2011年1月号
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●こうかふこうか (佐藤両々 先生)
慶喜さん、式が近くて落ち着かない様子。
ゆえに、幸花さんを愛でることで癒されています・・・何気に失礼(^^;
彼女の嬉しくて仕方ないといった感情が、あふれんばかりに感じられますね~。
慶喜さん、ちょっと「ハイ」になってる・・・?
“寿退社”と“奥さん”に憧れていたと述べる彼女の幸せそうなこと( ´∀`)
しかし今回、失言大王・岩井くんの座を、亀山さんが簒奪しかねない勢いでございました。
亀山さんって、慶喜さんに対してはストレートに失礼だよね(^_^;)
それだけ慶喜さんのイメージが、強烈ということなんだろうけども。
そして、「欲しい物は欲しいと言わなきゃダメ」を見習うべきか、と悩む幸花さん。
つーさんのアドバイスが優しいなあ・・・さすがだな~・・・・・・愛しいな~(ぇ
やはり、亀山さんは完全に切り替えて、財前くん狙いのようですね~。
でもって、つーさん狙いの富山くん。
そっこー断られてますけど、「クリスマ「断る」の即決リズムが面白い。
私としては、安心+心地よし!・・・でも、今後どーなるかわからんですからね~、ハァ。
肝心の幸花さんについては、一体どーなることやら?
作品的には、岩井くんのマイナスイメージをやわらげようとしている雰囲気がありますよね。
それによって読者からの「(幸花さんとのカップリングに対する)了承」を得ようとしている
ようにも感じますけど、どうでしょうか?(^o^;) 何にせよ、今後も楽しみです!
●モトリョ。 (幌倉さと 先生)
コミックス、12月17日発売!・・・だけど、最終回です!!
皆で集合写真を撮ってますけど、なんとモトリョが帰るための「最後の記念」なんだとか・・・
そんな悲しい報せに嘆く一同。
・・・なんて空気だったのに、あっさり転換して和気あいあいになっているし(^∇^;
まあ、そんな感じが気軽に楽しめる作品であったということでしょうか。
ラストの8コマ漫画なども、「4コマ漫画」という形式を上手に使っていて、私は好きです。
そして、「読者に語りかける」というカタチが、「最後のあいさつ」になっていて面白い。
このように8コマ使ったネタでは、2009年11月号のものが、かなり印象に残っています。
あのネタも、今回同様よかったな~。
本作品は、主人公・モトリョの愛らしさを、ゆったり感覚で楽しむ作品でした。
マトリョーシカの動く姿が、シンプルながらも可愛らしい絵柄で描かれていて、
どちらかといえば話よりも、そんな素振りを楽しむ作品だった気がします。
私としては、4コマ誌に1つはこうした作品が欲しいとも思いますので、終了は残念
・・・というほどでもないのですけど(ぉぃ)、それでも寂しさは感じてしまいます。
そんな感じですけども、楽しませていただきました!
●シュレディンガーの妻は元気か (中島沙帆子 先生)
ちかさん臨月で、最終回ー!!
案ずるより産むが易し・・・だったのは、修平さんの方でした(^∇^;
初めて娘に対面する父親の言葉が、修平さんらしくて笑ったけども、
ある意味、子供というものは父にとって「他人」のような存在であることを
表現していたようにも・・・・・・なんてのは、考え過ぎですね。
「大事に育てよう」とか「幸せだ」とか、親バカっぷりとか「嫁になどやらん」とか、
表情がほとんど変わらないけど、娘を想う父心がしっかり感じられました(^^;
そして、変わらず「理系」をからめたネタの数々で笑わせてくれました。
宇宙物理学って、つぶしがきかないんですか・・・ハルトくん、がんばれ!
修平さんの場合、「理系」という以上に“ロボット”みたいな対応・言動が面白味。
そんな彼が、娘が生まれて「幸せ」をかみしめているのは、
この作品のラストにふさわしいのかもしれませんね。
「ぼくにだって感情はある」て! ちかさんがそれをわかってないと思ってたの?(^_^;)
本作品は、修平さんの“おかしな”言動と、それに振り回されつつも
自らも夫を振り回す妻・ちかさんの存在が、ハーモニーとなって
作品全体の面白さを創りあげていたように思います。
「道理」と「理不尽」の組み合わせ。
「未知」に対する「理解」での対応。
そして、夫婦間の「愛情」。
そんな夫婦の面白さが、これで見おさめなんて残念にも程があります!
正直、本誌でもトップ3に入る大好き作品でありました。
・・・姫野さん、どーなったんだろうか。
それでも、3月号から中島先生の新作が始まるとのことで楽しみです
長い間、楽しませていただきました!