五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ この“キャラ”を見よ! 『蒼き鋼のアルペジオ』より「タカオ」さん

2010年11月03日 | ◆マンガ 感想

突発的に新企画「この“キャラ”を見よ!」

私の読んでいるマンガ作品などから、やたらと目についたり、私好みだったりする

「キャラクター」に焦点を当てて何かしら書いてみよう・・・というだけのものです。

 

 

栄えある(?)第1回の“キャラ”は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、タカオさん

Arpeggio02  

← 2巻表紙。 この方がタカオさん。

 編集長サマも、タカオさん押しらしい。

 ソースは「ヤングキング・アワーズ」今月号。

 

 本作品のあらすじなどは、

 1巻プチ感想でご参照ください。

 簡単にいえば、軍艦・潜水艦SFドンパチ。

 なぜか少女のカタチをした艦艇の「精神」が、

 しゃべったり戦ったりするお話。

 主人公は、人間の男性ですけど。

 

 

 

 

・タカオさんについて

 このタカオさん、人類にとっての“敵”である「霧の艦隊」所属、

 重巡洋艦タカオの「メンタルモデル」と呼ばれる意識体なのです。

 

 つまり、彼女はタカオという軍艦そのもの。

 彼女=軍艦タカオ・・・と理解するとわかりやすいのでしょうか。

 単なる擬人化ではなく、彼女の存在そのものが軍艦!

 ちなみに、タカオ(高雄)というのは実在した重巡洋艦です。

 同名の軍艦は他にもありますが、重巡としての高雄は、大戦で活躍したものですね。

Takao003_2

 ↑ 1巻170ページより、主人公たちと戦闘中のタカオ。

 戦艦には火力で劣る重巡洋艦であるものの、主人公たちにとってはじゅうぶん脅威。

 

Takaosan002 ← このように、「超重力砲」と呼ばれる超兵器を用いて、

 主人公たちを苦しめたタカオさん。

 雄々しくてカッコイイです。

 

 彼女の意思が軍艦そのものの意思であるため、

 戦闘も彼女1人の思考によって行われます。

 この艦艇には、兵士は誰もいないのです。

 艦艇のあらゆる部位が、彼女の手足なのか?

 とても便利で、機動性に優れるという利点はありそう。

 

 しかし、主人公たちの潜水艦も「霧の艦隊」のものである

 はずなのに、人間が機器を扱っているんですよね。

 人間を乗せることで、メンタルモデルの負担が減ったり

 するのでしょうかね?

 

 それはともかく、1巻では主人公たちと激戦をくりひろげたタカオさんでしたが、

 その戦闘を経て、ちょっとした変化を遂げることになります。

 

 

・勉強家なうえに可愛らしいタカオさん

 タカオさんは本屋にて、ある書籍を購入します。

Hunetosencho

 ↑ それがコレ。(2巻 127ページ)

 『船と艦長』と題されたこの本は、「ぼくらのもの知りシリーズ」とあることから、

 子供向けの書籍であると推察されます。

 そう、タカオさんは人間社会のことに対して、まったくの無知なのです!

 ゆえに、こんなところから勉強を始めなきゃイカンらしいのです。

 

 彼女は主人公たちとの戦いから「艦長」の重要性を知り、

 そのためこの本を読んで、さらにその想いを深めているところです。

 そして、自分を「上手に操ってくれる艦長」を望み、恋い慕うような気持ちを抱くのでした。

Takaosan006    Takaosan_mousou_2

 ↑ うっとり妄想にひたるタカオさん。(2巻 128ページ)

 自分を思い通りに動かしてくれる「艦長」を彼女は求め、その理想像を妄想しています。

 「君は君自身の事をまだよく知らない」と叱咤されるタカオさん。

 「艦長・・・そんな でも私は・・・!」と落ち込むタカオさん。

 

 しかしこの後、妄想の中の「艦長」は、自分に全てを委ねてくれれば大丈夫みたいなことを

 タカオさんに優しく語りかけるのです。 そしてまどろむタカオさん。

 

 そんな妄想にひたる彼女も可愛いのですが、トドメはこれ。

Takaosan_ghhh_2 ← 妄想のあとの「ぐふふふ」。

 これで私は、タカオさんにホレました(ぇ

 可愛いよ・・・・・ね?

 

 しかし、「自分を乗りこなす艦長(オトコ)」を求めるなんて、

 何だかエロチックな雰囲気の暗喩でもありそうですよね(コラ

 また、2巻表紙をはずすと、さらに可愛らしいタカオさんを拝めますよ。

 

 

 ・・・と、そんな感じでタカオさんの魅力について語ってみましたが、

 あまり伝わらないかもしれないので、ぜひともコミックスを読んで魅了されてください。

 メンタルモデルは、ほかにも主人公たちの潜水艦のイオナや

 「霧の艦隊」戦艦級の少女たちが登場しますので、そちらも必見!

 コンゴウ様に踏まれたいとか、ヤマト嬢にかしずきたいとか、そんな気持ちになれますよ(ぇ

 

 ただ1つ、気になることがあります。

Arpeggio02ura2_2 ← 2巻裏側に描かれた主人公たち・・・の右下。

 この子たちは、主人公たちの潜水艦イ401の

 メンタルモデルであるイオナの分身2号・3号です。

 

 本体(?)よりも小さめな身体で、子供っぽくて

 可愛らしい感じですよね。

 

 

 

 ・・・しかしですよ?

 ということは、タカオさんも分身2号・3号を生み出せるということなのではないでしょうか??

 こんなにも小さくなったタカオさん・・・ぜひ見てみたいなあ。

 Ark Performance 先生、何とかしてくれないでしょうかね(チラっチラっ)

 

 ちなみにArk Performance 先生は、『週刊マンガ日本史』にて「山本五十六」を執筆予定。

 めっさ楽しみですよー!

 

 

 ということで、ちょっと実験的に企画記事を書いてみましたが・・・

 シリーズつづけるかどうかは未定です(ォィ

 今回は、非4コマ漫画からでしたが、もしつづくとしたら、

 やはり4コマ漫画の“キャラ”を中心に紹介することになると思います。

 ・・・どうなるかは、わかりませんけど(^_^;)