2012年4月号
なんといきなり『あかるい夫婦計画』が最終回!(タイムオリジナルでは続行)
さらに、『夫婦な生活』までが最終回ですが、こちらは次号より新シリーズがスタートのこと。
なので、今回は長文割愛の方向で・・・
今月の「面白いキャラクターになっているで賞」は、『孔明のヨメ。』より、蔡夫人!
蔡夫人といえば『三国志(演義)』では、どちらかといえば悪役あつかいの人物ですね。
月英さんもニガテな人ではあるようですが、叔母にあたる方でもあるわけで(^^;
そんな蔡夫人、本作品ではやかまし系のご婦人ではあるものの、月英さんを想う叔母心を
感じさせるいいキャラクターになっていて、そんなところがとても楽しかったですね~。
【コミックス1巻が3月7日発売!】
●はっち・ぽっち (高野うい 先生)
ポチ子さんと相棒・ハチの、動物お世話4コマ!
ポチ子=保地とも子さんは、動物のお世話をする動物大好きペットシッター。
シベリアンハスキーのハチとともに、楽しくお仕事する姿が気持ちの良い作品です。
今回は、店長・乾さんが子犬をもらうお話。
そこで名前を考えたり、おもちゃを買ったり、いろいろと浮かれています(^^;
ふだんは店長としての威厳を保とうとするんですけどね、もう嬉しさいっぱい夢いっぱい。
そんな様子が楽しいお話になっていましたね。
もちろん、子犬やハチなどの動物たちも可愛らしくて、たまりません!
本作品の魅力は、こういった「動物たちの愛らしさ」と、
それを愛でるポチ子さんたち「動物好きの愛情表現」が、
とても朗らかに優しく楽しいという点にあると、私は感じます。
ポチ子さんなんて、カワイイ動物を見ると鼻血吹き出るくらいですから(´▽`;)
そのあたりがコミカルに笑えるポイントでもありますね~。
などなど、動物愛あふれる本作品。
ラストの子犬を受け取った店長の心情も、ゆたかな愛情を感じさせてくれる心地よさ。
ついにコミックス1巻が3月7日発売とのことで、今後もますます楽しみです!
●天国のススメ! (宮成樂 先生)
霊感少年・羽鳥太一くんがかかわる、霊にまつわるエピソードを描く作品。
霊が見えてもよい事ばかりじゃないけれど、何かと世話焼き太一くん。
笑いありの楽しい作品ですが、ハートフルな良い話がくりひろげられる物語でもあります。
今回は、“呪いのひな人形”が持ち込まれます。
といっても、男雛が1体だけ。
どうも対になる女雛がいないことで、タチの悪いお雛様になっているようです。
まあタチが悪い=会った女性すべてにプロポーズする、という程度の悪さですけど(^◇^;)
そこで、お寺の娘・十子さんにお祓いしてもらおうと考える太一くんでしたが、
やはり根が優しすぎる彼は、対になる女雛を探してやろうとする展開に・・・ イイ奴だ。
そんな女好きの男雛と、太一くんのやりとりが楽しかった今回でしたが、
男雛の恋する想いがベースにあるためか、太一くんと十子さんの関係にも
注目してしまうような流れで面白かったですね~。
優しい少年・太一くんの世話焼きが、ハートフルな物語を演出する効果になる本作品は、
笑いと感動の混じり合った絶妙テイスト。 宮成先生ブシがきいた良作です。
コミックス1巻も3月7日発売ということで、今後も楽しみです!
【今月のピックアップ!】
●ギフコン (胡桃ちの 先生)
今回は珍しく、ブチさんが心ここにあらず状態。
何があったのかと思いきや、やっぱり滔子さんがらみでありましたか(^^;
よほどショックだったらしく、大事なイベントが迫っていることにも気づかないほど。
そこで、のんさんが動いて、一緒にお祝いのためのショッピング・・・というお話。
いつもは仕事にクレバーでキレのあるブチさんが、
滔子さんのこととなると子供っぽくなってしまうという楽しさがありますね~。
そんな彼の“お世話”をするのんさんが、いつもと逆の立場になっているのも面白かった!
いや、こんなブチさんが見れるとはね。 「ファクトの剣」とか笑ったわ゜(*゜´∀`゜)゜
しかし、これでブチさんの滔子さんへの想いは、一区切りとなる可能性が高いですよね?
となると、私としてはのんさんとの関係に注目してしまうわけですが・・・はてさて。
今回の2人お出かけ風景も、お似合いなんじゃないの~とか思ってしまったんですが、
そのあたりを気にしつつ、今後も楽しみです!
●腐女子主婦がゆく! (青沼貴子 先生)
めっちゃ面白かったです!今回の「持ち込み」話。
シロートを装い、ついにBL編集部へ持ち込みした青沼先生。
そこで編集の花田さんから没をくらい、BL業界についてレクチャーを受けるのですが、
これがとても興味深く楽しませていただきました。
というか、のっけから「プロの方ですよね?」と気づいているっぽい花田編集がさすが(^^;
この花田さんの口から語られるBL業界あれこれはもちろん、
持ち込み風景そのものの雰囲気も感じられる描かれ方が、とても面白かったですね。
具体的に「何が必要か」「どうすべきか」を語る姿からは
プロフェッショナルな空気を感じますし、最後にやさしい言葉をかけているのも好感です。
BLというと、興味本意でみてしまう傾向があるやもしれませんし、
そこが面白味になっている部分もあるのですが、やはり真剣に取り組んでいる現場を
見せてくれたのは、本作品にとって重要なことだったのではないかな~と思います。
青沼先生のリアクションが笑いを誘うのもよかったですね。
余計な情報はそぎ落とし、必要な描写・セリフだけで進行しているのも読みやすい。
今回読んでいて、青沼先生の力量というものがひしひし伝わってきた気がしますよ。
いや~、面白かった! そんな感じで、今後も楽しみです!
【最終回!】
●あかるい夫婦計画 (井上トモコ 先生)
いきなり最終回・・・!?
冒頭、週末のビールをたのしむご夫婦から始まりましたけど、
いつも通りの生活圏ネタがくりひろげられている・・・ はずだったのですが、
最終回ということだからなのか、最後のとんでもないオチのネタがー!!
今回、影田くんの出番が多めだったのも、すべてはオチのため・・・
というか彼がフビンすぎて言葉がないですよ!・゜・(ノД`)・゜・。
え?これ本当なんですか?? タイオリの方で・・・というわけにはいかないんでしょうか?
そんな彼のフビンさが、申し訳ないけど可笑しさになっていましたが、
今回で「ホーム」連載はシメとのこと!
とはいえ「まんがタイムオリジナル」では続行なので、今後もまだまだ楽しみです!