端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回)
・『月の蛇 ~水滸伝異聞~』1巻
・『ばもら!』1巻
・『ガキホス』1巻
感想、遅れています。
最近購読した、1巻作品いろいろ・・・
そいえば、『サンクチュアリ』(原作:史村翔〔武論尊〕先生/作画:池上遼一先生)が、
両先生の作品集(?)のような形で刊行されていますね~。
トンデモ政治&武侠マンガですが、かなり熱い作品! ・・・アクが強いけど(^^;
話の内容に触れる部分があります。
『月の蛇 ~水滸伝異聞~』1巻 (中道裕大先生)
[あらすじ]
『水滸伝』の時代を舞台に、蛇矛の使い手・趙飛虎(ちょう ひこ)が戦う!
時は北宋末期。 国政は腐敗し賊があふれる世にあって、梁山泊に集った英雄・豪傑!
彼らこそ『水滸伝』の主役である好漢たちなのだが・・・・・・
[感想]
『水滸伝』をモチーフとしながら、ちょいとひねった内容となっている作品。 ゆえに「異聞」。
主人公・趙飛虎は、“主君”である少女の命により、ある目的を持って行動していますが、
これは従来の『水滸伝』ファンには、「え~?( ̄Д ̄;)」といった感想をもたれる可能性大。
私はけっこう面白いと感じています(^^;) 「強い奴と戦いたい」という動機をもつ趙飛虎の、
清々しくも豪快な戦いっぷりにホレボレ・・・やや地味だけど(´▽`;) (連載開始時の雑感)
『ばもら!』1巻 (長田佳巳先生)
[あらすじ]
近寄りがたい雰囲気の女子高生・釜崎優は、常に孤立しがちでクラスでも浮いた存在。
しかし、クラスメイトになった久米亜沙美との出会いが、彼女の世界を少しずつ変えてゆく。
そして釜崎はフットサル部へ入るのだが・・・。 笑いあり悩みあり、そんな青春物語。
[感想]
釜崎が近寄りがたい雰囲気なのは、本人が乱暴者だったりするので、当然といえば当然。
でも、その実態は「人との付き合い方が極端にヘタ」な女の子。
そして、彼女を“楽しい高校生活”へいざなう久米さんは、美人で社交性抜群!
釜崎は、そんな久米さんに友情を感じつつ劣等感も持ったりと、けっこう複雑な心模様。
楽しさもあれば“痛み”もある高校生活の描き方は、見事な躍動感で私を惹き込みます。
『ガキホス』1巻 (きたがわ翔先生)
[あらすじ]
戸田白斗は20歳になった。 家族の後押しで、彼が目指したのは・・・ホストの世界!!
「夜に生きる仲間たちみんなを幸せにすること、笑顔にすること・・・・・・」(オビ文より)
それが彼の夢。 ただまっすぐに、その道を突っ走るホスト〝ラブ〟の物語。
[感想]
「マゼンタ・ハーレム」と聞くと、同作家先生の作品『C』を思い出してしまうのですが、
実在するホストクラブの名前だとか(^^;) そちらがモデルな「マゼンタ・ハーレム」が舞台。
夜の世界の華やかさ・ドロドロが描かれる中、主人公〝ラブ〟の純心がやや場違い。
「虫唾が走る」とまで言われてしまうのだけど、そのまっすぐすぎる想いが、
周囲の人々に影響を与えてゆく様子は、見ていて楽しいスッキリ感! 太陽がまぶしいぜ!!
『月の蛇 ~水滸伝異聞~』に関しては、そこそこ書きたいことあるので、
また機会がありましたら・・・・・・書けるかなあ(´Д`;)