五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想①

2009年11月11日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2009年12月号

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●おはよ♪ (ともち先生)

 最終回です!

 森くんが引っ越して、1ヶ月。

 でも、交流はつづいているようで(^o^)

 

 美咲ちゃん萌香ちゃん八嶋くんの3人も、いつもどーりに笑顔。

 そして、美咲ちゃんが〝自分の気持ち〟に気付く・・・って、

 今まで自覚なかったんかーいっ!Σ(^∀^;)

 

 しかし、美咲ちゃんにせよ八嶋くんにせよ、照れっぷりが初々しい。

 何というか、小学生っぽい感じがよく出ている描き方。

 こんな男子女子、いたいたー・・・みたいな(^∇^;

 

 

 そんな風に、美咲ちゃん&八嶋くんの関係に「進展」あり?

 で終了だったわけですが・・・私としては寂しい限り。

 

 本作品は、前作『しあわせねっ』でもそうなのですが、

 とても親密で濃密な「家族愛」、もしくはそれに類似した関係性を

 見事に描いていたのではないでしょうか。

 

 その親密さは、いわば“母性”から発生しているように感じます。

 穏やかでたくましい温かさが、作品世界をしっかりと抱き込むような雰囲気。

 だからなのか、読んでいて少し「気恥ずかしい」と、感じてしまうこともしばしば。

 

 それでも、のほほ~んとした空気感や天真爛漫な明るさが、

 その「気恥ずかしさ」さえも楽しませてくれる心地よさ。

 うまく言えないんですけどね・・・そんな雰囲気が独特で、私は好きでした。

 

 

 そして最終回にて、雪乃さんの謎が明らかにー!! 某殿下より若かったのか

 その雪乃さんと明くんの関係は、

 『まんがタイムファミリー』の方で、少しずつ接近中・・・??

 

 こちらでは最終回でしたが、「ファミリー」では続行してくれるのでしょうか。

 いずれにせよ私は、ともち先生作品の雰囲気が好きなもので、

 まだまだ先生の作品を楽しみたいのであります。 2巻、出ないのかなあ・・・

 

 そんなわけで次回作、期待しております!!

 楽しませていただきました!

 

 

 

●みそララ (宮原るり先生)

 要チェックや!

 新生・梨絵さん、要チェックや!!

 2コマぶち抜いて、姿を現した新生・梨絵さん・・・う・つ・く・し・いぃー!!!

 

 さらに、要チェックや!

 頼りになる先輩カジさん、要チェックやでー!!

 美苑さんをフォローする男前カジさん・・・ホレてしまいそう(ぇ

 

 ・・・って、かの名作バスケ漫画をご存じでない方が読むと、

 変な人が「要チェック」連呼しているようにしか見えませんね(^^;)

 ・・・え? 変なのは、いつものこと?? 「(;゜Д゜)(゜Д゜;(゜Д゜;)ナ、ナンダッテー!!」

 

 

 そんな私ですが、今回注目したのは松本さんの他社観察。

 松本さんの眼力に感服するのはもちろんなのですが、

 私としては、作品的な意味合いで面白いものだったな・・・と感じました。

 

 というのも、マース企画以外の会社の雰囲気を描くことで、

 なんというか「リアル」を明示しようとしているのかな・・・と。

 

 マース企画の人々は、和気あいあいで連携抜群。

 “親和性”の高い人にとっては、理想的な仕事環境といえます。

 これは、ある意味「ファンタジー」な“箱庭”的世界。

 そんな会社もあるのでしょうが、ここでは象徴的な意味での「ファンタジー」。

 

 でも、今回ソフトバレー大会に参加している会社のいくつかは、

 そんな「ファンタジー」ばかりでない、「リアル」を感じさせる存在だったりします。

 

 

 本作品における「ファンタジー」と「リアル」のバランス。

 “箱庭”だけではない、“外の世界”の明示。

 そうしたものが垣間見えたような気がして、今回の話は興味深かったですね。

 

 そして、その“箱庭”を創りだしているマース社長への

 「・・・・・・キミは部下に恵まれているよねぇ」という言葉は、

 その“箱庭”の存在の肯定(理由づけ)になっているように感じました。

 

 そう、マース社長って、たぶんスゴイ人なんですよ!

 ・・・って、自分で言ってて、確信が持てない言葉だなあ(ぉぃ

 

 

 松本さんのとこも、なかなかよい感じの会社っぽい。

 そう、「リアル」であっても、悪い意味ばかりではないのですね。

 〝松本の心〟とか〝最後の花道〟とか、細かいとこで笑わせてくるな~(^∇^;

 

 ・・・なんて、まとまりがない内容ですけど、そんな風に感じたお話でした。

 

 そして、肝心のソフトバレーについて、

 何ひとつ言及していないことに、たった今気付きつつ・・・

 今後も楽しみであります!

 

 

へつづきます。