでしたね。

 反政府連合軍の総意ではなく、白川少佐の独断のもとづく行動である点は意外でした。

 ただこの行動が、「その後」を見据えたものであることも確かで、

 そのために双子たちの協力が必要であり、共闘姿勢をとるというのは、

 必然かつ燃える内容ですね~。

 

 しかし、デモ騒動が起きたり、謀略の臭いが漂ってきたりと、予断を許さぬ状況に。

 それでも動く白川少佐と、巻き込まれ気味に「戦争の一部」になってゆく双子たち。

 混沌とした戦争の中で、どのように物語は進行するのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

 

●それでも町は廻っている (石黒正数 先生)

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 コミックス11巻、ほやほや発売中~!

 そんな今回、ミステリ仕立てに探偵きどりの歩鳥さん。

 吹奏楽部の合宿で起きた不思議な出来事について、推理する内容でありました。

 

 ロッジで怪談話をして盛り上がる吹奏楽部の男女。

 同じロッジで過去に起こった失踪事件の話が盛り上がったのですが、

 その夜、女子が目を覚ますと、男子の部屋から人がいなくなっていた・・・ といったお話。

 ここでは失踪せずに、翌朝、普通に男子がいたから事件にはならなかったものの、

 不思議な話であることに違いはなく、歩鳥が興味をもったという展開。

 

 そこはさすがと言うのか、思案して真相を推理した歩鳥さん。

 自分で「安楽椅子探偵」なんて言って、得意げになっているのはちょっと可愛い(^^;

 私は「刑事型」が好きですけども、「安楽椅子」は余裕と優秀さを感じさせるタイプですね。

 さて、歩鳥の推理は的確だったのか。 一同に推理を披露しようとしますが・・・?

 何だかんだで、静さんがすごかったな(;´∀`)

 そんな感じで、ミステリタッチなお話が、とても面白かった今回。

 コミックス11巻も発売中ということで、今後も楽しみです!

 

 

 

●カラメルキッチュ遊撃隊 (大石まさる 先生)

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 コミックス2巻、ほやほや発売中~!

 そんな今回、暑さの中、買い出しに来ているカランと&メル。

 舞倉町で、あれこれ楽しみますが、どうにも岩井田さんとこのお嬢さんであるメルさんは

 特別扱いされていて、そのことで息苦しい思いをしているようです。

 

 また、イラ母がいたりもしますが、どうにもイラッとさせる達人らしく、

 カランは沸騰寸前だし、温厚なメルさんも苦手らしいで、いろいろ大変。

 カランのいたずらで、ちょっぴり溜飲下げるメルさんが珍しかった(´▽`;)

 そして、とつぜんあられた「G」の大群に連れ去られるカランさん。

 ・・・ではありましたが、当然イホージンの仕業ということで、何やら面白い展開に。

 

 なんてお話でしたけども、

 カランさんの明るさとアイデアが、状況をより良い方向に動かしていたのは、

 なんとも心地よい内容でありました。 スッキリ解決がイイですね。

 コミックス2巻が発売中ということで、今後も楽しみです!

 

 

 

●DICTATOR (宇田整司 先生)

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 スペシャル読み切り! ディッキンソン・シティで起こる大騒動。

 お金をためてクラブデビューを夢見るニーナ。

 彼女の働くレストランにやって来た謎の紳士は、いったい何者なのか・・・?

 

 元はよさそうなのに、やたらとボロボロになった服を着ている紳士・エドガー。

 高慢というか、高貴なオーラをただよわせ、タダ者ではないと思わせながら、

 レストランの主人に一撃で吹っ飛ばされたり、よくわからない御仁です(^^;

 しゃべる仕込み杖を持ち歩き、現代になじまぬ様子の彼がめざすのは、丘の上の屋敷。

 そこでは、金持ちたちの宴がくりひろげられていて、さらに騒動が巻き起こるのですが・・・

 

 なんてお話でしたけど、

 裕福と貧乏というものが、テーマになっていた作品のようですね。

 かつて傲慢さゆえに身を滅ぼした貴族。 貧しきゆえに、そこから救われたい少女。

 さらに、金持ちたちと貧しき者たちのいさかい、怨念などなどが描かれつつ、

 人間ならざる者・エドガーの活躍がエンターテインメントしている物語。

 

 もう少し、痛快さか愛嬌を感じさせる作風だったらよいのではないかな~・・・

 と感じる部分もありますが、宇田先生の読み切りということで、つづきに期待ですね!