五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフ 感想①

2012年03月21日 | ◆4コマ誌⑤ まんがライフ

2012年5月号

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 表紙は、増刊号が3月26日発売の『動物のおしゃべり』ですが、

 ゲスト作品以外では、アニメ放映中の『ポヨポヨ観察日記』

 そして、大人気御礼の表記とともに『お姉ちゃんが来た』が載っています。

 「お姉ちゃん~」がきてますね~。

 

 

 今月の「じつは私も同じで賞」は、『ななこまっしぐら!』より、ズボラな汐路さん!

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 私も「春先のコーディネイト」が苦手です・・・ ってゆーかテキトーにすませます。

 そして、冬の衣装が楽だというのも、まったくもって同感なのです。

 汐路さんの考え方が、自分とそっくりだったことに笑った4コマ目でありました(^^;

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●プアプアLIPS (後藤羽矢子 先生)

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 ついにこの時が・・・ キター!!!

 「いちばん欲しい物」と言われて、ナコさんが選んだものは・・・?

 

 私がこの作品で気にかけていたのは、このまま女性2人の濃い友情で進むのか、

 はたまた愛欲の方向へ行ってしまうのか? ということでした。 (あえて「愛欲」と表現)

 レンさんは初めから同性愛者であることが語られていましたし、

 しだいにナコさんに惹かれてゆくのも自然な流れではあったのですが、

 ではナコさんの方はどうなのだろう? ということは、終始気になっている点でありました。

 

 当初は、同性愛者ではないということで、男性キャラクター・古井くんとの関係なども加え、

 彼女の天然なふるまいが面白おかしく描かれてはきたのですが、

 ここ最近はレンさんのことを「大切」に想う描写が増えていて、

 さてどうなることかと思っていたら、ついにこう来ましたか!・・・と驚き。

 

 ナコさんのレンさんへの「好意」の表現が、

 ロマンチックというよりは生々しさを感じさせるのは、本作品らしいですね。

 下手に浮ついた言葉よりも、よほど実感を伴った「愛」が込められています。

 

 何より、1ページぶち抜きの一枚絵が素晴らしかった!

 「百合」という柔らかなイメージよりも、ガチの同性愛といった感覚で迫ってくる2人の関係。

 ファミリー4コマ誌で、ここまで描くものなんだな~と感服しつつ、

 ここからレンさんの婚約含めて、どう展開するのかがメチャクチャ気になる所。

 もちろん今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●トランス×トランス (Cide 先生)

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 男装アイドル、活動中!

 新藤なつきさんと、相方・すばるさんはアイドル・・・なのですが、

 女性2人組にもかかわらず、カツラや胸つぶしサポーターをつけての男装ユニット!

 そんな男装アイドルコンビの、どん底からのチャレンジが描かれています。

 

 なつきさんは可愛いアイドルに憧れていたものの、長身・胸なしの体型なため、

 男装ユニットに選ばれてしまったというのだから、少しカワイソーかも・・・

 アイドルに選ばれた時の回想とか、すごい嬉しそうなだけに落差が(´▽`;)

 相方すばるさんはオトコらしい性格で、泣き虫ふわふわのなつきさんとは良いコンビ。

 マネージャー・田崎さんのムチャ振りにも、めげずに奮闘する2人の姿は嫌いじゃない!

 

 いかにも「下積み」といった風情な2人の活動が、

 もう後がないという緊張感を伴いつつも、楽しく描かれていたのが好感触。

 さらなる活動風景も見てみたいので、つづき期待です!

 

 

 

●数学女子 (安田まさえ 先生)

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 コミックス3巻が4月7日発売とのことで、MOMOから出張ゲスト!

 数学科の女子たちを描いた面白4コマ作品。

 今回は、「新入生に向けた数学科紹介のビデオ」撮影ということで、グラビアポーズな一同。

 そこへ、後輩まどかちんの容赦ないコメントが突き刺さります(^^;

 

 そんな感じに、まどかちんの素で失礼な撮影とともに、

 数学女子それぞれの「役に立つ数学」が語られる面白い内容でありました。

 統計学が役に立つのは、就職が有利(教授のツテがいっぱい)だからとか、身も蓋もない!

 情報システムの「パズル」はなかなか楽しめましたし、確率論も参考になる気がしました。

 

 でもって、代数ゼミでの「役に立つ数学」の話は、

 学問全体でとらえても、同じことが言えるかもしれない大事なものですよね。

 内山さんが語るか、ラマ君が語るかで、含蓄が違ってしまうのがアレでしたけど(^◇^;)

 

 などなど、本格的な難しい数式ではなく、

 身近なわかりやすい数学ネタで魅せてくれる本作品は、

 数学に興味ない人でも楽しめる・・・かもしれない面白さがあります。

 うーん、しかしもう主要4人は4年生なんですね~。

 卒業をひかえて、これからどうなってゆくのか、そんなところも含めて、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。