五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2010年11月19日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2011年1月号

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●こうかふこうか (佐藤両々 先生)

 慶喜さん、式が近くて落ち着かない様子。

 ゆえに、幸花さんを愛でることで癒されています・・・何気に失礼(^^;

 

 彼女の嬉しくて仕方ないといった感情が、あふれんばかりに感じられますね~。

 慶喜さん、ちょっと「ハイ」になってる・・・?

 “寿退社”と“奥さん”に憧れていたと述べる彼女の幸せそうなこと( ´∀`)

 

 しかし今回、失言大王・岩井くんの座を、亀山さんが簒奪しかねない勢いでございました。

 亀山さんって、慶喜さんに対してはストレートに失礼だよね(^_^;)

 それだけ慶喜さんのイメージが、強烈ということなんだろうけども。

 

 

 そして、「欲しい物は欲しいと言わなきゃダメ」を見習うべきか、と悩む幸花さん。

 つーさんのアドバイスが優しいなあ・・・さすがだな~・・・・・・愛しいな~(ぇ

 

 やはり、亀山さんは完全に切り替えて、財前くん狙いのようですね~。

 でもって、つーさん狙いの富山くん。

 そっこー断られてますけど、「クリスマ「断る」の即決リズムが面白い。

 私としては、安心+心地よし!・・・でも、今後どーなるかわからんですからね~、ハァ。

 

 肝心の幸花さんについては、一体どーなることやら?

 作品的には、岩井くんのマイナスイメージをやわらげようとしている雰囲気がありますよね。

 それによって読者からの「(幸花さんとのカップリングに対する)了承」を得ようとしている

 ようにも感じますけど、どうでしょうか?(^o^;) 何にせよ、今後も楽しみです!

 

 

 

●モトリョ。 (幌倉さと 先生)

 コミックス、12月17日発売!・・・だけど、最終回です!!

 皆で集合写真を撮ってますけど、なんとモトリョが帰るための「最後の記念」なんだとか・・・

 

 そんな悲しい報せに嘆く一同。

 ・・・なんて空気だったのに、あっさり転換して和気あいあいになっているし(^∇^;

 まあ、そんな感じが気軽に楽しめる作品であったということでしょうか。

 

 ラストの8コマ漫画なども、「4コマ漫画」という形式を上手に使っていて、私は好きです。

 そして、「読者に語りかける」というカタチが、「最後のあいさつ」になっていて面白い。

 このように8コマ使ったネタでは、2009年11月号のものが、かなり印象に残っています。

 あのネタも、今回同様よかったな~。

 

 本作品は、主人公・モトリョの愛らしさを、ゆったり感覚で楽しむ作品でした。

 マトリョーシカの動く姿が、シンプルながらも可愛らしい絵柄で描かれていて、

 どちらかといえば話よりも、そんな素振りを楽しむ作品だった気がします。

 

 私としては、4コマ誌に1つはこうした作品が欲しいとも思いますので、終了は残念

 ・・・というほどでもないのですけど(ぉぃ)、それでも寂しさは感じてしまいます。

 そんな感じですけども、楽しませていただきました!

 

 

 

●シュレディンガーの妻は元気か (中島沙帆子 先生)

 ちかさん臨月で、最終回ー!!

 案ずるより産むが易し・・・だったのは、修平さんの方でした(^∇^;

 

 初めて娘に対面する父親の言葉が、修平さんらしくて笑ったけども、

 ある意味、子供というものは父にとって「他人」のような存在であることを

 表現していたようにも・・・・・・なんてのは、考え過ぎですね。

 

 「大事に育てよう」とか「幸せだ」とか、親バカっぷりとか「嫁になどやらん」とか、

 表情がほとんど変わらないけど、娘を想う父心がしっかり感じられました(^^;

 

 そして、変わらず「理系」をからめたネタの数々で笑わせてくれました。

 宇宙物理学って、つぶしがきかないんですか・・・ハルトくん、がんばれ!

 

 

 修平さんの場合、「理系」という以上に“ロボット”みたいな対応・言動が面白味。

 そんな彼が、娘が生まれて「幸せ」をかみしめているのは、

 この作品のラストにふさわしいのかもしれませんね。

 「ぼくにだって感情はある」て! ちかさんがそれをわかってないと思ってたの?(^_^;)

 

 本作品は、修平さんの“おかしな”言動と、それに振り回されつつも

 自らも夫を振り回す妻・ちかさんの存在が、ハーモニーとなって

 作品全体の面白さを創りあげていたように思います。

 

 「道理」と「理不尽」の組み合わせ。

 「未知」に対する「理解」での対応。

 そして、夫婦間の「愛情」。

 

 そんな夫婦の面白さが、これで見おさめなんて残念にも程があります!

 正直、本誌でもトップ3に入る大好き作品でありました。

 ・・・姫野さん、どーなったんだろうか。

 

 それでも、3月号から中島先生の新作が始まるとのことで楽しみです

 長い間、楽しませていただきました!

 

 

②へつづきます。